モンテッソーリに魅了されている親がたまにいて、熱心に語るので気になってました。でも、モンテッソーリ教育を受けた人で著名人がいるから期待するんだろうぐらいの解釈でした。有名なところでよく出てくるのが、Appleのスティーブ・ジョブズ、Amazonの創業経営者ジェフ・ベゾス、経営学者のピーター・ドラッカーですね。
タイのインターナショナルスクールを見学したとき、モンテッソーリの学校があって、子供を通わせている母親2人に話を聞きました。「不自由にお金を払う感じ。」「好き嫌いがわかれる。」「楽しんでいるけど、協調性はちょっと弱くなるかも。」「もともとの教育は子供にインプットしていく感じ、だけど、モンテッソーリは子供のポテンシャルを引き出す手伝いをする感じ」。そんな意見を聞いたのち、学校訪問してオーナーに話を聞いたら、ますます気になったのでアマゾンで探してでてきたこの本を読みました。
サクッと読めました。モンテッソーリの考え方は好きだし、当たり前だと思う。だけど、日本の親は忙しくて時間が取れないのが根本問題な気がする。だから、根本問題の重要さを理解せずに、モンテッソーリに期待して解決できると思っているとちょっと違うかもしれない。
なんでもインプットしてアウトプットすることで習得していく。そのプロセスで脳が育つ。小さいころ五感を総動員してインプットして、なにかアクションするのは大事なんですね。腑に落ちた。子供がどういう状態か観察して、脳が育つプロセスを妨げないようにする。すごくもっともなことだし、これって子供だけじゃなくて大人にも当てはまりますよね。敏感期とか秩序感とかはじめて聞く言葉だったし、「順番、場所、所有物、慣習」に子供がこだわることも、なるほどなあと思った。
別にモンテッソーリの学校に行かなくても、親が子供をしっかり観察して、子供の五感を刺激して、いろんなアウトプットをする手伝いをしましょう。ってことが大事なんだろう。そういう意味では有益な情報だったし、興味深かったです。最近育児は「放置」が大事みたいな意見もありますが、いい距離感というのは何事も大事ですね。
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モンテッソーリ教育は子を育てる、親を育てる お母さんの「敏感期」 (文春文庫 さ 46-1) 文庫 – 2007/8/3
相良 敦子
(著)
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「モンテッソーリ教育」とは、イタリア女性初の医学博士マリア・モンテッソーリが生み出した教育法で、世界中で支持されている。一番の特徴は、子どもには、ある特定の事柄に特別な感受性を発揮する「敏感期」と呼ばれる時期があることを指摘し、その重要性を唱えたこと。本書は、その日本での第一人者である著者が、豊富なイラストとともに解説する、育児書の決定版。
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2007/8/3
- ISBN-10416771745X
- ISBN-13978-4167717452
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2007/8/3)
- 発売日 : 2007/8/3
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 256ページ
- ISBN-10 : 416771745X
- ISBN-13 : 978-4167717452
- Amazon 売れ筋ランキング: - 26,662位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について
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イメージ付きのレビュー
5 星
子供の敏感期に、間に合ってよかった(泣)!
「なんて、我が子は育てにくいんだろう……」「早く学校に行って、自立してくれぃ!」そう思って子育てをしている中で、このまま我が子と争いながら生活して良いものかどうか、迷う瞬間がありました。子供にとって親は絶対的で、安心できる存在じゃなきゃいけないのに、私ったら……。そう思い、歴史的に受け継がれている「◯◯教育」の類をかたっぱしから読んでみることにしました。「モンテッソーリ教育」は、いわゆる親や教師が一方的に教え込むのではなく、子どもの興味や発達段階を正しく理解し、子ども自身が自分を育てる力を引き出す教育なのだそうです。で、「お母さんの「敏感期」 モンテッソーリ教育は子を育てる、親を育てる」は、日本にモンテッソーリ教育を普及させた第一人者である相良敦子さんが書かれたもの。「ぼくがやるの!」とこだわりが強くて、一度決めたらテコでも動かない、親の言うことは右から左へ……の我が子をうまくコントロールできないと自分を責め、自信をなくしていた私は、藁をも掴む思いで読み進めました。まずは、本書のタイトルにもある「敏感期」と言う言葉について、具体的な説明があります。相良さん曰く「燃え上がる時期」。なるほど! 息子はミニカーの名前をひたすら覚え、ヘリコプターが通過するまで国道で立ち尽くし、虫を手掴みするまで家に帰らず……。ガッテンです! で、子供には秩序、感覚、運動の敏感期があって、発達には欠かせないと言うことがわかりました。子供を観察して、「やってみたい」を認めて、親も子も内在する力を引き出していこう、と言うのが、本書のメッセージです。ですが、親もまだ「母親になりたて」なのに、他人の評価とか効率ばかりを気にして、子供をやたらめったら注意したり、叱ったり、それで自分に自信をなくしたり……。そんな空回りが続いてしまうことがよくあります。そんな母親たちを見てきた相良さんは、親こそ、「敏感期」にあるといいます。「母親である、感受性の強い時期」だそうです。4歳になった我が子は、まだまだ「敏感期」です。イライラっとコントロールしたくなる時がしばしばです。ですが、よくよく観察して、息子のやりたいを認め始めたら、どんどん自分で身の回りのこともするし、動物園中の動物の名前を全て覚えたり、四字熟語をひたすら唱えたり、ぬりえの延長でひらがなを書いたり。親が教え込む以上に効果的に自分のやりたいことを突き詰めるようになりました。今こそ、「コントロールしなきゃ」とがんじがらめだった「母親よちよち期」の私に、伝えたいと思います。子供の「やりたい」を認めると、親もほっとするし、間に合ってよかったと思えるって。
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上位レビュー、対象国: 日本
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2024年4月19日に日本でレビュー済み
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2023年8月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私はお母さんではなくお父さんですが、いきなり実践や方法を紹介する内容の書籍よりはと思って、初めて手に取ったモンテッソーリ教育に関する本です。幼い子供たちには理由があって、こだわったりぐずったりします。筆者は、このような時期を「敏感期」と呼んでいますが、この時期に、お母さんたちは(お父さんたちも)どういう思いを持って子供たちに接すればいいか、この本は答えてくれます。子供たちを、まずは「自律」させて、次にきちんと「自立」できるように。子供たちは自分たちでやりたがっています。最後に、家でできる教材作りの紹介がありますが、それらで、「読み・書き・計算」を身に付けさせる就学前の基礎・基本の「折る」、「切る」、「貼る」、「縫う」を身に付けさせましょう。何度も読み返せる内容だと思います。
2023年3月30日に日本でレビュー済み
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モンテッソーリ教育という言葉が浸透している今日この頃ですが、より理解を深める為にこちらの本を購入しました。初めての子育てに奮闘していると色々な情報が溢れ返っていて、何を信じていいか迷子になってしまう、という経験をする方が多いと思います。そんな方にぜひ!読んでいただきたいなと思いました!子供ファーストの考え方、親の接し方など優しく著者の方がお話してくださり、明日からまた頑張ろう、そうおもわせてくれる1冊です!文章はさくさく読めるというよりかはじっくりな感じなので、本が読み慣れてる方におすすめ♪
2023年6月3日に日本でレビュー済み
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たまにモンテッソーリ関連本を読んで親と子がどういう敏感期にいるのか確認してます。この本は自分たちの現在地がわかりやすかったし、教具の作り方もわかりやすかったです。
2021年9月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
●モンテッソーリさん自身の「新しい世界のための教育」も読みましたが、外国の話だったり学術的すぎて、こちらの本のほうがしっくりきました
●子どもをどうにかしようとするんではなく、親が賢くなって子どもを見守る、という姿勢に好感をもちました。
以下、個人的な話ですが参考になれば
※子どものこだわりが強く、何か病気なのかとまで心配しましたが、本にそのことが書いてあり、むしろ成長の証なんだと嬉しく思えました。
※親だから子どものことは私が分かってる!と思ってましたが、ぜんぜんできてないことに気付かされました。子どもが伝えたいことをじっと観察できるようになりました。
子どもも分かってくれるって思ったようで、前より仲良くなれた気がします。
※モンテッソーリ式でやっていますという塾や幼稚園に行ってみましたが、まったく逆の子供を厳しく行儀よくしつけたいだけの塾がありました(うわべは教具を使ったりするのですが)。はやっているからどこでもモンテッソーリと言いますが、教師のレベルを見抜くには本読んでおいたほうが良いと思います。
※個人差が大きいと思いますが、うちの場合は、1歳10ヶ月くらいにモンテッソーリ的なおもちゃがぴったりくるのがいくつもありました。
しかし私がやらせたかった教具には見向きもしませんでした(^_^;)
1歳半からいろいろやらせてみましたが、結果的には、この本の内容だけで足りた気がします。
●子どもをどうにかしようとするんではなく、親が賢くなって子どもを見守る、という姿勢に好感をもちました。
以下、個人的な話ですが参考になれば
※子どものこだわりが強く、何か病気なのかとまで心配しましたが、本にそのことが書いてあり、むしろ成長の証なんだと嬉しく思えました。
※親だから子どものことは私が分かってる!と思ってましたが、ぜんぜんできてないことに気付かされました。子どもが伝えたいことをじっと観察できるようになりました。
子どもも分かってくれるって思ったようで、前より仲良くなれた気がします。
※モンテッソーリ式でやっていますという塾や幼稚園に行ってみましたが、まったく逆の子供を厳しく行儀よくしつけたいだけの塾がありました(うわべは教具を使ったりするのですが)。はやっているからどこでもモンテッソーリと言いますが、教師のレベルを見抜くには本読んでおいたほうが良いと思います。
※個人差が大きいと思いますが、うちの場合は、1歳10ヶ月くらいにモンテッソーリ的なおもちゃがぴったりくるのがいくつもありました。
しかし私がやらせたかった教具には見向きもしませんでした(^_^;)
1歳半からいろいろやらせてみましたが、結果的には、この本の内容だけで足りた気がします。
2022年5月15日に日本でレビュー済み
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子供を教育するときの、基本的な考え方や見方の参考になる本です。その内容は時代と共に変わってきますが、こちらは普遍的なものでいつの時代でも読み参考にできる本だと思いました。
2021年2月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とても良い知識を得る事ができました。
それと共にこれまで我が子にしてきた事について
反省すべきことも沢山わかりました。。。
タイトルは”お母さんの”ですが、
父親だって我が子に良い体験をさせてあげたい!
という思いから思わず手を取りました。
この知識を持った上で、子供への接し方や母親(妻)をサポートしていく事ができれば、我が子が望む将来の自分像への手助けが出来ると思いました。
とても良い本だと思います。
オススメです。
それと共にこれまで我が子にしてきた事について
反省すべきことも沢山わかりました。。。
タイトルは”お母さんの”ですが、
父親だって我が子に良い体験をさせてあげたい!
という思いから思わず手を取りました。
この知識を持った上で、子供への接し方や母親(妻)をサポートしていく事ができれば、我が子が望む将来の自分像への手助けが出来ると思いました。
とても良い本だと思います。
オススメです。