内容紹介
孤高の電子音楽家agraph再始動。
実に5年ぶりとなる3rdアルバム発売決定!
「たとえばブライアン・イーノの幾つかの作品が、あるいはスティーヴ・ライヒの幾つかの楽曲が、そうであるように、このアルバムもまた、十年後に聴いても、二十年後に聴いても、五十年後に聴かれたとしても、ある絶対的な新鮮さを放ち続けているに違いない。」ー 佐々木敦
電気グルーヴ第3の男として石野卓球、ピエール瀧両氏が全幅の信頼を寄せる一方で、アニメ「ピンポン」のサントラや、バンドLAMAのメンバーとしても活躍する牛尾憲輔がソロ・ユニットagraph名義としては実に5年ぶりとなる最新アルバムをリリース! 繊細かつ穏やかなエレクトロニック・サウンドが高く評価された過去作に続く通算3作目となる本作は『the shader』は、さながら電子音の大聖堂のようであり、あらゆる技工を凝らし精緻で多様な意匠を盛り込んで人々を圧倒しようとした17世紀の建築様式になぞらえるなら、“バロック・エレクトロニックミュージック"とでも言うべき驚くべき作品となった。緻密な倍音構成、微細な音の粒子、そして聴く者の感情に訴えかける旋律は早くも畏敬の念を抱かざるを得ないほど円熟の域に到達。さらに今作のマスタリング・エンジニアはエイフェックス・ツイン、スクエアプッシャー、ジェイムス・ブレイク、タイヨンダイ・ブラクストン、アルカ、アクトレス、デムダイク・ステアといった錚々たる電子音楽家たちの作品を手掛けてきたマット・コルトンが担当している。
アーティストについて
agraph|アグラフ
牛尾憲輔のソロユニット。2003年、石野卓球との出会いから、電気グルーヴ、石野卓球、DISCO TWINS(DJ TASAKA+KAGAMI)などの制作、ライブでのサポートでキャリアを積む。ソロアーティストとして、2007年に石野卓球のレーベル【PLATIK】よりリリースしたコンビレーションアルバム『GATHERING TRAXX VOL.1』にkensuke ushio名義で参加。2008年にソロユニット"agraph"としてデビューアルバム『a day, phases』をリリース。石野卓球をして「デビュー作にしてマスターピース」と言わしめたほどクオリティの高いチルアウトミュージックとして評価されている。またWIREのサードエリアステージに07年から10年まで4年連続でLIVE出演を果たした他、先日最新アルバムの完成が発表されたUnderworldの2010年10月の日本公演でのフロントアクトを務めた。2010年には2ndアルバム『equal』をリリース。そして2016年2月、待望の3rdアルバム『the shader』を完成させた。