小泉進次郎の農政改革の話は さておき、従来農家の高齢化が進むなか、企業にせよ 個人にせよ、農業に新たに参入する際のポイントは何かについて、考えさせてくれます。
まず、自然環境の変動に どう対処するか。「工場化」によって ある程度は解決できるでしょうが、コストアップにも つながります。生産自体は専門農家に委託する手も ありますが、天候不順の影響をすべて排除はできないでしょう。
次に、出荷価格の変動に どう対処するか。これは、経常的な販売先を確保することが、一番有効だと思われます。(言うのは簡単ですが)
最後の壁は、市場で売れる品質の物を作るノウハウの取得には、相応の時間がかかることです。5年あるいは10年。それまで我慢できるか。(上場大企業だと、かえって難しいかも)
なお「カイゼン活動」は、多少のコスト削減には なるものの、上記の問題に比べれば、枝葉末節の話でしょう。
むしろ、作物がとれ過ぎた時に、1週間から1カ月くらい、鮮度を保ったまま保存できる技術を開発する方が、役に立つかもしれません。(ニチレイには できなかったのか。p.215)
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農業崩壊 誰が日本の食を救うのか 単行本 – 2018/9/21
吉田 忠則
(著)
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購入オプションとあわせ買い
砂上の飽食ニッポン、「三人に一人が餓死」の明日
三つのキーワードから読み解く「異端の農業再興論」
【小泉進次郎】「負けて勝つ」農政改革の真相
【植物工場3.0】「赤字六割の悪夢」越え、大躍進へ
【異企業参入】「お試し」の苦い教訓と成功の要件
本書は、これまでの農業関係の本では真正面から取り上げられることの少なかった三つにテーマを絞り込んだ。
「小泉進次郎」「植物工場」「企業の農業参入」。これらをめぐり、意見は分かれている。
ある人びとからすれば、小泉は農業改革の旗手であり、植物工場は未来の食料生産を支える希望の技術で、企業は遅れた日本の農業を再建する立役者となる。一方、別の人たちに言わせれば、小泉は農業のことをよく知らず、植物工場と企業参入は失敗だらけ。
収益性の低さにさらされながらも、これまで黙々と農業を続けてきた農家の努力にこそ未来を託すべきだ、となる。
前者の意見は農業を専門としない人たちに多く、後者は農業のことを長年、地道に観察してきた人たちに多い。そのどちらにも正解はないというのが本書の立場だ。
どっちつかずの議論にするのが目的ではない。まずは先入観を排除し、問題を浮かびあがらせる。植物工場と企業参入は失敗例を詳しく伝え、小泉の農政改革に関しては残された課題を詳述した。そのうえで、過小評価されがちな三者の可能性に光を当てた。
農業に関する本としては、本書は「異端」に類するのかもしれない。だが、将来の食料問題を見据え、農業の課題を点検するためには、農業ジャーナリズムもこれまでの境界を越えてテーマを広げるべきだと思っている。
(本書「はじめに」より)
三つのキーワードから読み解く「異端の農業再興論」
【小泉進次郎】「負けて勝つ」農政改革の真相
【植物工場3.0】「赤字六割の悪夢」越え、大躍進へ
【異企業参入】「お試し」の苦い教訓と成功の要件
本書は、これまでの農業関係の本では真正面から取り上げられることの少なかった三つにテーマを絞り込んだ。
「小泉進次郎」「植物工場」「企業の農業参入」。これらをめぐり、意見は分かれている。
ある人びとからすれば、小泉は農業改革の旗手であり、植物工場は未来の食料生産を支える希望の技術で、企業は遅れた日本の農業を再建する立役者となる。一方、別の人たちに言わせれば、小泉は農業のことをよく知らず、植物工場と企業参入は失敗だらけ。
収益性の低さにさらされながらも、これまで黙々と農業を続けてきた農家の努力にこそ未来を託すべきだ、となる。
前者の意見は農業を専門としない人たちに多く、後者は農業のことを長年、地道に観察してきた人たちに多い。そのどちらにも正解はないというのが本書の立場だ。
どっちつかずの議論にするのが目的ではない。まずは先入観を排除し、問題を浮かびあがらせる。植物工場と企業参入は失敗例を詳しく伝え、小泉の農政改革に関しては残された課題を詳述した。そのうえで、過小評価されがちな三者の可能性に光を当てた。
農業に関する本としては、本書は「異端」に類するのかもしれない。だが、将来の食料問題を見据え、農業の課題を点検するためには、農業ジャーナリズムもこれまでの境界を越えてテーマを広げるべきだと思っている。
(本書「はじめに」より)
- 本の長さ336ページ
- 言語日本語
- 出版社日経BP
- 発売日2018/9/21
- ISBN-104822255883
- ISBN-13978-4822255886
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著者について
日本経済新聞社編集委員
1989年、京都大学卒業後、日本経済新聞社入社。流通経済部、経済部、政治部を経て、2003年、中国総局(北京)駐在。同年「生保予定利率下げ問題」の一連の報道で新聞協会賞受賞。2007年より現職。
日経ビジネスオンラインで「ニッポン農業生き残りのヒント」を連載中。著書に『見えざる隣人─中国人と日本社会』(日本経済新聞出版社、2009)、『農は甦る』(日本経済新聞出版社、2012)、『コメをやめる勇気』(日本経済新聞出版社、2015)
1989年、京都大学卒業後、日本経済新聞社入社。流通経済部、経済部、政治部を経て、2003年、中国総局(北京)駐在。同年「生保予定利率下げ問題」の一連の報道で新聞協会賞受賞。2007年より現職。
日経ビジネスオンラインで「ニッポン農業生き残りのヒント」を連載中。著書に『見えざる隣人─中国人と日本社会』(日本経済新聞出版社、2009)、『農は甦る』(日本経済新聞出版社、2012)、『コメをやめる勇気』(日本経済新聞出版社、2015)
登録情報
- 出版社 : 日経BP (2018/9/21)
- 発売日 : 2018/9/21
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 336ページ
- ISBN-10 : 4822255883
- ISBN-13 : 978-4822255886
- Amazon 売れ筋ランキング: - 524,608位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年10月20日に日本でレビュー済み
この本の内容は、日本の農業の崩壊を警告するものではなく、妥当な題名としては「最近の自民党の農業政策の推移と企業の農業への参入の現状」といったところである。前者は、小泉進次郎や阿部さんお気に入りの農水官僚に対する、こそばゆいようなよいしょ話のオンパレードであり、飛ばし読みで十分であるが、後者はその80%がかなり掘り下げが深く、面白いのでちょっと真面目に読んでほしいところである。
2018年12月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
筆者が農業分野につき、日頃に先端的な考察や指向を述べておられることは承知しています。「農業崩壊」で野菜工場を取り上げておられることに最大限の興味を持って購読しました。
正直にも申し上げて、その期待は裏切られたように思っています。筆者の仕事は記者ですから、耳学問は豊富でしょうが、土に塗れた「栽培や運営」の経験はほぼゼロなのが失望の原因と思います。例えば、「太陽光型」は栽培収穫が安定していると述べられていますが、実態は天候の影響が相当に見られ、露地栽培と同様に天候依存の価格で販売されています。完全密閉型は、普通の農家が参入できないという欠陥があります。誰でも参入できる「野菜工場」が必要です。
正直にも申し上げて、その期待は裏切られたように思っています。筆者の仕事は記者ですから、耳学問は豊富でしょうが、土に塗れた「栽培や運営」の経験はほぼゼロなのが失望の原因と思います。例えば、「太陽光型」は栽培収穫が安定していると述べられていますが、実態は天候の影響が相当に見られ、露地栽培と同様に天候依存の価格で販売されています。完全密閉型は、普通の農家が参入できないという欠陥があります。誰でも参入できる「野菜工場」が必要です。
2019年3月21日に日本でレビュー済み
「(魚沼産のコシヒカリが)二番目のAにi落ちた」ことがある。
だから今年は特Aをとれるか、ニュースになった。
特A競争は、産地の命運をかけるからだろう。
ただ特Aの有名産地は一握りだ。
普通の農家では「今年は1俵いくらだ」と、秋になると話している。
「1俵あたりでなく、1反当りでもうけてもらいたい」
確かにこれでは全体の売り上げで儲ける企業の発想が欠けている。
いままで企業が農業に参入するとこに色眼鏡を持っていた。
読後、企業に大規模農業を託す道があると思った。
だから今年は特Aをとれるか、ニュースになった。
特A競争は、産地の命運をかけるからだろう。
ただ特Aの有名産地は一握りだ。
普通の農家では「今年は1俵いくらだ」と、秋になると話している。
「1俵あたりでなく、1反当りでもうけてもらいたい」
確かにこれでは全体の売り上げで儲ける企業の発想が欠けている。
いままで企業が農業に参入するとこに色眼鏡を持っていた。
読後、企業に大規模農業を託す道があると思った。