正式名称はタイトルの通り。U.2-M.2変換ケーブルが同梱されたものです
対するU.2コネクタ直結ケーブル同梱版は SSDPE21D480GAX1 となりますので
お求めの際は末尾の番号をちゃんと見極めておきましょう(X1かM3ということ)
900Pから半年あまり。当初は905PのシルエットがOptane SSDとして
紹介されていたこともあり、本機こそが本来のモデルと目されていました
性能差は下記の通りですが大きな差がついているわけではありません
主立った部分を抜き出してみますと、こんな感じです
905P / 900P(480GB/2.5in)
順次読み出し(最大)
2600 / 2500 MB/s
順次書き込み(最大)
2200 / 2000 MB/s
ランダム読み出し(8GB スパン)(最大)
575000 / 550000 IOPS
ランダム書き込み(8GB スパン)(最大)
550000 / 500000 IOPS
レイテンシー 読み出し
10 / 10 us
レイテンシー 書き込み
10 / 10 us
消費電力 - アクティブ時
12.8 / 14.0 W
消費電力 - アイドル時
3.3 / 5.0 W
稼動温度
0~85 / 0~70度
性能は向上しつつも消費電力や稼働温度において改善がなされている
ことから、より取り扱いのしやすいOptane SSDに仕上がっています
一度でも利用すれば気づくでしょうが、レイテンシーの短さ=4Kランダムの
生パフォーマンスに現れており、リアルな使用環境とされるキュー/スレッドが
「1」の時でNAND SSDと比べ6倍程度は高速です。そこに価値が秘められています
また混載ワークロードで900Pよりさらに力を発揮する設計となっているようです
使用感はOSを含めた各種ソフトウェアの起動速度に結びついており、
遺憾なく発揮できる高速なPC環境があることが望ましいほどです
とはいえ、普通のNAND SSDと何が違うかといわれたらそのあたりしか
なく(あとは耐久性)、利点を生かす使い方・利用法を見いだせない限り、
宝の持ち腐れとなってしまうSSDでもあります
3DCGのレンダリングや動画編集/ソフトウェア開発の中間ファイル/ビルドの
生成など、「小さな読み書きの積み重ねを膨大に要求されるような分野」で
大きな効果を発揮します。頻繁な書き消しで一番の問題となる耐久面において
心配する必要もないのが3D XPoint最大の利点です
私の場合はOSインストールドライブ以外にはビデオ編集が主な利用用途に
なりますけど、FHDクラスなら従来の2.5インチSSDでもそれほど不満はない
ものの、4K UHDクラスになると本機の性能が遺憾なく体感/発揮できます
解像度を引き上げてもストレスなく編集できるのはOptane SSDの特権でしょう
OSがOptane SSD上にあると快適に、キビキビ動くように感じます
ほんのわずかな、些細な違いですが、そのわずかな違いの蓄積がやがて
大きな差となるのです。一度実感しないと、分からない部分ですね
ゆえに価格は高いものの、一度手にしてしまえば「ストレージを買い換える
必要性もなくなってしまう」。いわば「ゴールインするためのドライブ」
でもあります。あとはOSを含めたソフトウェアの作り自体がこの
Optane SSDの特性にあったものとなっていくことを願うばかりです
近年のSSDは人間が気づける領域を超えたところまで進化してきています
から、後はブランドであったり、扱いやすさであったり、信頼性であったり
すなわち「速度以外の面を見ていく段階にさしかかってきた」ともいえます
そんな点においてもOptane SSD 900P/905Pは他と一線を画した独自性の
強い品となっており、価格面を除いたあらゆる面においておすすめできる
商品となっています。他人と違うものを求めている方にうってつけです
加えて本機の場合はU.2コネクタを備えた2.5インチ版モデルで放熱面に
おいて前身の900Pよりも表面部分に凹凸が刻まれた、さらに進化した
ものとなっています。風の流れない厳しい環境でも、どれだけ酷使しても
50度前後をキープ。夏を迎えていますが55度以上になるのを見たことが
ありません。それも風当たりがほぼない状態で、です(室温25度)
M.2タイプの高速なSSDは80度前後まで上がるため、「気にするレベルが
段違い」なほど低い温度で動作します。冬場は30度台で悠々と動きます
(改良前の900Pにてその状態でした)ので、すごいものです
これで超高速に動くわけですからね。U.2規格、侮れないことでしょう
(サーバー向けなので当然といえば当然なのかもしれませんが)
なのでほかとは違うものをお求めの方に、価値ある逸品をお探しの方に
とって、まさにうってつけの商品といえるでしょう。コストをいとわない、
「一番いいのを頼む」あなたに、ぜひ('-'*)
Windows 10を入れた後のOS起動ドライブのスコアはこんな感じです
(Spectre/Meltdown対策パッチ導入済み>4Kスコアが大幅に低下)
-----------------------------------------------------------------------
CrystalDiskMark 6.0.1 Shizuku Edition x64 (C) 2007-2018 hiyohiyo
Crystal Dew World : https://crystalmark.info/
-----------------------------------------------------------------------
* MB/s = 1,000,000 bytes/s [SATA/600 = 600,000,000 bytes/s]
* KB = 1000 bytes, KiB = 1024 bytes
Sequential Read (Q= 32,T= 1) : 2758.214 MB/s
Sequential Write (Q= 32,T= 1) : 2445.759 MB/s
Random Read 4KiB (Q= 8,T= 8) : 2054.117 MB/s [ 501493.4 IOPS]
Random Write 4KiB (Q= 8,T= 8) : 1607.964 MB/s [ 392569.3 IOPS]
Random Read 4KiB (Q= 32,T= 1) : 452.723 MB/s [ 110528.1 IOPS]
Random Write 4KiB (Q= 32,T= 1) : 394.090 MB/s [ 96213.4 IOPS]
Random Read 4KiB (Q= 1,T= 1) : 209.828 MB/s [ 51227.5 IOPS]
Random Write 4KiB (Q= 1,T= 1) : 190.191 MB/s [ 46433.3 IOPS]
Test : 1024 MiB [C: 24.1% (107.7/446.5 GiB)] (x5) [Interval=5 sec]
Date : 2018/07/12 1:12:00
OS : Windows 10 Professional [10.0 Build 17134] (x64)
ブランド | intel |
---|---|
メーカー | intel |
製品サイズ | 21.08 x 12.95 x 6.1 cm; 408.23 g |
商品モデル番号 | SSDPE21D480GAM3 |
メーカーにより製造中止になりました | いいえ |
フォームファクタ | 2.5インチ |
商品の寸法 幅 × 高さ | 21.1 x 13 x 6.1 cm |
CPUタイプ | 8032 |
プロセッサ数 | 2 |
メモリタイプ | DDR SDRAM |
ハードディスク種類 | フラッシュメモリソリッドステート |
HDDインターフェース | Unknown |
OS | not_machine_specific |
同梱バッテリー | いいえ |
商品の重量 | 408 g |