「花火と漫画とチョコと雨」
作詞はやくしまるえつこ「神様のいうとおり」他でお馴染みのいしわたり惇治、作曲はSMAP「青いイナズマ」でお馴染みの林田健司で、楽曲はファンクです。ファンクとは一言で言うと、全ての楽器を打楽器のように演奏する音楽です。ももクロの「マホロバケーション」やエビ中の「なないろ」もファンクですが、それらとはどう違うのでしょうか。ももクロは身体能力の高さ=リズム感の良さ、エビ中の曲はホーンの鳴り方こそ打楽器的ですが、歌の部分はきれいなメロディが書かれています。と言うわけでこの曲はエビ中よりももクロの方に近い、では、ももクロとは違うはちロケならではの良さはどの辺にあるのでしょうか。以前は下手だと言われた歌も今は決して下手ではありませんし、言葉の情報量が多い歌詞を一気に畳み掛けられるのですからリズム感も良いのです。そこへ付け加えられる魅力は目線の高さが十代後半で、今時の女子高生の恋愛心理を代弁している事でしょう。そこに漂うファンキーさは黒っぽさではなく彼女達の体臭そのものです。