「白人が悪魔なんだ・・・」窃盗の罪で刑務所にいたマルコムに、弟のレジナルドが訪ねてきて言った言葉
だ・・・。
レジナルドは(他の兄弟も)マルコムが獄中にいる間、イスラム教に改宗しその教団の指導者イライジャ・ムハマドの教えを伝えに来たのだった。
その言葉が、以後のマルコムの生涯を決定的に変えてしまう・・・。
第二次大戦中のハーレムを中心とした黒人社会、屈折した白人、クラブのミュージシャンたち、ビリー・ホリディ、大量の麻薬・・・。
ごく普通の純朴な黒人少年が徐々に堕落し、加速がつき、あとは転げ落ちるように奈落へ落ちて行った若きマルコム、逮捕され刑務所へ入ったのは1946年21歳の時。
明晰な頭脳で、冷静にシニカルに自分を、黒人達を、白人達を、アメリカを見つめるマルコムの語り口が鋭い。
イスラム教、イライジャ・ムハマドに心酔し、話術を磨き、信者獲得に奔走するマルコムX導師の誕生までが前編。
読むのが、ずっと恐ろしかったマルコムXの自伝、面白すぎて少し震えながら読んでいる・・・。
以下、目次。
序/第1章・悪夢/第2章・マスコット/第3章・「ホームボーイ」/第4章・ローラ/第5章・ハーレムの住人/第6章・デトロイト・レッド/第7章・ハスラー/第8章・手詰まり/第9章・逮捕/第10章・サタン/第11章・救済/第12章・救世主/第13章・マルコムX導師

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マルコムX自伝 上: 完訳 (中公文庫 B 1-31 BIBLIO20世紀) 文庫 – 2002/3/1
- ISBN-104122039975
- ISBN-13978-4122039971
- 出版社中央公論新社
- 発売日2002/3/1
- 言語日本語
- 本の長さ421ページ
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登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2002/3/1)
- 発売日 : 2002/3/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 421ページ
- ISBN-10 : 4122039975
- ISBN-13 : 978-4122039971
- Amazon 売れ筋ランキング: - 391,498位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 71位中公文庫BIBLIO
- - 19,285位歴史・地理 (本)
- - 59,151位ノンフィクション (本)
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2015年11月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
説明通りで、配達もちゃんと予定通りに来ました。
良かったですよ。
良かったですよ。
2015年3月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
マルコムのイスラムに出会う前の人生凄まじいです。そこから変わってゆく人生はすごい。
2017年6月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
彼は運動家というより、革命家。読んだらイメージが変わりました。ゲバラのような純粋さを感じました。一読の価値があります。
2008年11月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
マルコムXとキング牧師。暴力の肯定と否定。
同時代に生きた偉大な2人の黒人解放運動者の違いとしてよく引き合いに出される部分である。しかし、果たしてそうであろうか?確かにこの本を読むと、マルコムの過激な人間性を見ることができる。だが同時に、彼は決して暴力を奨励していたわけではない。アメリカにおいて非暴力では何も変わらなかったという事実・アフリカにおける植民地解放が少なからず武力に基づいたものであったという事実を踏まえ、真に「人間」らしく生きるために、人間としての当り前の振る舞いを説いているにすぎない。少なくとも私はそう感じた。また、晩年彼の思想がキング牧師に近付いていることにも留意する必要がある。
オバマ新大統領誕生で、アメリカが本当に人種の壁を越えた国となったのか。いまだに映し出される貧民街を見るたびに、この問題の解決はそう簡単ではないと思わずにはいられない。
今こそ、この本を読む意味がある。
同時代に生きた偉大な2人の黒人解放運動者の違いとしてよく引き合いに出される部分である。しかし、果たしてそうであろうか?確かにこの本を読むと、マルコムの過激な人間性を見ることができる。だが同時に、彼は決して暴力を奨励していたわけではない。アメリカにおいて非暴力では何も変わらなかったという事実・アフリカにおける植民地解放が少なからず武力に基づいたものであったという事実を踏まえ、真に「人間」らしく生きるために、人間としての当り前の振る舞いを説いているにすぎない。少なくとも私はそう感じた。また、晩年彼の思想がキング牧師に近付いていることにも留意する必要がある。
オバマ新大統領誕生で、アメリカが本当に人種の壁を越えた国となったのか。いまだに映し出される貧民街を見るたびに、この問題の解決はそう簡単ではないと思わずにはいられない。
今こそ、この本を読む意味がある。
2013年8月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
It was very nice book! Thank you very much!
2015年10月28日に日本でレビュー済み
上巻では彼の生い立ちからネイション・オブ・ムスリム(マルコムが最初に所属した教団)に入るまでが書かれる。
彼の生い立ちについては100年前の出来事であるがこんなことが実際行われていたのかという驚愕する。(そして現在もこれほどまでではないにしろ、差別が続いている実態)
そして、彼が刑務所でイスラム教に出会い「導師」として一歩を踏み出すのであるが…下巻に続く。
彼の生い立ちについては100年前の出来事であるがこんなことが実際行われていたのかという驚愕する。(そして現在もこれほどまでではないにしろ、差別が続いている実態)
そして、彼が刑務所でイスラム教に出会い「導師」として一歩を踏み出すのであるが…下巻に続く。
2005年7月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
上巻では、幼少時代、ハーレムで過ごした時代、刑務所時代と
主に3つの時代に分かれて語られています。
幼少時代では彼の家族との関係について。ハーレム時代では彼がハスラーとしてどのように数々の犯罪に関わってきたか。
刑務所時代ではいかにしてイスラム教にのめりこんでいったのかがマルコムの言葉で物語のように語られています。
最初の頃、白人にあこがれていた彼がイスラム教にはまっていくにつれて次第に白人を白い悪魔と思うようになります。
そして出所後、人々に伝道師として黒人がどのように白人に虐げられてきたのかという教えを広めていくようになります。
その時代のアメリカでの白人と黒人との知られざる関係など興味を持って読む事ができました。
主に3つの時代に分かれて語られています。
幼少時代では彼の家族との関係について。ハーレム時代では彼がハスラーとしてどのように数々の犯罪に関わってきたか。
刑務所時代ではいかにしてイスラム教にのめりこんでいったのかがマルコムの言葉で物語のように語られています。
最初の頃、白人にあこがれていた彼がイスラム教にはまっていくにつれて次第に白人を白い悪魔と思うようになります。
そして出所後、人々に伝道師として黒人がどのように白人に虐げられてきたのかという教えを広めていくようになります。
その時代のアメリカでの白人と黒人との知られざる関係など興味を持って読む事ができました。