副業という言葉をよく聞くようになりましたが、一部の起業家や先進の大企業の話ではないかと、なかなか現実的に考えられないのは、個人が置かれている環境や個人の考え方、個人のもっている特性がまちまちだからだと思います。モデル就業規則が原則副業容認に変わったばかりのタイミングで、そこを細かく、例えば仕事別にハウツー的に記載したところで、ほとんど説得力もないのが現状です。
この本で最も納得させれたれたのは、”Will ×Can×Environment”をまず最初にしっかりと考えることが必要であるということです。
”Will”が表すやりたい仕事というところは、夢(Want To)と置き換えてもいいと思います。諸外国では”ベーシックインカム”を導入しているところもありますが、最低限の生活保障をする意味は、本当にやりたい仕事(Life Work)に着手できる環境を整えるためでもあるといえます。仕事はやりたい仕事、やりがいのある仕事でなければ続きません。これが収入のために働く(Must)になってしまうと、効率も上がりません。
また企業が年功序列制を廃止し、成果実力主義となっていることと、企業がこれまでのビジネスモデルを維持できなくなり、AIやRPAなどを活用した人員削減や余剰人員の新規事業への投入などを考えると、対応するためには、個人の”Can”=Skillがもっとも重要なFactorとなります。ここも1つの会社、1つの職種で得られた経験だけではどうにもなりません。ここが企業にとっても、個人にとっても副業を容認する最大のメリットとなります。環境面では、 人生100年時代で 60歳定年はさらに延長されるようになり、少子高齢化で労働人口も減る中、シニア職の給与は確実に減りますし、年金も底をつきます。一社で得た単一のノウハウで細々と生き延びるだけでは人生は楽しくありませんし、労働効率も決して上がりません。NPOだって利益は目的ではなくても収入は得られます。趣味でもなんでもいいですが、プロになるには時間はかかりますが、5年もあればある程度の戦力にはなります。今この本をこのタイミング読めば人生のパイロット(水先案内人)になることは間違いありません。すこし学術的な解説が多いところはありますが、何度か読み返して実践に移したいと思います。
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マルチプル・ワーカー 「複業」の時代:働き方の新たな選択肢 (単行本) 単行本 – 2018/6/20
山田 英夫
(著)
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購入オプションとあわせ買い
副業解禁、人手不足経済、人生100年時代、AI(人工知能)……
これからの時代、人と企業はどう変わっていくか――。
ロート製薬、ソフトバンク、サイボウズ、エンファクトリーなど副業を解禁した企業事例や、副業を行っている個人の事例から、副業の条件や課題を浮き彫りにする!
また、副業の有効性を支持する研究や新しい概念を豊富に紹介。
◇「複業」は人生100年時代の“個人の武器"
◇複業を成功させる3つの条件「will×can×environment」
◇企業にとって複業は「現金流出のない人材確保政策」
◇複業を解禁しない企業のリスクは?
◇未来を生き抜く鍵は「多様性と開放性」
……etc.
◎社員の副業解禁を考える管理者・経営者、
副業に関心を持ち始めたビジネスパーソン必読の書!
様々な角度から「副業」をとらえた画期的な1冊!
これからの時代、人と企業はどう変わっていくか――。
ロート製薬、ソフトバンク、サイボウズ、エンファクトリーなど副業を解禁した企業事例や、副業を行っている個人の事例から、副業の条件や課題を浮き彫りにする!
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◇複業を成功させる3つの条件「will×can×environment」
◇企業にとって複業は「現金流出のない人材確保政策」
◇複業を解禁しない企業のリスクは?
◇未来を生き抜く鍵は「多様性と開放性」
……etc.
◎社員の副業解禁を考える管理者・経営者、
副業に関心を持ち始めたビジネスパーソン必読の書!
様々な角度から「副業」をとらえた画期的な1冊!
- 本の長さ208ページ
- 言語日本語
- 出版社三笠書房
- 発売日2018/6/20
- 寸法13 x 1.7 x 18.8 cm
- ISBN-104837927386
- ISBN-13978-4837927389
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商品の説明
著者について
山田英夫(やまだ・ひでお)
早稲田大学ビジネススクール(大学院経営管理研究科)教授
1955年東京都生まれ。慶應義塾大学大学院経営管理研究科修了(MBA)後、(株)三菱総合研究所入社。大企業のコンサルティングに従事。1989年早稲田大学に移籍。現在に至る。専門は競争戦略、ビジネスモデル。学術博士(早大)。
アステラス製薬、NEC、ふくおかフィナンシャルグループ、サントリーホールディングスの社外監査役を歴任。主な著書に『競争しない競争戦略』『異業種に学ぶビジネスモデル』(日本経済新聞出版)、『成功企業に潜む ビジネスモデルのルール』(ダイヤモンド社)などがある。
早稲田大学ビジネススクール(大学院経営管理研究科)教授
1955年東京都生まれ。慶應義塾大学大学院経営管理研究科修了(MBA)後、(株)三菱総合研究所入社。大企業のコンサルティングに従事。1989年早稲田大学に移籍。現在に至る。専門は競争戦略、ビジネスモデル。学術博士(早大)。
アステラス製薬、NEC、ふくおかフィナンシャルグループ、サントリーホールディングスの社外監査役を歴任。主な著書に『競争しない競争戦略』『異業種に学ぶビジネスモデル』(日本経済新聞出版)、『成功企業に潜む ビジネスモデルのルール』(ダイヤモンド社)などがある。
登録情報
- 出版社 : 三笠書房 (2018/6/20)
- 発売日 : 2018/6/20
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 208ページ
- ISBN-10 : 4837927386
- ISBN-13 : 978-4837927389
- 寸法 : 13 x 1.7 x 18.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 608,381位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 516位キャリアデザインの資格・就職
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年6月24日に日本でレビュー済み
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2018年6月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読者は真剣に複業を模索している身の上だが,参考にならなかった。
副業を解禁した大企業の表立った理由や講演や著作を副業にしている人の例など,
何の参考にもならない。読了後,著者の経歴を見て著述に取り込む問題設定の稚拙さに得心した。
副業を解禁した大企業の表立った理由や講演や著作を副業にしている人の例など,
何の参考にもならない。読了後,著者の経歴を見て著述に取り込む問題設定の稚拙さに得心した。
2018年6月28日に日本でレビュー済み
40代半ば、会社員、子供二人。やりたいことを求めて転職するのは、年齢的にも厳しいし、住宅ローンと教育費を抱える中で、転職して給料が下がるのは現実的ではない。そんな自分に、本書は新たな選択肢を示してくれた。
本書は、よくある「副業でこれだけ稼げる」というようなハウツー本と違い、なぜ今、副業なのかという本質的な議論に始まり、副業の実態や、副業に前向きな企業の事例を織り交ぜながら、人生100年時代に必要な(本業のおまけではない)「複業」による所属企業にコントロールされない生き方を提言している。
私の所属企業では副業は禁止であるが、個人そして企業が、副業に前向きに取り組んでいる事実に、考えさせられ、励まされた。転職でもない、起業でもない、「複業」という選択肢には大いに魅力を感じた。かといって、いい面だけを取り上げて、「複業」を推奨している訳では無く、その課題まで踏み込んでいる点は好感が持てる。
本書で紹介されている事例には、もっとリアルな現状がある気がするし、個人や企業への提言はやや抽象的だと感じる。しかしながら、本書のように副業に対して正面から真面目に議論を展開している本は少数なのではないか。本書は、副業に興味がある方のみならず多くの会社員に、働き方を考えるきっかけと「複業」という新たな選択肢を与えてくれるはずである。副業解禁に備え、私も今から準備を進めることとしたい。
本書は、よくある「副業でこれだけ稼げる」というようなハウツー本と違い、なぜ今、副業なのかという本質的な議論に始まり、副業の実態や、副業に前向きな企業の事例を織り交ぜながら、人生100年時代に必要な(本業のおまけではない)「複業」による所属企業にコントロールされない生き方を提言している。
私の所属企業では副業は禁止であるが、個人そして企業が、副業に前向きに取り組んでいる事実に、考えさせられ、励まされた。転職でもない、起業でもない、「複業」という選択肢には大いに魅力を感じた。かといって、いい面だけを取り上げて、「複業」を推奨している訳では無く、その課題まで踏み込んでいる点は好感が持てる。
本書で紹介されている事例には、もっとリアルな現状がある気がするし、個人や企業への提言はやや抽象的だと感じる。しかしながら、本書のように副業に対して正面から真面目に議論を展開している本は少数なのではないか。本書は、副業に興味がある方のみならず多くの会社員に、働き方を考えるきっかけと「複業」という新たな選択肢を与えてくれるはずである。副業解禁に備え、私も今から準備を進めることとしたい。
2018年6月23日に日本でレビュー済み
会社では原則禁止されているものの、以前から密かに副業に興味があり、この本を手に取りました。
本書は、副業をむやみに勧めるのではなく、実際のケースを通してその魅力を紹介しながらも「副業は誰もが出来るものではない」と注意喚起しています。「本人の意思、能力、体力と環境が整わなければ副業は成功しない」という警告にはハッとさせられました。確かに、自分は漠然と副業に憧れを持ってきましたが、現実に目を向ければ、本業での残業が多く、副業に充てる時間も体力も十分には残っていません。副業で輝くには、まずは本業をもっと効率的にこなし、残業を減らすところから始めないと…。そんな現実に気づかせてくれた本書には、とても感謝しています。
敢えて改善点を挙げるとすれば、実際に副業で活躍されている方々のケースがとても面白かったので、もっと多くの例を紹介してもらえるとより良かったなと思います。
本書は、副業をむやみに勧めるのではなく、実際のケースを通してその魅力を紹介しながらも「副業は誰もが出来るものではない」と注意喚起しています。「本人の意思、能力、体力と環境が整わなければ副業は成功しない」という警告にはハッとさせられました。確かに、自分は漠然と副業に憧れを持ってきましたが、現実に目を向ければ、本業での残業が多く、副業に充てる時間も体力も十分には残っていません。副業で輝くには、まずは本業をもっと効率的にこなし、残業を減らすところから始めないと…。そんな現実に気づかせてくれた本書には、とても感謝しています。
敢えて改善点を挙げるとすれば、実際に副業で活躍されている方々のケースがとても面白かったので、もっと多くの例を紹介してもらえるとより良かったなと思います。
2018年6月21日に日本でレビュー済み
今はやりの副業解禁に乗じて慌てて書き上げたかのような印象。副業をやろうとする労働者側の視点ではなく、大部分が副業を解禁した企業側からの視点で書いてある。たまに副業をしている人物の事例紹介があるが、それもスーパーサラリーマンのものであり、一般的な会社員が副業をするためにはどうすればいいのかという視点が本書にはない。副業のメリットについても、収入が増えるとか時間の使い方が上手くなるとかという誰でも思いつくものばかり。「複業」という概念が目新しいのかもしれないが、本書に関しては考察が甘いと言わざるを得ない。
2018年6月24日に日本でレビュー済み
旬なテーマであり、研究途上のテーマと思うが、アカデミックな方による執筆であればと思い、手にしてみた。今後も、ビジネスパーソンがキャリアを考える上で、重大な論点であると感じた。
新卒一括採用と企業内教育だけでは、汎用性に欠ける。時代は雇用の流動化、スキル・価値観の多様性を求めており、ここに大きなギャップが存在している。この差を埋める先行的取組みの一つが、副業なのだと思うが、まだ社会的にも試行錯誤な段階というのが本音ではないだろうか。このあたりにおいて、事例研究のみならず、一歩進んだ示唆を出して頂くこと、そして単なるブームに終わらず、社会に根付かせていくことがアカデミックへの期待であり、そこにはまだ至っていないと感じる。
長期雇用を守ってきた方々からすると、副業は認めがたいことなのかもしれないが、「人生100年時代」をより豊かに過ごす、もしくは多様な価値観の中で成長を促進することは、社会全体の発展につながる。この議論は、社費でMBA留学させると辞めてしまうため、留学制度自体を止めてしまう日本企業に似ている。当該企業を辞めてしまっても、社内では得られない経験を糧に、他のフィールドで活躍するから、社会全体では発展に寄与していると考えられる。理想論ではあるが、日本企業には社だけの視点のみならず、社会全体の視点で考える気概を持って欲しいと感じた。
新卒一括採用と企業内教育だけでは、汎用性に欠ける。時代は雇用の流動化、スキル・価値観の多様性を求めており、ここに大きなギャップが存在している。この差を埋める先行的取組みの一つが、副業なのだと思うが、まだ社会的にも試行錯誤な段階というのが本音ではないだろうか。このあたりにおいて、事例研究のみならず、一歩進んだ示唆を出して頂くこと、そして単なるブームに終わらず、社会に根付かせていくことがアカデミックへの期待であり、そこにはまだ至っていないと感じる。
長期雇用を守ってきた方々からすると、副業は認めがたいことなのかもしれないが、「人生100年時代」をより豊かに過ごす、もしくは多様な価値観の中で成長を促進することは、社会全体の発展につながる。この議論は、社費でMBA留学させると辞めてしまうため、留学制度自体を止めてしまう日本企業に似ている。当該企業を辞めてしまっても、社内では得られない経験を糧に、他のフィールドで活躍するから、社会全体では発展に寄与していると考えられる。理想論ではあるが、日本企業には社だけの視点のみならず、社会全体の視点で考える気概を持って欲しいと感じた。
2018年7月16日に日本でレビュー済み
副業とは何か。よく聞くワードではあるものの、使う主体によって意味が違っているように感じる。そのような曖昧な状態を、整理して理解を促進してくれる一冊。
副業を取り巻く事業・労働環境と、取り組む企業・個人それぞれの価値と課題と。
今後、人生100年時代を見据えると、副業ならぬ複業は大きな要素。ただし、目的意識の弱い取り組みは継続せずに本業にも影響をきたす。副業礼賛に片寄らずその可能性を論じる、多様な観点がバランス織り込まれている。
副業を取り巻く事業・労働環境と、取り組む企業・個人それぞれの価値と課題と。
今後、人生100年時代を見据えると、副業ならぬ複業は大きな要素。ただし、目的意識の弱い取り組みは継続せずに本業にも影響をきたす。副業礼賛に片寄らずその可能性を論じる、多様な観点がバランス織り込まれている。
2018年6月21日に日本でレビュー済み
働き方改革が推進されている中で、多様な働き方を考えてみたい人には是非、オススメ!!本書では「副業」を収入とケイパビリティによる4つ分類に分けて説明している。「副業」はどちらかといえばネガティヴなイメージだったが、人生100年時代を見据え「幅業」や「複業」という選択肢があり、可能性が広がるアクティブなイメージに変わった!!