突然変異と自然淘汰の繰り返しで生命は進化してきた。このことを理路整然と説明している。
ライバルといわれているグールドも根底の理論は同じです。
ラマルクのいうような形質遺伝は遺伝学上ありません。
今のような複雑な器官が進化で出来るわけがないという意見も
「ないよりは少しでもあるほうがまし、それを何億年も繰り返している」というドーキンスの主張には反駁できません。
むしろ、進化論否定論者が、人という種が進化理論の外で存在する可能性があるという
明確な理論を出していないことを問題とすべきです。
インテリジェントデザインを信じているか、神を信じているか、いずれにせよ科学ではありません。
例えば「遺伝子神話の崩壊」という本が出ていますが、遺伝子と環境をひっくり返して同じ事を言っているだけです。
それで「崩壊」とはレベルが低いといわざるを得ません。
ドーキンスも「利己的な遺伝子」で遺伝子(GENE)と環境(MEME)と最初から言っているのですから、
話を30年前に戻しているだけです。
更にいえば、スチュアート・カウフマン「自己組織化と進化の論理」を足せば、進化理論は十分通用するものです。
2008/3/4読了
プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
盲目の時計職人 単行本 – 2004/3/24
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥3,300","priceAmount":3300.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"3,300","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"O5jZy6d6%2BogGiG5iXNwtGs7m8f20%2BPMz10%2Bsvwv0F9yZLZ3Pgfz2yH1EshPRVA%2BXxmpHyWDnIL9h4yQywdM%2F3WJttaOEo8SPAFFZn241vPEvDbIWsW7%2Fakvw%2FHKYuAN1","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥1,976","priceAmount":1976.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"1,976","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"O5jZy6d6%2BogGiG5iXNwtGs7m8f20%2BPMzVkaG1TsIbH28b3Ow%2Fvk1ZepfQUQpzE7tDDOpIpZGl0HikmRHr5uHhPoUmulVDOkeMuZnPPUtEmWX%2B8ecf7eni3oAMq%2FJ2W4Lh%2B55eh1XalFRPVcI%2FGopn9HrTcd5CUIIR7XzVqpW6lw8ibCQFQpyutFXDotCNquk","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}
購入オプションとあわせ買い
複雑な生物世界は、自然淘汰という、意図をもたない「盲目の時計 職人」が創った。では、この自然淘汰は単なる偶然の所産なのか? ダーウィン主義を強力かつ魅力的な論理で擁護する必読の進化論書
- 本の長さ529ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2004/3/24
- ISBN-104152085576
- ISBN-13978-4152085573
よく一緒に購入されている商品
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
メディア掲載レビューほか
盲目の時計職人
著者は、「利己的な遺伝子」で日本でもお馴染みのリチャード・ドーキンス氏。本書のテーマは、進化は偶然によるものか、否か。生物の設計にはデザイナーがいたのか、「盲目の時計職人」すなわち偶然の積み重ねがつくり出したものなのかを論じる。
著者は、「利己的な遺伝子」で日本でもお馴染みのリチャード・ドーキンス氏。本書のテーマは、進化は偶然によるものか、否か。生物の設計にはデザイナーがいたのか、「盲目の時計職人」すなわち偶然の積み重ねがつくり出したものなのかを論じる。
ダーウィン進化論には今なお、疑問を唱える学者が少なくない。生物が持つ形態や様々な機能があまりにも複雑で精緻であるため、進化が「偶然」の積み重なりだとの説明に納得しにくいからだ。例えば、1つの器官が進化していく場合、それに呼応して周りの器官が同時に進化しなければ、新しい機能は獲得できない。目のような複雑な器官が、本当に自然淘汰の積み重ねでできるのか ――。
進化があらかじめ決まった方向に進んだとの考え方は一般人にはむしろ分かりやすいが、著者はこのような説に、ていねいに反論する。
(日経バイオビジネス 2004/09/01 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
-- 日経BP企画
内容(「MARC」データベースより)
「利己的な遺伝子」の著者が、自然淘汰の真の威力を蠱惑的な論理で語る。進化論への数々の異論を追究して各個撃破し、進化論の可能性に極限まで迫る。93年刊「ブラインド・ウォッチメイカー」の改題・新装版。
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2004/3/24)
- 発売日 : 2004/3/24
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 529ページ
- ISBN-10 : 4152085576
- ISBN-13 : 978-4152085573
- Amazon 売れ筋ランキング: - 85,704位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 275位科学読み物 (本)
- - 1,248位生物・バイオテクノロジー (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2021年10月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ドーキンスは同じ事の繰り返ししかないので⁉️つまらないでしょう🎵
2016年2月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2冊買いました。勉強になります。利己的な遺伝子も良い。まずは読んでみてください。
2020年8月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
進化論の生物学的な検証ではなく思想として擁護する論理的考察でした。進化論も科学ではなく思想であるということを主張する内容として受け止めています。
2008年5月24日に日本でレビュー済み
ドーキンスは前著「利己的な遺伝子」と「延長された表現型」で、“個体”中心の進化観から“遺伝子”中心の進化観へのパラダイムシフトを提案してきました。しかしこれらの著書では読者が前提としてダーウィン進化論を受け入れていることが想定されているようで、門外漢にはよく理解されなかったのではないかと思います。
そこで、一般読者を対象に「ダーウィン進化論」そのものを解説する、という趣旨で書かれたのが本書です。生物の複雑な適応的デザインの進化はダーウィン的な累積淘汰でしか説明できないことを、圧倒的な説得力をもって解説していきます。原書出版から20年を経ても、今なお色あせない最高級のダーウィン進化論の入門書でしょう。とはいっても簡単ではないところがドーキンス流。相手が一般読者だからといって議論のレベルを落とすようなことはしません。
本書の魅力的な部分を挙げれば、なぜ進化論が理解されないのか?という疑問に答えているところです。人間の認知能力もまた進化の産物である以上、せいぜい(人間の寿命である)数十年というタイムスケールでおこる事象までしか直観的な理解が及ばない。だから生物進化という数百万年規模で起こる事象については、直観的に「起こりそうもない」と判断してしまうのだ、という議論です。(同様の主題は後の著書「虹の解体」でも展開されています。)また、創造論者に対する対決姿勢を鮮明に打ち出したのも本書が最初であること。グールドとの論争が、ダーウィン主義の枠組み内での建設的な議論であったことも良くわかる、などドーキンスファンにとっては歴史的な価値も高い名著です。
先日国立科学博物館の「ダーウィン展」を見に行ったところ、物販コーナーに本書がグールドの著作と並んで平積みにされており、思わず微笑んでしまいました。以前にも読んでいましたが、改めて読み返してみてその価値を再確認したところです。
そこで、一般読者を対象に「ダーウィン進化論」そのものを解説する、という趣旨で書かれたのが本書です。生物の複雑な適応的デザインの進化はダーウィン的な累積淘汰でしか説明できないことを、圧倒的な説得力をもって解説していきます。原書出版から20年を経ても、今なお色あせない最高級のダーウィン進化論の入門書でしょう。とはいっても簡単ではないところがドーキンス流。相手が一般読者だからといって議論のレベルを落とすようなことはしません。
本書の魅力的な部分を挙げれば、なぜ進化論が理解されないのか?という疑問に答えているところです。人間の認知能力もまた進化の産物である以上、せいぜい(人間の寿命である)数十年というタイムスケールでおこる事象までしか直観的な理解が及ばない。だから生物進化という数百万年規模で起こる事象については、直観的に「起こりそうもない」と判断してしまうのだ、という議論です。(同様の主題は後の著書「虹の解体」でも展開されています。)また、創造論者に対する対決姿勢を鮮明に打ち出したのも本書が最初であること。グールドとの論争が、ダーウィン主義の枠組み内での建設的な議論であったことも良くわかる、などドーキンスファンにとっては歴史的な価値も高い名著です。
先日国立科学博物館の「ダーウィン展」を見に行ったところ、物販コーナーに本書がグールドの著作と並んで平積みにされており、思わず微笑んでしまいました。以前にも読んでいましたが、改めて読み返してみてその価値を再確認したところです。
2010年10月3日に日本でレビュー済み
生物が複雑で機能的な現在の姿になるまでには、突然変異に加えて漸進的な自然淘汰を経てきたというのが主旨。サルがでたらめにタイピングしてもシェークスピアになる可能性はまずないが、シェークスピアに向かって最もよく似ている句を残していけば有限世代で可能になる、という。小さな変化でも、わずかでも有利なものが淘汰されていくと複雑になっていくという説を、かなり冗長にではあるが、懇切丁寧に解説している。この書で一貫して取り上げられている器官の例は「眼」だが、およそ眼などない生物からヒトの眼に至る過程は、この自然淘汰で説明できるという。
本書の論じている内容が、わずかなコンピュータシミュレーションに基づく以外は、実験的・実証的には極めて不十分なあくまで「論」であると感じた。進化はその「可能性」を論じることしかできないし、アナロジーとしての説明では純粋に科学とは言えない点に注意する必要がある。最後の方に「等身大」と「カリカチュア」の2人のダーウィン主義者の「会話」が載っていて興味深いが、私には前半で出てきた「石像でも腕を振る可能性がある」というアナロジーが「カリカチュアなダーウィン主義」とどう違うのかわからなかった。
第6章では生命の起源について論じられているが、生命発生がほとんどありそうにないと思われるのは人間の時間尺度で考えるからであり、宇宙的時間で考えれば発生し得るという。これで何か説明できているのだろうか。
このように随所に突っ込みどころは見られるが、いずれにしても神による創造論に「対抗」する形で論旨が展開されていることは、進化が既成事実化されている日本人にとっては奇妙に思われるだろう。本書は創造論者を説得しようとしているのである。それほどに、創造論がドーキンスの周辺で力を持っている説だということを含んでおいたほうがよいだろう。
本書の論じている内容が、わずかなコンピュータシミュレーションに基づく以外は、実験的・実証的には極めて不十分なあくまで「論」であると感じた。進化はその「可能性」を論じることしかできないし、アナロジーとしての説明では純粋に科学とは言えない点に注意する必要がある。最後の方に「等身大」と「カリカチュア」の2人のダーウィン主義者の「会話」が載っていて興味深いが、私には前半で出てきた「石像でも腕を振る可能性がある」というアナロジーが「カリカチュアなダーウィン主義」とどう違うのかわからなかった。
第6章では生命の起源について論じられているが、生命発生がほとんどありそうにないと思われるのは人間の時間尺度で考えるからであり、宇宙的時間で考えれば発生し得るという。これで何か説明できているのだろうか。
このように随所に突っ込みどころは見られるが、いずれにしても神による創造論に「対抗」する形で論旨が展開されていることは、進化が既成事実化されている日本人にとっては奇妙に思われるだろう。本書は創造論者を説得しようとしているのである。それほどに、創造論がドーキンスの周辺で力を持っている説だということを含んでおいたほうがよいだろう。
2013年5月29日に日本でレビュー済み
私が最初に本書を読んだのは、グールドとドーキンスが、学問上のライバル関係にあると思っていた頃であった。あれから月日が経ち、知識を重ね理解を深めていくうちに、疑似科学批判の文脈ではさておき、少なくとも理論進化学における学問上の存在としては、グールドの存在価値は希薄で、ドーキンスと比肩するのは論外だと認識するようになっていた。(私見としてグールドによる一般向けの進化論解説は弊害の方が大きいと思う)
要するに、私の場合、本書を最初に読んだときから10年ほどで、当時とは認識がそれなりに変化していたわけだ。
さて、先日のことである。引っ越してから未開封であった書籍ダンボールがあり、それを開けると本書が目についた。ふと手に取り、久し振りに読んでみたのだが、なんと!やっぱりめっぽう面白い。当時も面白いと思ったが、当時と同等以上に面白いなぁと感じ、あっという間に読了してしまった。
特に素晴らしいと思ったのは、累積淘汰の解説。通常、観念論的な説明のみでネオ・ダーウィニズムを知ろうとすると、複雑かつ機能的な構造や性質というものが、漸進的な変化の蓄積によって、どのようにしたら可能なのか、なかなか想像しにくい。ところが本書では、そういった一般書での説明としては「難所」に相当する部分を避けず、具体例を素材にしながら判り易く説明しているので、それだけでも価値がある。
ただ、読んでいると、一般書なのだから、そこまで反論や批判を警戒して書かなくても良いのにと感じるところもあるのだが、反論を想定しながら説明せざるを得ない(そうしないと酷い揚げ足取りが待っている)という事情があるので仕方あるまい。
その丁寧さと慎重さについて、私の場合は「一般人がついていける範囲で慎重な議論が根気よく展開されている」という意味で、高評価の一因にもなったのだが、一方で、平易な説明を求めている読者にとっては、敷居がやや高くなると思うので、人によっては、それがマイナス要因になることがあるかもしれない。
いずれにしても非常に面白いので、最新の知見はフォローされていないが、本書を読み物として楽しめそうな向きには、かなり推奨したい一冊である。名著である。※より新しい話題を織り込むには『 進化の存在証明 』があり、こちらも合わせて読む価値がある。
要するに、私の場合、本書を最初に読んだときから10年ほどで、当時とは認識がそれなりに変化していたわけだ。
さて、先日のことである。引っ越してから未開封であった書籍ダンボールがあり、それを開けると本書が目についた。ふと手に取り、久し振りに読んでみたのだが、なんと!やっぱりめっぽう面白い。当時も面白いと思ったが、当時と同等以上に面白いなぁと感じ、あっという間に読了してしまった。
特に素晴らしいと思ったのは、累積淘汰の解説。通常、観念論的な説明のみでネオ・ダーウィニズムを知ろうとすると、複雑かつ機能的な構造や性質というものが、漸進的な変化の蓄積によって、どのようにしたら可能なのか、なかなか想像しにくい。ところが本書では、そういった一般書での説明としては「難所」に相当する部分を避けず、具体例を素材にしながら判り易く説明しているので、それだけでも価値がある。
ただ、読んでいると、一般書なのだから、そこまで反論や批判を警戒して書かなくても良いのにと感じるところもあるのだが、反論を想定しながら説明せざるを得ない(そうしないと酷い揚げ足取りが待っている)という事情があるので仕方あるまい。
その丁寧さと慎重さについて、私の場合は「一般人がついていける範囲で慎重な議論が根気よく展開されている」という意味で、高評価の一因にもなったのだが、一方で、平易な説明を求めている読者にとっては、敷居がやや高くなると思うので、人によっては、それがマイナス要因になることがあるかもしれない。
いずれにしても非常に面白いので、最新の知見はフォローされていないが、本書を読み物として楽しめそうな向きには、かなり推奨したい一冊である。名著である。※より新しい話題を織り込むには『 進化の存在証明 』があり、こちらも合わせて読む価値がある。
2004年5月6日に日本でレビュー済み
名著「ブラインド・ウォッチメイカー」の改題新装版。
生物の持つ複雑で見事な適応を説明できる唯一の理論が自然淘汰説だけであることを実に解りやすく、実に丁寧に、実に説得力を持って示す手腕にはただただ舌を巻く。
なんとなく「自然淘汰って間違ってるんじゃないの?」と思っている人もこれを読めばたちまち熱狂的なネオ・ダーウィニストに転向するだろう(私がそうであった様に)。
神による創造や根強い人気を誇るラマルキズムを正面から粉砕し、それらが実際問題として間違っているだけでなく、そもそも論理的にありえないことを指摘したくだりは美文とあいまって圧巻。
旧版の帯には「ダーウィン進化論の理論的到達点」、ある本のコメントには「説得される快感を味わわせてくれる」とあったがこれらの言葉に嘘はない。
生物の持つ複雑で見事な適応を説明できる唯一の理論が自然淘汰説だけであることを実に解りやすく、実に丁寧に、実に説得力を持って示す手腕にはただただ舌を巻く。
なんとなく「自然淘汰って間違ってるんじゃないの?」と思っている人もこれを読めばたちまち熱狂的なネオ・ダーウィニストに転向するだろう(私がそうであった様に)。
神による創造や根強い人気を誇るラマルキズムを正面から粉砕し、それらが実際問題として間違っているだけでなく、そもそも論理的にありえないことを指摘したくだりは美文とあいまって圧巻。
旧版の帯には「ダーウィン進化論の理論的到達点」、ある本のコメントには「説得される快感を味わわせてくれる」とあったがこれらの言葉に嘘はない。