ブルーバックス『死因不明社会』の改訂増補版、
著者が Ai(オートプシー・イメージング、
狭義では死亡時画像診断、広義で死亡時画像病理診断)を提唱し、
それが社会にどう浸透していったかが詳述されています。
同著者の『ジェネラル・ルージュの凱旋』で
姫宮が Ai の実施を提唱し、
速水が「ああ、死後CTのことか」と言ったのに対し、
姫宮が「素人さんはごっちゃにしてしまいますが」
などと言っていて、長らくその違いが分からずにいましたが、
ようやくなんとなく理解できた気がします。
前半は白鳥と別宮葉子の掛け合いで
一般の人々にも Ai を取り巻く状況が
分かりやすいようになっています。
後半は読みやすさよりもきちんと説明することに重点が置かれ、
頑張らないと読み切れませんが、
Ai が全日本に広がりつつあるのは紛れもない事実。
興味がある方には一読をお勧めします。
Kindle 価格: | ¥814 (税込) |
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死因不明社会2018【電子特典付き】 (講談社文庫) Kindle版
その死因、本当ですか? 日本には「Ai=死亡時画像診断」が必要だ。「ブラックペアン」シリーズの著者、渾身の一冊。解剖率は先進国中最低レベルという日本の状況を変えようと、Ai(死亡時画像診断)の導入を訴える著者が、ブルーバックス『死因不明社会』を刊行してから10年。その後Aiの理解と導入は進んだが、いまだ死因不明社会は解消されていない。その原因とは。文庫化に際しこの10年を振り返る新章を書き下ろし。
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2018/6/14
- ファイルサイズ15693 KB
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商品の説明
著者について
海堂 尊
1961年、千葉県生まれ。千葉大学医学部卒業。千葉大学大学院博士課程修了。『チーム・バチスタの栄光』(2006年/宝島社刊)で、第4回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞しデビュー。宝島社のシリーズは累計1000万部を超える。同シリーズを含め『ジーン・ワルツ』『極北ラプソディ』など映像化作品も多数。作品群は世界観が統一され「桜宮サーガ」とも呼ばれる。現在キューバ革命の英雄チェ・ゲバラの生涯を描く大河小説『ポーラースター』シリーズを執筆中で、最新刊は『玉村警部補の巡礼』。
1961年、千葉県生まれ。千葉大学医学部卒業。千葉大学大学院博士課程修了。『チーム・バチスタの栄光』(2006年/宝島社刊)で、第4回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞しデビュー。宝島社のシリーズは累計1000万部を超える。同シリーズを含め『ジーン・ワルツ』『極北ラプソディ』など映像化作品も多数。作品群は世界観が統一され「桜宮サーガ」とも呼ばれる。現在キューバ革命の英雄チェ・ゲバラの生涯を描く大河小説『ポーラースター』シリーズを執筆中で、最新刊は『玉村警部補の巡礼』。
登録情報
- ASIN : B07K9HT8JB
- 出版社 : 講談社 (2018/6/14)
- 発売日 : 2018/6/14
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 15693 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 356ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 397,571位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1961年千葉県生まれ。医学博士。
第4回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作『チーム・バチスタの栄光』(宝島社)にて2006年デビュー。
著書に『ナイチンゲールの沈黙』『ジェネラル・ルージュの凱旋』『ジェネラル・ルージュの伝説』『イノセント・ゲリラの祝祭』、医師の立場から書いた『トリセツ・カラダ カラダ地図を描こう』(以上宝島社)、『極北クレイマー』(朝日新聞出版)、『マドンナ・ヴェルデ』(新潮社)他、多数。『死因不明社会』(講談社)で、第3回科学ジャーナリスト賞受賞。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年1月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
言いたいことはわかるんだけれども、責任も取らない現場の若手が理想だけで騒いでる。という感じの書き方にも見えて。
著者としては、科学的交渉から含めて、外堀を全部埋めて議論しているつもりなんだろうけど、やっぱり視野が狭い感じは否めないなあ。
こういう人が、大きな組織の責任役職に就くことって、あまりないんですよ。
バランス感覚がないから。
よく言えば、「庶民派」です。
悪く言えば、「いまだにワイドショー基準の議論」という感じです。
著者としては、科学的交渉から含めて、外堀を全部埋めて議論しているつもりなんだろうけど、やっぱり視野が狭い感じは否めないなあ。
こういう人が、大きな組織の責任役職に就くことって、あまりないんですよ。
バランス感覚がないから。
よく言えば、「庶民派」です。
悪く言えば、「いまだにワイドショー基準の議論」という感じです。
2022年5月31日に日本でレビュー済み
死因分析のメリット、その内容に関してはほとんど書いてありません。死因分析はされておらず、解剖による解析を行うはずなのに、行われていない。解剖より優れた方法があるにも関わらず、商業的・組織的な理由で旧来の方法から変わっていない。 というのが大体の結論で、優れた方法主張側の著者の政治的な駆け引きがこの本の主題だ。
その新しい方法は、画像解析で、本書の中では、専門医による目視チェックしか説明されていない。専門医の目視チェックは、処理量が限られており、専門医のスキルに依存する部分が多い。機械学習を使った方法が発展していきており、2010年代後半から機械学習の処理速度は勿論、精度も人間を大きくうわ待っている。この本では、機械学習に関しては何も説明されていない。
その新しい方法は、画像解析で、本書の中では、専門医による目視チェックしか説明されていない。専門医の目視チェックは、処理量が限られており、専門医のスキルに依存する部分が多い。機械学習を使った方法が発展していきており、2010年代後半から機械学習の処理速度は勿論、精度も人間を大きくうわ待っている。この本では、機械学習に関しては何も説明されていない。
2018年8月5日に日本でレビュー済み
海堂尊さんの真の戦い(真の死因究明の方法論AIの利活用)はいまだに続いている。幸か不幸かブルーバックス版の本著は買えませんでしたが、文庫になって10年分のAIをめぐる新章が加えられて、よりその問題点の深刻さを知ることが出来ました。またアンナチュラルの脚本の野木亜紀子さんの対談が大変興味深いものでした。海堂さんが発表した「チームバチスタの栄光」の以降の著作をすべて読んできましたが、実はこの死因究明社会での実録を小説化することによって医療の現場の問題点を提起してきたのだと、いまさらながら知ることが出来ました。AIと解剖のあり方が厚労省と法医学関連の権威者そして警察等関係に大きな考え方の乖離の問題があり、実は海堂さん以外の小説やドラマ等々は法医学による解剖至上主義で認知されるようになっていたのだと知り驚きを感じました。その中でのヒットドラマ「アンナチュラル」(死者は語る・・・その方法は解剖)の脚本の野木さんとの対談はいかなるものであったか。是非読んでいただきたい。ひとつだけネタバレですが、海堂さんはこのドラマは気に入ったそうで、その主題歌を執筆中によく聞いていたそうです。