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旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。 (電撃文庫 よ 4-1) 文庫 – 2008/3/10
- 本の長さ327ページ
- 言語日本語
- 出版社メディアワークス
- 発売日2008/3/10
- ISBN-104840241929
- ISBN-13978-4840241922
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登録情報
- 出版社 : メディアワークス (2008/3/10)
- 発売日 : 2008/3/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 327ページ
- ISBN-10 : 4840241929
- ISBN-13 : 978-4840241922
- Amazon 売れ筋ランキング: - 151,102位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2023年8月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
単行本は遠く離れた実家にあるため読みたくても手元にないんだ
2024年3月2日に日本でレビュー済み
唯一気に入らない点を上げれば続きが無い事ですもっと読みたかった...。
ポストアポカリプス好きな人には絶対刺さります
ポストアポカリプス好きな人には絶対刺さります
2019年4月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
喪失症の蔓延し、世界中の人々が例外なく、名前を失い色彩を失い、やがて存在も失って居なくなる……ある意味理想的な世界の終末が描かれています。
滅亡寸前のこの世界でどう過ごしていくか……少年と少女が選んだのは、夏の北海道を、スーパーカブの二人乗りで旅をするという……ほとんど最良と言っていい素晴らしい選択。
旅の途中で出会った大企業の元社長が育てた野菜やスイカを食べたり、人力飛行機の組み立てを手伝って飛ばしたり。乗り捨てられたワゴン車で雨宿りしたり、廃線になった線路をひたすら辿ってみたり……。
年頃の少年と少女が、喪失症に罹った様々な人々と出会いながら、ひたすら前へ向かって進んでいく姿が良い。
野菜を食べ過ぎてお腹を壊し、少年に看病して貰ったり、滞在先で爺様達のアイドルとなった少女や、高熱に苦しむ少女を必死に病院まで連れて行ったり。二人の関係性もグッド。
切なくも清々しい世界観と読後感が味わい深い。オススメです。
滅亡寸前のこの世界でどう過ごしていくか……少年と少女が選んだのは、夏の北海道を、スーパーカブの二人乗りで旅をするという……ほとんど最良と言っていい素晴らしい選択。
旅の途中で出会った大企業の元社長が育てた野菜やスイカを食べたり、人力飛行機の組み立てを手伝って飛ばしたり。乗り捨てられたワゴン車で雨宿りしたり、廃線になった線路をひたすら辿ってみたり……。
年頃の少年と少女が、喪失症に罹った様々な人々と出会いながら、ひたすら前へ向かって進んでいく姿が良い。
野菜を食べ過ぎてお腹を壊し、少年に看病して貰ったり、滞在先で爺様達のアイドルとなった少女や、高熱に苦しむ少女を必死に病院まで連れて行ったり。二人の関係性もグッド。
切なくも清々しい世界観と読後感が味わい深い。オススメです。
2020年5月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
驚くことなんて何一つ起こらないし、敵を倒したりもしないし、謎を解くこともない。誰かが誰かと付き合い出すわけでもなく、人生を成功させるでもない。でも、最高の物語でした。
カラっとした文体も非常に好みです。
カラっとした文体も非常に好みです。
2011年10月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「喪失症」という謎の現象により滅びゆく世界を、
少年と少女が、学校も家も捨て、世界の果てを目指して
スパーカブに乗って旅する物語です。
いろいろな人との出会いや別れ、少年と少女の関係に、
切なさや、暖かさや、希望や、夢がいっぱい詰まっています。
滅びつつある世界なのに、退廃/荒廃/絶望とった影はなく、
登場人物、前向きで、やさしくてステキな人ばかりです
作品の世界も登場人物も、清々しい朝日に輝らされているように
透明感で美しく印象的です。
特に、主人公の二人はステキです。
少年は、すごく気配りできて優しくて世話好きだけど、
恋愛のことになると鈍感で、好感度大です。
少女も、見ていて楽しいしくらい明朗快活で、乙女らしく恥じらったり、
拳やケリを繰り出したり、少年にストレートに恋して、ソレを隠したり
していなくてとても好印象
互いに思いを寄せているけど友達以上恋人未満の二人が
理由のない、でも決してその歩みを止めない旅をする。
ってうらやましいくらいステキです。
でも、青春ラブ中心の本ではないので、そこに期待しないでください。
この本は、私の大好きな本ですが、科学的な整合性や
作品世界のリアリティを求める人向けではないかもしれません。
未来には消滅があるだけという絶望的な世界設定なのに
暗い影がなく前向きでいい人ばかりだし、
「喪失症」の原因解明をせず謎の現象として受け入れています。
こういった点に違和感を感じる方や、
アイデンティティの消失とか、存在の証明といった類の
深遠なテーマの提起を期待する人向きでもないと思います。
少年と少女が、学校も家も捨て、世界の果てを目指して
スパーカブに乗って旅する物語です。
いろいろな人との出会いや別れ、少年と少女の関係に、
切なさや、暖かさや、希望や、夢がいっぱい詰まっています。
滅びつつある世界なのに、退廃/荒廃/絶望とった影はなく、
登場人物、前向きで、やさしくてステキな人ばかりです
作品の世界も登場人物も、清々しい朝日に輝らされているように
透明感で美しく印象的です。
特に、主人公の二人はステキです。
少年は、すごく気配りできて優しくて世話好きだけど、
恋愛のことになると鈍感で、好感度大です。
少女も、見ていて楽しいしくらい明朗快活で、乙女らしく恥じらったり、
拳やケリを繰り出したり、少年にストレートに恋して、ソレを隠したり
していなくてとても好印象
互いに思いを寄せているけど友達以上恋人未満の二人が
理由のない、でも決してその歩みを止めない旅をする。
ってうらやましいくらいステキです。
でも、青春ラブ中心の本ではないので、そこに期待しないでください。
この本は、私の大好きな本ですが、科学的な整合性や
作品世界のリアリティを求める人向けではないかもしれません。
未来には消滅があるだけという絶望的な世界設定なのに
暗い影がなく前向きでいい人ばかりだし、
「喪失症」の原因解明をせず謎の現象として受け入れています。
こういった点に違和感を感じる方や、
アイデンティティの消失とか、存在の証明といった類の
深遠なテーマの提起を期待する人向きでもないと思います。
2015年1月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
たまたま書8月の末に書店に寄ったとき、棚にあったのを見て、タイトルに惹かれて買いました。
それまでは歴史関係の本を中心に読んでた私ですか、この本を読んで一気にラノベ好きに^_^
主人公たちが世界のはてを明るく強く目指すように、自分も強く優しくなれたらと思える作品です。
ぜひ一度読んでみてください^^
それまでは歴史関係の本を中心に読んでた私ですか、この本を読んで一気にラノベ好きに^_^
主人公たちが世界のはてを明るく強く目指すように、自分も強く優しくなれたらと思える作品です。
ぜひ一度読んでみてください^^
2011年1月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
高評価の中、申し訳ありません。
優れた作風と、独特の個性を持った作品だとは思います。「喪失症」という現象と、そこで「旅」を選んだ二人の「少年」と「少女」。
固有名詞を排除した文体と、高度な社会システムを失った世界のノスタルジアは、色あせてゆくモノクロ写真のような哀愁を創り出しています。
そしてなにより、「喪失症」というアイディアが魅力的でした。
しかし、この「喪失症」が「作風」、乱暴な言い方をすれば「雰囲気」の範疇を超えて「テーマ」や「考えるに値する主題」に
なり得ているかというと、かなり疑問符が残ります。世界が「自己の喪失による滅び」へ向かっているにもかかわらず、人々の
精神に荒廃はなく、それ自体は作風とマッチしているのですが、荒廃の無さが「静かな諦観」や「恐怖を克服した消滅の受け入れ」にさえ見えず、
「消えそうな人たちがなぜか前向き」という今ひとつ腑に落ちない状況になっていました。
(ついでに言うと、構造が同じ『キノの旅』との差別化のためか主人公二人がとても能動的なのは好きなのですが、「やたらハイテンションで少年殴って食べ物食いまくる少女と滅茶苦茶行動的でポジティブな少年」という造形は、果たして作品に適しているんでしょうか。彼らも発症してるのに)
また、作中二人が出会う
「農業に身を転じた会社の重役と、共に歩む秘書」「作りかけの飛行機を飛ばすことを諦めた男」「生まれつき心臓が弱く、何一つ為すことが出来ぬまま消えそうな少女」
といった人々には、それぞれに喪失症との関わりは用意されているけれど、彼らにとってそれはあまり重要な要素ではなく、むしろ、それぞれの生き方にこそ、その個性が表れているように思えました。
「喪失症」から発展できるであろう主題、例えば「名前と自己同一性」「存在と、認識されること」「記憶と個人」「忘れられることと、忘れることの悲しみ」「故人を悼むことさえできないという悲しみ」といったものには、およそ掘り下げがされておらず、作中、「喪失症」の役割は雰囲気づくりと、「ドラマチックに旅をするには便利すぎる現代日本を書き換えた」ことしか思い当たりません。
極端な話、「喪失症」の設定をすべて取っ払って「東京の高校を抜け出した少年と少女が、北海道を旅しながら色々な人に出会う」ストーリーにしたとしても、
細部さえ書き換えれば、この物語は「雰囲気」を失うことはあっても、主題としては、特に問題なく成立するように思えます。
優れた作風と、独特の個性を持った作品だとは思います。「喪失症」という現象と、そこで「旅」を選んだ二人の「少年」と「少女」。
固有名詞を排除した文体と、高度な社会システムを失った世界のノスタルジアは、色あせてゆくモノクロ写真のような哀愁を創り出しています。
そしてなにより、「喪失症」というアイディアが魅力的でした。
しかし、この「喪失症」が「作風」、乱暴な言い方をすれば「雰囲気」の範疇を超えて「テーマ」や「考えるに値する主題」に
なり得ているかというと、かなり疑問符が残ります。世界が「自己の喪失による滅び」へ向かっているにもかかわらず、人々の
精神に荒廃はなく、それ自体は作風とマッチしているのですが、荒廃の無さが「静かな諦観」や「恐怖を克服した消滅の受け入れ」にさえ見えず、
「消えそうな人たちがなぜか前向き」という今ひとつ腑に落ちない状況になっていました。
(ついでに言うと、構造が同じ『キノの旅』との差別化のためか主人公二人がとても能動的なのは好きなのですが、「やたらハイテンションで少年殴って食べ物食いまくる少女と滅茶苦茶行動的でポジティブな少年」という造形は、果たして作品に適しているんでしょうか。彼らも発症してるのに)
また、作中二人が出会う
「農業に身を転じた会社の重役と、共に歩む秘書」「作りかけの飛行機を飛ばすことを諦めた男」「生まれつき心臓が弱く、何一つ為すことが出来ぬまま消えそうな少女」
といった人々には、それぞれに喪失症との関わりは用意されているけれど、彼らにとってそれはあまり重要な要素ではなく、むしろ、それぞれの生き方にこそ、その個性が表れているように思えました。
「喪失症」から発展できるであろう主題、例えば「名前と自己同一性」「存在と、認識されること」「記憶と個人」「忘れられることと、忘れることの悲しみ」「故人を悼むことさえできないという悲しみ」といったものには、およそ掘り下げがされておらず、作中、「喪失症」の役割は雰囲気づくりと、「ドラマチックに旅をするには便利すぎる現代日本を書き換えた」ことしか思い当たりません。
極端な話、「喪失症」の設定をすべて取っ払って「東京の高校を抜け出した少年と少女が、北海道を旅しながら色々な人に出会う」ストーリーにしたとしても、
細部さえ書き換えれば、この物語は「雰囲気」を失うことはあっても、主題としては、特に問題なく成立するように思えます。