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彷徨える河 [Blu-ray]

ヤン・ベイヴート (出演), ブリオン・デイビス (出演), シーロ・ゲーラ (監督) 形式: Blu-ray

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Blu-ray

"もう一度試してください。"

通常版

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￥20,000

フォーマット	Blu-ray, ドルビー, 字幕付き, ワイドスクリーン
コントリビュータ	シーロ・ゲーラ, ヤン・ベイヴート, アントニオ・ボリバル・サルバドール, ブリオン・デイビス, ニルビオ・トーレス
稼働時間	2 時間 14 分

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商品の説明

闇の奥、遡上の果てに―

■ 海外の映画祭、観客が絶賛!
・コロンビア史上初のアカデミー賞外国語映画賞ノミネート!
・2015 年カンヌ国際映画祭監督週間アートシネマアワード受賞!
・その他、サンダンス、ロッテルダムなど、世界各国の映画祭で20 以上の賞を獲得!
・米映画レビューサイトRotten Tomatoesにて満足度97%!

■ 世界が注目する新鋭監督シーロ・ゲーラ!
・米エンターテインメント業界紙Variety にて「2016 年に注目すべき監督10 人」に選出!
・ハリウッドで、ノーベル文学賞受賞作家J・M・クッツェーの小説「夷狄を待ちながら」の映画化の監督に抜擢。
・本作を含めこれまでに監督した映画3 本は、全てアカデミー賞外国語映画賞のコロンビア代表として選出!

[内容解説]
≪ストーリー≫

深遠なるアマゾンの最奥に潜む闇。遡上の果てにあるものとは―
これまで語られることのなかった“失われゆくものの物語"がはじまる。

アマゾン流域の奥深いジャングル。
侵略者によって滅ぼされた先住民族の村、唯一の生き残りとして、他者と交わることなく孤独に生きているシャーマンのカラマカテ。
ある日、彼を頼って、重篤な病に侵されたドイツ人民族学者がやってくる。
白人を忌み嫌うカラマカテは一度は治療を拒否するが、病を治す唯一の手段となる幻の聖なる植物ヤクルナを求めて、カヌーを漕ぎ出す。

数十年後、孤独によって記憶や感情を失ったカラマカテは、ヤクルナを求めるアメリカ人植物学者との出会いによって再び旅に出る。
過去と現在、二つの時が交錯する中で、カラマカテたちは、狂気、幻影、混沌が蔓延するアマゾンの深部を遡上する。

彼らが向かう闇の奥にあるものとは…。

[特殊内容/特典]
≪特典映像(メイキング&インタビュー)≫
- “HISTORIA"(物語)
- “MAGIA"(魔術)
- “AVENTURA"(冒険)
- “DIVERSIDAD CULTURAL"(文化の多様性)

※特典内容や名称は予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。

[スタッフキャスト]
監督・脚本:シーロ・ゲーラ
出演:ヤン・ベイヴート
ブリオン・デイビス
アントニオ・ボリバル・サルバドール
ニルビオ・トーレス
ヤウエンク・ミゲ
ニコラス・カンチーノ

[発売元]株式会社トレノバ

(C)Ciudad Lunar Producciones

登録情報

アスペクト比 ‏ : ‎ 1.78:1
製品サイズ ‏ : ‎ 30 x 10 x 20 cm; 80 g
EAN ‏ : ‎ 4988013339996
監督 ‏ : ‎ シーロ・ゲーラ
メディア形式 ‏ : ‎ Blu-ray, ドルビー, 字幕付き, ワイドスクリーン
時間 ‏ : ‎ 2 時間 14 分
発売日 ‏ : ‎ 2017/8/2
出演 ‏ : ‎ ヤン・ベイヴート, ブリオン・デイビス, アントニオ・ボリバル・サルバドール, ニルビオ・トーレス
字幕: ‏ : ‎ 日本語
販売元 ‏ : ‎ ポニーキャニオン
ASIN ‏ : ‎ B072HHXMSZ
ディスク枚数 ‏ : ‎ 1

Amazon 売れ筋ランキング: - 181,366位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 11,328位ブルーレイ外国映画
- - 18,311位外国のドラマ映画

カスタマーレビュー:
5

カスタマーレビュー

5つのうち4.3つ

5グローバルレーティング

星5つ

83%

星4つ

星3つ

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アドナ

映像の美しさ、哲学な内容(ザックリ)

2022年6月9日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

数年前、レンタルショップで見つけた作品です。映像を忘れられず間もなくdvdを購入。

始終モノクロです。音や動きをよく感じとれる映像です。

薬物や兵器についてのメッセージ性あり。

人について何度でも考えさせられる良作。

役に立った

Bo-he-mian

其処には、我々とは全く違った時間が存在している

2017年5月6日に日本でレビュー済み

「母国コロンビアの地図を見るといつも思う事がある。国土の半分を覆い尽くす緑の大海の事を、私は何も知らない。コカイン、先住民、河、戦争・・・アマゾンには本当にそれ以上のものは・・・文化や歴史や、伝えるべき先人たちの魂は存在しないのだろうか？
その答えを私に教えてくれたのは探検家たちである。
だが、彼らは自らの冒険については語ってきたが、先住民の目線ではいまだ何も語られていない」
－監督：シーロ・ゲーラ

ちょっと面白いなあと思うのは、２１世紀に入ってから、明らかにかつてよりも人々の興味が先住民の文化に向かっていると感じる事だ。例えば、最近はやたらとアフリカ先住民にスポットが当たっていて、フツーの雑誌で特集が組まれたりする。サブカルブーム華やかなりし’９０年代は、こうした文化をもっとニューエイジ的な目線で見ていたのだが、２１世紀の今は、もっと真っすぐに、敬意をもって見つめようとしている。
去年、筆者の心を捉えた３本の映画があった。ひとつは、ロシア西部のヴォルガ河流域で、非キリスト教の自然信仰を守り続けているマリ人たちのコミュニティを舞台にした不思議なオムニバス映画『神聖なる一族２４人の娘たち』（‘１２）。沖縄をシャーマニックな目線で描き続けてきた高嶺剛監督による、シュールで変てこりんで最高な『変魚路』（‘１６）。そしてもう１本は、南米の密林の懐深く抱かれて浮遊し続けているようなコロンビア映画－本作『彷徨える河』（‘１５）だ。どちらも2010年代になってから創られた映画である。

物語は２０世紀初頭、アマゾンの奥深くで、かつて侵略者に滅ぼされた村の唯一の生き残りであるシャーマン・カラマカテの元に、重病に冒されたドイツ人の民族学者が連れられて来る。西欧人を忌み嫌うカラマカテは一度は治療を断るものの、病を治す事ができる幻の植物・ヤクルナを求めて、病める学者をカヌーに乗せ河へ漕ぎ出す。
それから数十年後の２０世紀半ば、アメリカ人の植物学者がヤクルナを求めてカラマカテの元を訪れる。しかしカラマカテは記憶や感情を失い、自身の肉体の存在すらあいまいな状態にあった・・・。
アマゾン深部へ遡上しながら交錯する二つの物語は、うつつとまぼろし、時間と空間、正気と狂気、秩序と混沌をないまぜにしながら、文明社会が忘却した精神宇宙の深淵へと観客を誘う・・・。

本作は、よく『アギーレ神の怒り』（‘７２）や『フィツカラルド』（‘８２）、そして『地獄の黙示録』（‘７９）とその原作であるコンラッドの『闇の奥』などを引き合いに語られる映画だが、こうした作品群が皆「西欧人の目線で辺境を描いた」ものであるのに対し、本作は「先住民の目線で描こうとした」作品だという事が、他と一線を隔しているのである。つまり、西欧化された我々現代人が囚われている「科学的、論理的な物の見方」とは全く違った世界の感じ方が、この映画の中で描かれているのである。

「先住民は私たちとは異なる時間概念を持っているという考え方がある。彼らの時間の概念は、西洋のように直線的に流れるものではなく、連続する複数の世界が同時に存在するというものだ。それは『時間のない時間』、『空間のない空間』と呼ばれている概念だ。
昔の探検家の足跡を辿ってアマゾンにやってきた探検家が、昔の探検家が遭遇した同じ先住民と出会い、昔の探検家の存在が神話になっている事を知る。一方、先住民にとっては、繰り返し訪れてくるのは、いつも同じ人間で魂なんだ。私たちは、探検家たちを通して、ゆっくりとカラマカテの世界観を理解できるのだ」－監督：シーロ・ゲーラ

本作に登場するのはアマゾンの先住民族だが、例えばオーストラリアのアボリジニも、時間という概念を持っていないくて、「ドリームタイム」という世界観の中で生きている、というのを本で読んだ事がある。過去・現在・未来という考え方をアボリジニはしない。万物は全て一体で、「ドリームタイム」という流れの中に同時に存在している、というような話だったと思う。そもそもこの考え方自体に明確な定義などないので言葉で説明できるものではないのだろうが、こういうことを聞いても即、理解がムヅカシイのは筆者もやはり文明病の一員だという事だ（笑）。

去年この映画を観てからすでに半年近く経っているので、細部の記憶があいまいになりかけていて断言できないのが申し訳ないのだが、映画の解説文には「若いカラマカテ」「年老いたカラマカテ」といった表現になっているが、最初の旅から数十年の時を経てアメリカ人の植物学者と出会った時、カラマカテはもっと複雑で抽象的な事を言っていたような気がするのだ。つまり我々のように、単純に「肉体が老いた」というような変化ではなく、密林の生命とか精霊とか、自身の魂とかの境界が長い間あいまいになっていて、今の自分はかつての自分とは違う、というような表現だった気がする。
若いカラマカテと年老いたカラマカテは、別の先住民が演じている。だからこの２人の容姿は当然ながら違う。筆者は単純に歳を取ったという風に解釈はしなかった。「カラマカテ」と呼ばれる同じ存在であっても・・・同じ魂を宿した別の肉体のように見えた。いや、同じ魂が違う肉体を形成した、ように見えた。そしてそこに興奮した。
ブニュエルの『欲望のあいまいな対象』（‘７７）やトッド・ソロンズの『おわらない物語アビバの場合』（‘０４）のように、映画的な実験性として違う俳優が同じ人物を演じた映画はあるが、こうしたシャーマニックな視点で人物＝肉体的存在のあいまいさを描いた映画を観るのは初めてだ！

この映画を観て改めて考えさせられるのは、いま自分たちが確信しているものの見方、考え方は本当に正しいのか？我々は「理論や科学といったものの見方」という牢獄に囚われているだけではないのか？という事である。未来というのは、これから起こる予想不可能な先の時間ではなく、今この瞬間と因果の糸でつながっていて、人間がそれを知覚する感覚が退化してしまっているから「未来」という風に分離した時間で捉える事しかできない、だけではないのか？

先住民族の神話の中には、生命が海で発生して陸に上がってきた事を暗示する物語が多くある。学問というものを持っていなかった彼らが、なぜそれを知っているのか？彼らは、論理的な思考とは違う方法でそれを知覚していたとしか思えないのである。
筆者は別に、科学を否定している訳ではない。ただ、科学というのは世界を認識するためのあまたの選択肢の中のひとつでしかなく、絶対唯一の万能のものではない、と思うのである。
こうした価値観を提示する映画が、若手監督によって作られる時代が到来した、というのはすごく刺激的でわくわくする。デジタルというテクノロジーの奴隷になり下がりつつある映画界の目を醒ます、強烈なカンフル剤となってほしい。

南米のマジック・リアリズム文学を読んでいるような、奇妙な旅の中にこの身を浸してゆくような感覚。もう一度じっくり観直したいと思わせる映画とは、そうそう出会えない。
ＢＤ＆ＤＶＤの発売が実に楽しみな一本である。

16人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

アマゾン太郎

何を伝えたいのか良く分からなかった作品。

2019年5月13日に日本でレビュー済み

二つの学者達が、出てきて話が進むけど、中途半端な感じがして、面白くなかった。

1人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

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