ノルウェーのシンフォニック/ゴシックメタルバンド、ミットナットソル最新作です。
元リーヴズ アイズのVoリヴ嬢の実妹が在籍するバンドで今作から、お姉さんのリヴ クリスティンも参加しています。
周知の通り、リーヴズアイズの創世者アレクサンダー クルルとリヴは夫婦であり、
(嫁のために作ったバンド)
バンドを脱退したという事は、夫婦関で何らかのトラブルが発生した模様、子供の事を想ってか離婚はしないらしくお互い違う道を歩んで行く方向に進んでいます。
リヴ嬢のVoは10曲目「EITRDROPAR」で確認できアルバム全体では集注バックコーラスに徹しています。
本題のアルバム内容ですが、前作までの一本調子気味なゴシックメタルから脱却し静寂を上手く取り入れ幅の広がりを見せた楽曲が並んでいてミットナットソルには、実験的な作風となっています。
マンネリからの脱出とでも例えましょう。
しかし、メロディアスに進歩したかと言えば、むしろその逆で魅力的な楽曲が以前より少ない印象に聴こえます。
7曲目バラード「THE UNVEIED TRUTH」は素晴らしい出来ばえですが、他の曲はメロディーが弱く受け付けませんでした。
低音かつ透明感が魅力のCarmen嬢のボーカルも標準以下の楽曲が邪魔をし、残念な結果となっています。
どのメンバーが曲を提供しているのかわかりませんが、創作センスを磨けば一流ゴシックの仲間入りに値する技術力の備わったバンドだけに、今作は失敗に終わっています。
今後を期待したいですね。