『ポネット』のジャック・ドワイヨン監督が映画賞を総なめした隠れた名作!
◆孤独な少年の心情をみずみずしく描いて高く評価され、ルイ・デリュック賞、フランス映画大賞、ベルリン国際映画祭・批評家連盟賞を受賞した。
◆監督は、母を失った健気な少女を描いた『ポネット』(96)のジャック・ドワイヨン。本作では少年が30分間、警官を人質に取った実際の事件から発想を得て脚本を執筆。
◆少年と姉を演じた2人の演技も高く評価され、それぞれセザール賞とヨーロッパ映画賞で男優賞、女優賞を受賞している。
【ストーリー】
南仏で離婚した母と暮らす少年マルクは、死んだと聞かされていた姉が近くの町にいることを知る。会いに行くための資金を得るためにピストルで薬局を襲ったマルクは、声をかけて来た知り合いの刑事を人質にして姉の元へ向かう…。
【スタッフ】
監督・脚本:ジャック・ドワイヨン/撮影:ウィリアム・プシャンスキー/音楽:フィリップ・サルド
【キャスト】
リシャール・アンコニナ/クロチルド・クロ/ジェラール・トマサン
1990年 フランス映画/カラー/スコープサイズ(2.35×1)/100分