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吃音: 伝えられないもどかしさ 単行本(ソフトカバー) – 2019/1/31
購入オプションとあわせ買い
吃音を持つ者として、最敬礼。」
『青い鳥』『きよしこ』重松清氏絶賛!
国内に100万人──
それぞれを孤独に追いやる「どもる」ことの軋轢とは。
頭の中に伝えたい言葉ははっきりとあるのに、
相手に伝える前に詰まってしまう――それが吃音(きつおん)だ。
店での注文や電話の着信に怯え、
コミュニケーションがうまくいかないことで、
離職、家庭の危機、時に自殺にまで追い込まれることさえある。
自らも悩んだ著者が、80人以上に丹念に話を聞き、
当事者たちの現実に迫るノンフィクション!
プロローグ 18年前
第1章 死の際に立ちながら
マリリン・モンローの悩み
100万人が持つ問題
『バリバラ』番組収録
髙橋啓太の35年
訓練開始
第2章 ただ“普通に”話すために
治療と解明への歴史
治すのか 受け入れるのか
羽佐田竜二の方法
叶わなかった殉職
変化の兆し
第3章 伝えられないもどかしさ
追いつめられたエンジニア
歯科医師の意志
電話番を外してほしい
人生を変えた軽微な事故
吃音者同士のつながり
初めてのスピーチ
吃音だけのせいではない
第4章 新人看護師の死
あまりにも辛い別れ
吃音者に対しての職場のあり方
断念した夢の先
ひどくちらかった部屋
みんなに追いつきたい
唯一の動く姿と声
第5章 言葉を取り戻した先に
うまく話したいとは思わない場所
訓練の果て
吃音がよくなったとしても
第6章 私自身に起きた突然の変化
進路としての旅
神様みたいな存在
「一杯珈琲」
吃音とはいったい何か
第七章 “そのまま”のわが子を愛せるように
子どもの吃音
小さな文字で埋めつくされた連絡帳
なんとかしてあげたいという思い
五年後の表情の変化
エピローグ たどりついた現実
あとがき
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2019/1/31
- 寸法13.3 x 1.8 x 19.5 cm
- ISBN-104103522615
- ISBN-13978-4103522614
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2019/1/31)
- 発売日 : 2019/1/31
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 224ページ
- ISBN-10 : 4103522615
- ISBN-13 : 978-4103522614
- 寸法 : 13.3 x 1.8 x 19.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 221,876位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 44,938位ノンフィクション (本)
- - 63,957位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
1976年東京生まれ。東京大学工学部卒業、同大学院修了後、旅をしながら文章を書いていこうと決意し、2003年、結婚直後に妻とともに日本を発つ。オーストラリア、東南アジア、中国、ユーラシア大陸で、約5年半の間、旅・定住を繰り返しながら月刊誌や週刊誌にルポルタージュなどを寄稿。2008年に帰国。以来京都市在住。大谷大学/京都芸術大学非常勤講師、理系ライター集団「チーム・パスカル」メンバー。
著書に『旅に出よう 世界にはいろんな生き方があふれてる』(岩波ジュニア新書)『遊牧夫婦』シリーズ(ミシマ社、角川文庫)『吃音 伝えられないもどかしさ』(新潮社、講談社本田靖春ノンフィクション賞、新潮ドキュメント賞、Yahoo!ニュース | 本屋大賞 2019年ノンフィクション本大賞 各賞候補作)、『まだ見ぬあの地へ 旅すること、書くこと、生きること』(産業情報センター)『オオカミと野生のイヌ』(エクスナレッジ、共著)など。
https://www.yukikondo.jp/
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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連発・難発・多動…すべてなった事あり
今も難発です。
就職活動や就職がうまくいかず、気づいたら
お金欲しさに身体を売るようになっていた時
ふと、書店でこの本を見つけました。
まず、惹かれたのは帯です。
…なんでだろう、その帯を見たら目頭が
熱くなって涙目になってしまいました。
その場では購入せずに、その後、夜の仕事を
辞めて、昼間の仕事を始めましたが、やはり
うまくいかず、「電話対応のクレームが多い」
「君の話し方は周りを不安にさせる」と言われ
クビにされた日の帰り道にふと…
この本の存在を思い出し購入しました。
…まず、この本のあらすじを読んだ時に
私の仕事をクビにした上司や
転職を繰り返す事に対して色々言ってきた
母に読ませたいと思いました。
「吃音」を読み。当時、遠くから見ていて、気の毒に思っていた記憶がよみがえりました。
熟読して、伝えられないもどかしさに悩んでいる方がかなりおられると知り胸が痛みました。
多くの人に読んで頂き、理解を深めて貰えたらと思いました。
解説を書いておられる、重松清氏の「きよしこ」も併読、理解がより深まった気がしています。
本書は吃音の負の部分を強調させ、社会全体へ啓発するよう書かれている。
吃音を主因として命を絶った人。
重度の吃音から訓練によって改善を見せるも、大切な局面では吃音の罠にとらわれてしまう人。
吃音者である子供をもち、その対応で自己嫌悪に陥ってしまった人。
数人にスポットをあて、彼女彼らをドキュメンタリーのように追い、そして綴られる物語には読んでいる側も胸が苦しくなる。
数年にわたる連載をとりまとめた本書の形式も効果的。
取材が行われたその時々における彼女彼らの境遇や症状の波によって、吃音の捉え方が変わっていることがわかり、
また聞き手である著者の受け止め方もアップデートされていったことが伝わる。
"曖昧"で"他者が介在する"という吃音特有の辛さが技巧的に表現されていると感じた。
ドキュメンタリー調ルポだけでなく、吃音の科学的・社会的歩みも簡潔かつ濃密に説明される。
研究者でも治療か心的緩和かで見解が分かれていることや、吃音者を食い物にするかのような「矯正ビジネス」を施す側と受ける側の言い分。
多様な角度から光を当てることで、吃音問題の大きさ複雑さ根深さが浮かび上がってくる。
科学研究や法体制の解説では慎重な書き方でニュートラルな立場がとられるが、
本書が社会に投げかけたい影響については確固たる考えを感じた。
「吃音は個性である」という当事者の言説も広く持たれていることを説明し、著者も各人の考えは尊重している。
ただそれを前置きとしながら、次のように書いている。
「個性とは思えずに苦しんでいる人たちの気持ちこそ、より知られるべきだと私は思っている」(p.210)
2010年代から高まりを見せているという吃音を取り巻く活動。
それらをさらにドライブする1冊となることを願う。
ことばの障害については他人から見た印象と本人の困り感の間に大きな隔たりがあり、軽く見られる傾向があるように思う。
だからもっと早い支援が必要なのではと改めて思った。
他のアプローチの仕方も知りたい。