感情が遺伝することについて、しっかりまとめられた本を探す中で出会った。一章一章のまとめ方がしっかりしている。著者の価値ある研究の質を崩さない翻訳にも感謝したい。
精神科にかかったり、家族セラピーを受けたいと思う人なら先に読んでおいた方がいいだろう。中にはセラピストにかからなくても問題解決する人もいるだろう。かかるとしても、良質な人を選ぶことができるだろう。この本は、それくらい誠実なものだった。

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心の傷は遺伝する 単行本 – 2019/2/16
心の不調は、両親や祖父母が受けたトラウマが継承されていることが原因かもしれない。「トラウマの世代間連鎖」とその解決法を説く。
- 本の長さ268ページ
- 言語日本語
- 出版社河出書房新社
- 発売日2019/2/16
- 寸法13.7 x 2.4 x 19.5 cm
- ISBN-104309249043
- ISBN-13978-4309249049
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商品の説明
著者について
マーク・ウォリン
ファミリー・コンステレーション・インスティテュートの創設者であり所長。ピッツバーグ大学やウェスタン・サイキアトリック・インスティテュートの他、多くのトレーニングセンターや医療施設で教えている。
ファミリー・コンステレーション・インスティテュートの創設者であり所長。ピッツバーグ大学やウェスタン・サイキアトリック・インスティテュートの他、多くのトレーニングセンターや医療施設で教えている。
登録情報
- 出版社 : 河出書房新社 (2019/2/16)
- 発売日 : 2019/2/16
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 268ページ
- ISBN-10 : 4309249043
- ISBN-13 : 978-4309249049
- 寸法 : 13.7 x 2.4 x 19.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 74,832位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 3,077位心理学 (本)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年12月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2019年4月28日に日本でレビュー済み
現在の心の問題と家族史(祖父母や叔父叔母等)におけるトラウマ体験が関連を持つ事に驚きました。実在する人物の体験談も信憑性があります。
記述式エクササイズを通じて、トラウマを克服する方法も書かれています。
信じるかどうか、セラピーの効果はその人次第だと思いますが、読んでなるほどと思いました。
翻訳も読みやすいです。
記述式エクササイズを通じて、トラウマを克服する方法も書かれています。
信じるかどうか、セラピーの効果はその人次第だと思いますが、読んでなるほどと思いました。
翻訳も読みやすいです。
2019年3月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
トラウマや不安、鬱などが世代間で伝わることを示しており、それを断ち切るアプローチを著している点で、内容的に重要度はとても高い良書と思われる。
原著のタイトルは、
“It’s Didn’t Start with You: How Inherited Family Trauma Shapes Who We Are and How to End the Cycle”
訳者のあとがきで、原題の直訳として
「それはあなたに始まったわけではない。家族から受け継いだトラウマがどのように人を形成するか。そのサイクルをどうやって断ち切るか」
と記している。
しかし結果つけられた邦題は
「心の傷は遺伝する」
である。
文中では、ストレスを受けた親の子はストレスを感じやすい。
それを世代間に共通して影響を受ける遺伝子についてマウスを使った動物実験のエビデンスを含め示している。
しかしながら必ずしも遺伝するのではなく、エピジェネティクスとして、例えば不安を、あるいはストレスを、感じやすい環境下に晒されたからであったり、強い感受性を有しやすいから。という結果をも含んでいる。
例えば本書の
「母は祖母のストレスパターンを受け継ぎ、わたしもそれを受け継いだ」
という具合だ。
であるから、「心の傷は遺伝する」というような書名にて
『遺伝』
と断言してしまうことは、扇動的でありかつミスリーディングとなる危険性を孕んでいると思う。
素晴らしい書籍を発掘し翻訳し、その存在を報せようとする行為自体は評価するが、求めている読者に正しく理解して貰えるよう、そして多くの悩める方を救えるように出来てこそ初めて「貢献」していると言えるのだと思う。
そう考えると、訳された本書は、センセーショナルな打ち出し方で、誤解を招く可能性がある。
ゆえに出版側は、結局は目先の利益しか考えていないのだと思えて、大変残念かつ腑に落ちない。
原著のタイトルは、
“It’s Didn’t Start with You: How Inherited Family Trauma Shapes Who We Are and How to End the Cycle”
訳者のあとがきで、原題の直訳として
「それはあなたに始まったわけではない。家族から受け継いだトラウマがどのように人を形成するか。そのサイクルをどうやって断ち切るか」
と記している。
しかし結果つけられた邦題は
「心の傷は遺伝する」
である。
文中では、ストレスを受けた親の子はストレスを感じやすい。
それを世代間に共通して影響を受ける遺伝子についてマウスを使った動物実験のエビデンスを含め示している。
しかしながら必ずしも遺伝するのではなく、エピジェネティクスとして、例えば不安を、あるいはストレスを、感じやすい環境下に晒されたからであったり、強い感受性を有しやすいから。という結果をも含んでいる。
例えば本書の
「母は祖母のストレスパターンを受け継ぎ、わたしもそれを受け継いだ」
という具合だ。
であるから、「心の傷は遺伝する」というような書名にて
『遺伝』
と断言してしまうことは、扇動的でありかつミスリーディングとなる危険性を孕んでいると思う。
素晴らしい書籍を発掘し翻訳し、その存在を報せようとする行為自体は評価するが、求めている読者に正しく理解して貰えるよう、そして多くの悩める方を救えるように出来てこそ初めて「貢献」していると言えるのだと思う。
そう考えると、訳された本書は、センセーショナルな打ち出し方で、誤解を招く可能性がある。
ゆえに出版側は、結局は目先の利益しか考えていないのだと思えて、大変残念かつ腑に落ちない。
2023年11月28日に日本でレビュー済み
読み始めた最初の数ページはまだ科学的な部分もあったが、そこから、まだ冒頭部であるにも関わらず、全速力で飛ばしてくる。前書きである著者の昔語りの中身からして
「未解決のトラウマで段々と失明が進行して、いかなる方法も無駄無駄無駄無駄であったが、トラウマを癒すとクレイジーダイヤモン○で殴られたみたいに視力が治ってしまった」というもので、心の準備ができていなかった当方は不覚にも、階段を登ったつもりなのにいつの間にか降りていたポルナレ○状態になり、冷や汗が止まらなかった。
この本で著者が言いたいことは多分、トラウマは空間的、時間的制約を飛び越えて同じ属性の人全てに悪影響を与えるというもので、例えば全てのアフリカ系アメリカ人は生まれながらにして先祖が負ったトラウマを背負っている。
このような話がひたすら続く。読んでいて頭がおかしくなりそうな気さえしたが、海外のAmazonのレビューを読んだら、同じことを考えていた人がチラホラいて、ホッとしたのを覚えている。
「未解決のトラウマで段々と失明が進行して、いかなる方法も無駄無駄無駄無駄であったが、トラウマを癒すとクレイジーダイヤモン○で殴られたみたいに視力が治ってしまった」というもので、心の準備ができていなかった当方は不覚にも、階段を登ったつもりなのにいつの間にか降りていたポルナレ○状態になり、冷や汗が止まらなかった。
この本で著者が言いたいことは多分、トラウマは空間的、時間的制約を飛び越えて同じ属性の人全てに悪影響を与えるというもので、例えば全てのアフリカ系アメリカ人は生まれながらにして先祖が負ったトラウマを背負っている。
このような話がひたすら続く。読んでいて頭がおかしくなりそうな気さえしたが、海外のAmazonのレビューを読んだら、同じことを考えていた人がチラホラいて、ホッとしたのを覚えている。