筆者は『プロローグ』で、多くの日本人が思い浮かべる一般的な中国人像として、「騒々しい」「声が大きい」「汚い」「列に並ばない」「傍若無人で自分勝手」「金持ちか貧乏人のどちらか」を挙げ、その多くは日本のマスコミによって形成された面もあり、迷惑な中国人の姿が繰り返し報じられることによって刷り込まれた中国人のステレオタイプは、そのイメージ通りの人々ばかりが目に入ることによってさらに強化され、イメージと違う人は視野に入らなくなるとしている。筆者は、こうした「中国人像」に限らず、どのような事象であっても、現実に近づくほど、複雑で目に入りにくいところにこそ真実があることがわかる、表があれば裏があるのだとし、これから本書で紹介する中国、そして中国人の姿は、筆者が中国各地を自分の足で歩き、自分の目で見て感じたり、考えたりしたことをまとめたものであるとしている。
本書のタイトル名になっている『なぜ中国人は財布を持たないのか』ということについては第1章で、世界一のスマホ普及率のもとで、ありとあらゆる場面にスマホ決済が広がっており、スマホで決済できない支払いはほとんどないという現状を紹介したうえで、スマホ決済がここまで急速に浸透したのは、多くの中国人に「現金は不便」だという思いがあるからこそではないかとし、「現金が使える日本のほうがうらやましい」という中国人の言葉を紹介しつつ、スマホ決済がここまで広がった要因となった中国が有するさまざまな問題点を明らかにしている。また、第2章では、スマホの活用によって、「不信社会」などの中国の社会問題を変えていこうとする取り組みも紹介している。
第3章以降では、「中国は情報統制の国」「中国人はカネの亡者、拝金主義者」「中国はパクリ天国」といった、まさに我々日本人が抱いている中国、そして中国人に対するステレオタイプなイメージについて、そうした面が現にあることを認めつつも、そうした見方が一面的なものに過ぎないことを、さまざまな実例を示して明らかにしている。
筆者は第8章で、多くの日本人が持つ中国人に対するマイナスイメージに対して、中国人と一口にいっても、国土が広く、多民族国家で、教育レベルも地域によって大きく異なる中国にはさまざまな人がいるとして、筆者はその幅を「マイナス100からプラス100まで」と表現しているのだが、なかなか上手い表現だと思う。それと同時に、国同士、国民同士をどちらが上だ下だと上下関係で捉えれば捉えるほど、一人ひとり個性を持った相手の顔が見えなくなり、お互いを「日本人」「中国人」という、漠然とした架空のイメージだけで認識しがちになると警鐘を鳴らしている。
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なぜ中国人は財布を持たないのか (日本経済新聞出版) Kindle版
爆買い、おカネの亡者、パクリ天国――。こんな「中国人」像はもう古い!?
日本のそれを遙かに超えるスピードで激変する中国社会。街中ではシェア自転車が走りまわり、現金を持つ人・使う人もめっきり少なくなった。
中国、そして中国社会の何が成熟し、また旧態依然のまま停滞するのはどんな部分なのか。数カ月単位で変貌する中国最新事情を豊富なエピソードから紹介する。
「中国でも人気の『半沢直樹』から、彼らは何を学んでいるのか」「レンタル彼女と帰省し、実家の親を安心させようとする」「シェア自転車にいたずらすると、なぜか婚活に悪影響!?」……。本書で示される、数多くの興味深い事例を読めば、中国に暮らす人々の等身大の姿がくっきり浮かび上がる。
彼らの思考、行動様式を知れば、日本に住む私たちと同じ希望、不安、苦悩を持つことが理解できる。いまの中国、そしてこれからの中国の行方を見すえる上で必読の良質なルポルタージュである。
日本のそれを遙かに超えるスピードで激変する中国社会。街中ではシェア自転車が走りまわり、現金を持つ人・使う人もめっきり少なくなった。
中国、そして中国社会の何が成熟し、また旧態依然のまま停滞するのはどんな部分なのか。数カ月単位で変貌する中国最新事情を豊富なエピソードから紹介する。
「中国でも人気の『半沢直樹』から、彼らは何を学んでいるのか」「レンタル彼女と帰省し、実家の親を安心させようとする」「シェア自転車にいたずらすると、なぜか婚活に悪影響!?」……。本書で示される、数多くの興味深い事例を読めば、中国に暮らす人々の等身大の姿がくっきり浮かび上がる。
彼らの思考、行動様式を知れば、日本に住む私たちと同じ希望、不安、苦悩を持つことが理解できる。いまの中国、そしてこれからの中国の行方を見すえる上で必読の良質なルポルタージュである。
- 言語日本語
- 出版社日経BP
- 発売日2017/10/10
- ファイルサイズ3382 KB
- 販売: Amazon Services International LLC
- Kindle 電子書籍リーダーFire タブレットKindle 無料読書アプリ
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商品の説明
著者について
中島 恵
1967年、山梨県生まれ。北京大学、香港中文大学に留学。新聞記者を経てフリージャーナリスト。中国、香港、アジア各国のビジネス事情、社会事情などを執筆している。著書に『中国人エリートは日本人をこう見る』『中国人の誤解 日本人の誤解』(ともに日経プレミアシリーズ)、『なぜ中国人は日本のトイレの虜になるのか?』『中国人エリートは日本をめざす』(ともに中央公論新社)、『「爆買い」後、彼らはどこに向かうのか?』(プレジデント社)などがある。
1967年、山梨県生まれ。北京大学、香港中文大学に留学。新聞記者を経てフリージャーナリスト。中国、香港、アジア各国のビジネス事情、社会事情などを執筆している。著書に『中国人エリートは日本人をこう見る』『中国人の誤解 日本人の誤解』(ともに日経プレミアシリーズ)、『なぜ中国人は日本のトイレの虜になるのか?』『中国人エリートは日本をめざす』(ともに中央公論新社)、『「爆買い」後、彼らはどこに向かうのか?』(プレジデント社)などがある。
登録情報
- ASIN : B076SYX9B6
- 出版社 : 日経BP (2017/10/10)
- 発売日 : 2017/10/10
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 3382 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 199ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 393,191位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 48,509位ビジネス・経済 (Kindleストア)
- カスタマーレビュー:
著者について
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中島 恵(なかじま・けい) 1967年、山梨県生まれ。新聞記者を経て、フリージャーナリスト。
公式ホームページ http://keinaka.com/
著書は出版順に『トラブらないトラベル会話 広東語』(三修社)、『職は中国にあり』(夏目書房)、『ポジャギ 韓国の包む文化』(白水社)、『中国人エリートは日本人をこう見る』、『中国人の誤解 日本人の誤解』(いずれも日経プレミアシリーズ)、『なぜ中国人は日本のトイレの虜になるのか?』(中央公論新社)、『爆買い後、彼らはどこに向かうのか?』(プレジデント社)、『中国人エリートは日本をめざす』(中央公論新社)、『中国人富裕層はなぜ「日本の老舗」が好きなのか』(プレジデント社)、『なぜ中国人は財布を持たないのか』『日本の「中国人」社会』『中国人は見ている。』(いずれも日経プレミアシリーズ)、『中国人のお金の使い道』(PHP研究所)、『いま中国人は中国をこう見る』(日経プレミアシリーズ)がある。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年10月15日に日本でレビュー済み
レポート
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17人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2019年8月17日に日本でレビュー済み
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ユーザーのデータを集め、より効果的なマーケティングを促進しようと日本が国を挙げて取り組んでいるキャッシュレス。中国の浸透率は今や85%以上。
なぜ短期間の間に爆発的に普及したのか、よく理解できる内容となっています。
なぜ短期間の間に爆発的に普及したのか、よく理解できる内容となっています。
2018年1月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
現場に行かねばわからない情報にあふれており、とてもおもしろいです。ただしビジネスという観点や情報技術や政治などの専門性に欠けるために、限界を感じます。評価の低いレビューでは①中国人が財布を持たない話の本ではなく、これは売るためにつけた題名にすぎないと批判されています。まあこれは許せる話です。②中国でスマホ決済がなぜビジネス的に成り立つかという議論がない。この点はとても重要だと思われます。
クレジットカードで支払うコストは売上げの3−5%となります。商店は消費者が支払う前に現金を得るため、それを建て替えるコストや消費者が支払わないときのコストが入っています。スイカなど電子マネーで2%ほどのコストがかかります。こちらは事前に入金しているので、不払いのリスクはありませんが、商店にリーダー・ライターを置いたり、通信したり、事務処理したり、多くのコストがかかります。これらのコストは結局店が負担するために商品の値段を上げる必要があり、結果として消費者が負担しているということを皆が忘れているだけです。電子マネーのように資金を事前に預かっていて、それを運用して金利を得られれば、若干負担が減ります。ただし日本では全く金利がない(あるいはマイナス)なので、無理があります。結局新しい支払手段のインフラを作り、運用するコストを賄うには、ゼロ金利環境では無理だということです。中国は金利がある国なので、運用益が使えます。日本は銀行、カード会社、電子マネー会社、いずれをとっても、処理コストを回収するのに四苦八苦しています。カード会社はローンやリボルビング手数料でやっていけるだけです。
政治的な議論ももっと必要かと思います。スマホ決済の最大の難点は、すべての取引を国家に把握されることであり、将来的にはどうなるかわかりません。自由がない国ではとても危険だと思われます。またネットでの情報統制についても、「これだけの人数の発言をみんな見るだけの手間はかけられない」といった感じの、まるで「人間が検閲を行っている」ような理解ですが、現在の技術ならコンピュータで(あるいはいわゆるAIで)いくらでも処理できます。過去からの発言等いくらでも蓄積でき、個人がなにに関心を持っているかなどすべて筒抜けです。そのためにわざわざグレートファイアーウォールを構築したのですから、国民を監視する意図は明白です。大多数の人々の不満や政治的意見は、それが集団化しない限り、見過ごすに決まっていますが、社会的に一定の影響力をもった人はネット上で自由に発言できないことは明白です。中国を中立的に(日本の一般イメージをただすために好意的に)見ようとするのはいいですが、事実をもう少し掘り下げないと、甘すぎるように思われます。
クレジットカードで支払うコストは売上げの3−5%となります。商店は消費者が支払う前に現金を得るため、それを建て替えるコストや消費者が支払わないときのコストが入っています。スイカなど電子マネーで2%ほどのコストがかかります。こちらは事前に入金しているので、不払いのリスクはありませんが、商店にリーダー・ライターを置いたり、通信したり、事務処理したり、多くのコストがかかります。これらのコストは結局店が負担するために商品の値段を上げる必要があり、結果として消費者が負担しているということを皆が忘れているだけです。電子マネーのように資金を事前に預かっていて、それを運用して金利を得られれば、若干負担が減ります。ただし日本では全く金利がない(あるいはマイナス)なので、無理があります。結局新しい支払手段のインフラを作り、運用するコストを賄うには、ゼロ金利環境では無理だということです。中国は金利がある国なので、運用益が使えます。日本は銀行、カード会社、電子マネー会社、いずれをとっても、処理コストを回収するのに四苦八苦しています。カード会社はローンやリボルビング手数料でやっていけるだけです。
政治的な議論ももっと必要かと思います。スマホ決済の最大の難点は、すべての取引を国家に把握されることであり、将来的にはどうなるかわかりません。自由がない国ではとても危険だと思われます。またネットでの情報統制についても、「これだけの人数の発言をみんな見るだけの手間はかけられない」といった感じの、まるで「人間が検閲を行っている」ような理解ですが、現在の技術ならコンピュータで(あるいはいわゆるAIで)いくらでも処理できます。過去からの発言等いくらでも蓄積でき、個人がなにに関心を持っているかなどすべて筒抜けです。そのためにわざわざグレートファイアーウォールを構築したのですから、国民を監視する意図は明白です。大多数の人々の不満や政治的意見は、それが集団化しない限り、見過ごすに決まっていますが、社会的に一定の影響力をもった人はネット上で自由に発言できないことは明白です。中国を中立的に(日本の一般イメージをただすために好意的に)見ようとするのはいいですが、事実をもう少し掘り下げないと、甘すぎるように思われます。
2018年1月12日に日本でレビュー済み
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元々はキャッシュレスに興味があったので読んでみました。
今まで中国に対してメディアも含め周りから聞いてきたものはネガティブな事ばかりで、経済は発展してきているけど悪いイメージしか持っていなかったけど考え方が180度変わりました。
中国から学ぶことは沢山あるし日本が誇れるところもまだまだある。
偏見を持たずに伸ばしあっていきたいと思いました。
今まで中国に対してメディアも含め周りから聞いてきたものはネガティブな事ばかりで、経済は発展してきているけど悪いイメージしか持っていなかったけど考え方が180度変わりました。
中国から学ぶことは沢山あるし日本が誇れるところもまだまだある。
偏見を持たずに伸ばしあっていきたいと思いました。
2022年9月9日に日本でレビュー済み
★3.3/2022年109冊目/9月3冊目/『なぜ中国人は財布を持たないのか』(日経プレミアシリーズ/)/日本経済新聞出版社社/P.230/2017年/850円+税 #読書 #読書2022 #読了 #読了2022
期待通りの内容、かつ読みやすい。中国の流通トレンドは移り変わりが早く、それに乗らないとビジネスは成功できない。アメリカの流行は、10年後に日本で起こる、と言われているが、その「アメリカ」は中国に代わろうとしていると感じる。本書は2017年発行だが、シェアサイクルやライブ配信などのように一部は今の日本を見ているようだ。中国のレストランでチップをQRで支払うのは面白いアイデアで、今後日本でも流行るかもしれない。コロナによる入国規制が解かれたとき、「爆買い」は復活するのか、「国潮」で無視されるのか?
期待通りの内容、かつ読みやすい。中国の流通トレンドは移り変わりが早く、それに乗らないとビジネスは成功できない。アメリカの流行は、10年後に日本で起こる、と言われているが、その「アメリカ」は中国に代わろうとしていると感じる。本書は2017年発行だが、シェアサイクルやライブ配信などのように一部は今の日本を見ているようだ。中国のレストランでチップをQRで支払うのは面白いアイデアで、今後日本でも流行るかもしれない。コロナによる入国規制が解かれたとき、「爆買い」は復活するのか、「国潮」で無視されるのか?
2017年12月23日に日本でレビュー済み
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なぜ中国人は財布を持たないのか
タイトルが非常に時代を捉えており購買意欲に変われるものの、電子決済に関する説明は1章のみに留まった。興味の対象として、タイトルにあるように中国にて各台した電子決済ビジネスに関する点のみに絞られる場合は、第1章のみを読むに止めて良い。極端なタイトルで本を売ろうとする手法をよく取りがちな筆者だが、中国の最新事情についてはよく書かれている。
要約:中国では既存のインフラが整備されておらず、EC決済の新システム誕生により、既存インフラを超えて普及した。いわゆる「リープフロッグ現象(カエル跳び現象)」、後発者利益を享受したため。Ex:電話の場合は、公衆電話→固定電話→携帯電話→スマホの順に先進国では変化を遂げてきたが、後発国は中継となる固定電話、携帯電話を経由することなく発展を遂げることができる。
その他理由
①文化的な理由:紙幣に対する信頼が中国国内では高くない
②紙幣の偽札普及の多さ:偽札の普及が多い
③紙幣の最高額が低く、支払い時において不便:最高額で100元と、日本やアメリカ、EU諸国と比べて、たとえば100ドル相当を支払う場合は6倍ほどの紙幣を出す必要がある。加えて、クレジットカード審査が厳しいため、一般庶民にはクレカは普及しなかった。
④不信社会による影響:基本性悪説にて世の中が動いており、支払い時におけるリスクが高かった。EC決済では例えばアリペイなどの業者が仲介することによって、エスクロー決済のような働きを行うことで、活用されるようになってきた。
タイトルが非常に時代を捉えており購買意欲に変われるものの、電子決済に関する説明は1章のみに留まった。興味の対象として、タイトルにあるように中国にて各台した電子決済ビジネスに関する点のみに絞られる場合は、第1章のみを読むに止めて良い。極端なタイトルで本を売ろうとする手法をよく取りがちな筆者だが、中国の最新事情についてはよく書かれている。
要約:中国では既存のインフラが整備されておらず、EC決済の新システム誕生により、既存インフラを超えて普及した。いわゆる「リープフロッグ現象(カエル跳び現象)」、後発者利益を享受したため。Ex:電話の場合は、公衆電話→固定電話→携帯電話→スマホの順に先進国では変化を遂げてきたが、後発国は中継となる固定電話、携帯電話を経由することなく発展を遂げることができる。
その他理由
①文化的な理由:紙幣に対する信頼が中国国内では高くない
②紙幣の偽札普及の多さ:偽札の普及が多い
③紙幣の最高額が低く、支払い時において不便:最高額で100元と、日本やアメリカ、EU諸国と比べて、たとえば100ドル相当を支払う場合は6倍ほどの紙幣を出す必要がある。加えて、クレジットカード審査が厳しいため、一般庶民にはクレカは普及しなかった。
④不信社会による影響:基本性悪説にて世の中が動いており、支払い時におけるリスクが高かった。EC決済では例えばアリペイなどの業者が仲介することによって、エスクロー決済のような働きを行うことで、活用されるようになってきた。
2018年3月31日に日本でレビュー済み
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目を開かされた。中国は良い方向に変わりつつあるが、急激な変化に、彼らは彼らで大変なのだ。日本人はもう少し中国に興味を持つべきだと思わされた。
2017年12月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
中国人に無人コンビニが出来たというニュースを聞いてから、追い抜かされた感を持っていたが、この本を読んで新たな情報を得、いろいろ考えさせられた。リープフロッグ(かえる跳び)現象という言葉は端的に今の中国の動きの一部を表している。韓国人の友人に、日本社会は変化に慎重すぎると言われたことを思い出した。