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パイの物語 単行本 – 2004/1/1
1977年7月2日。インドのマドラスからカナダのモントリオールへと出航した日本の貨物船ツシマ丸は太平洋上で嵐に巻き込まれ、あえなく沈没した。たった一艘しかない救命ボートに乗り助かったのは、動物たちをつれカナダへ移住する途中だったインドの動物園経営者の息子パイ・パテル16歳。ほかには後足を骨折したシマウマ、オラウータン、ハイエナ、そしてこの世で最も美しく危険な獣——ベンガルトラのリチャード・パーカーが一緒だった。広大な海洋にぽつりと浮かぶ命の舟。残されたのはわずかな非常食と水。こうして1人と4頭の凄絶なサバイバル漂流が始まった…。生き残るのは誰か?そして待つ衝撃のラストシーン!!文学史上類を見ない出色の冒険小説。
- 本の長さ479ページ
- 言語日本語
- 出版社竹書房
- 発売日2004/1/1
- ISBN-104812415330
- ISBN-13978-4812415337
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
沈没、遭難、漂流…。救命ボートに残されたのは16歳の少年と、シマウマ、オランウータン、ハイエナ、そしてトラ。生き残るのは誰か? 衝撃のラストシーンが待つ冒険小説。ブッカー賞受賞作。
登録情報
- 出版社 : 竹書房 (2004/1/1)
- 発売日 : 2004/1/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 479ページ
- ISBN-10 : 4812415330
- ISBN-13 : 978-4812415337
- Amazon 売れ筋ランキング: - 620,196位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年7月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
映画が素晴らしかったので、原作も読みたいと思い購入。やはり素晴らしかった。古本でしたが、綺麗な状態で問題なし。
2019年3月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
映画を見て気に入り、原作を読んでみたくなって購入しました。
古書で注文して、すぐ届いたことはうれしかったのですが、
忙しくて読めていませんでした。
今からページをめくります。ワクワクです。
古書で注文して、すぐ届いたことはうれしかったのですが、
忙しくて読めていませんでした。
今からページをめくります。ワクワクです。
2012年2月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ブッカー賞受賞という実績とここのレビューでの評価を見て、とても期待していました。
期待が大きかった分、評価は星2つにしました。
パイの語りの口調があまり自分好みではなかったのも影響しているとは思うが、トラと一緒に漂流するというアイデアだけが勝負の小説だと思う。
しかもそのアイデア自体は元は他の作者のもの、となると一体なぜこの作品がブッカー賞を取れたのかがすごく不思議です。
児童文学賞ならともかく、ブッカー賞の権威を下げてしまう様な作品だと思います。
期待が大きかった分、評価は星2つにしました。
パイの語りの口調があまり自分好みではなかったのも影響しているとは思うが、トラと一緒に漂流するというアイデアだけが勝負の小説だと思う。
しかもそのアイデア自体は元は他の作者のもの、となると一体なぜこの作品がブッカー賞を取れたのかがすごく不思議です。
児童文学賞ならともかく、ブッカー賞の権威を下げてしまう様な作品だと思います。
2016年2月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
映画を見て、原作読む気になって本を手に入れました。読み始めてみると、映画とは別物であることが分かりました。読み進めていくと、かなり計算されて構成されていることがわかりました。やはり、太平洋の部分は圧巻で、一気に読めるタッチで映画を凌駕していました。書き手も楽しんで書いていることが分かります。ただ、作者がマジックリアリティを目指しているなら、ちょっと読み手は作者の小手先の技に違和感を感じます。
2016年8月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
映画を見て大分経ちますが、本が手には入ったので読みました。漂流の真相やポーの小説との関連は他の方がたくさん書いてらっしゃるので省きます。まず、動物が好きな人は楽しめるのではないでしょうか。様々な動物の描写やうんちくは説得力があります。この、動物好きという立場で宗教を見るとどうなるのか?また、食べるという行為は?そのあたり、小説ではもっと深く語られるのではと期待してましたが、その期待は空振りでした。冒頭のナマケモノについての語りがとても心に残りました。映画もよくできていたなと思います。ミーアキャットの物語が入ってくる意味はやはり謎でした。でも「正しい解釈」ではなくても自分の解釈で楽しめる物語です。
2013年3月1日に日本でレビュー済み
こんな物語ははじめてです。 世界全体のレビューでは、ラストでの大どんでん返し!という解釈が大多数だそうですが、 私は「読み手によって解釈が分かれる、解釈が自由かつそれにより自己の傾向がわかる物語」という印象を受けました。 作者は、何を信じるか?というクエスチョンを読者に投げかけています。ニーチェのように、世界は解釈によって幾通りもあるということを示した上で、人間の残虐性(いわば論理的な)と動物との夢のような物語(いわば空想的な)のうち、どちらの帰結も許しています。 私はより空想的な方を選びますが、それは、作者の周囲にはびこる残虐性、偽りの中心に、キラキラとした希望や、パイのいう「神様」のようなものを感じたからです。しかし答えなどはなく、あなたがどう解釈するか、です。
2006年11月7日に日本でレビュー済み
素晴らしい素晴らしい素晴らしい…と、何回でも言ってしまいたい一冊。
漂流モノの本は数あれど、この『パイの物語』は別格です。ただの漂流
モノなんかじゃない。僕がここであらすじを紹介するよりも、とにかく
読んで欲しい。絶対に面白いから。損は絶対にしません。
…と、僕はこの本を異常なほど愛しています。だからこそ映画化の話が
とても心配なのです。文句なしの傑作になってくれればいいのですが、
大コケされては困ります。まぁこの原作自体が大変素晴らしいので、大
コケすることはないと思いますが。という意識があるからこそ心配です。
さらに映画化の話についてもう一つ心配なのが、監督についてです。当初
は『シックス・センス』『サイン』『ヴィレッジ』のシャマラン監督が監
督をするということでしたが、シャマランの映画会社との問題から白紙に
なったらしく、監督は変わるようです。『アメリ』のジュネ監督という話
を耳にしました。
これらの問題を乗り越えて傑作映画を製作してもらいたいです。
漂流モノの本は数あれど、この『パイの物語』は別格です。ただの漂流
モノなんかじゃない。僕がここであらすじを紹介するよりも、とにかく
読んで欲しい。絶対に面白いから。損は絶対にしません。
…と、僕はこの本を異常なほど愛しています。だからこそ映画化の話が
とても心配なのです。文句なしの傑作になってくれればいいのですが、
大コケされては困ります。まぁこの原作自体が大変素晴らしいので、大
コケすることはないと思いますが。という意識があるからこそ心配です。
さらに映画化の話についてもう一つ心配なのが、監督についてです。当初
は『シックス・センス』『サイン』『ヴィレッジ』のシャマラン監督が監
督をするということでしたが、シャマランの映画会社との問題から白紙に
なったらしく、監督は変わるようです。『アメリ』のジュネ監督という話
を耳にしました。
これらの問題を乗り越えて傑作映画を製作してもらいたいです。
2009年3月1日に日本でレビュー済み
《ネタバレ注意》
英国ではリチャード・パーカーの故事は割と有名らしいですが、初めて読んだ時は全く知らなかったので、最後にどうしてこのような話の展開になるのかわからず、あまり楽しめませんでした。
19世紀末に起こったリチャード・パーカーの事件を踏まえると、まず初めに人物名や水難事故などの、事件との符合という謎が撒かれ、そしてそれがラストになって明かされるという、見事な展開の小説だと言えると思います。これを知って初めて、ブッカー賞に合点がいきました。
しかし私を含め日本の多くの読者は、そのような読み方が出来なかったのではないでしょうか。単調な遭難の描写のあとにダークなどんでん返しがあるだけの小説と思ってしまった人も、少なくないのでは、と思います。
そういう翻訳小説の限界を踏まえ、星を−1させて頂きました。小説そのものや翻訳者に対しての減点ではありません。
(故事を知らずに読んでしまった人は「リチャード パーカー ポー」および「ミニョネット号事件」で検索なさってみてください。英国では有名な話らしいので、つまり実際には、驚愕のラストという言い方は正しくないようです。)
英国ではリチャード・パーカーの故事は割と有名らしいですが、初めて読んだ時は全く知らなかったので、最後にどうしてこのような話の展開になるのかわからず、あまり楽しめませんでした。
19世紀末に起こったリチャード・パーカーの事件を踏まえると、まず初めに人物名や水難事故などの、事件との符合という謎が撒かれ、そしてそれがラストになって明かされるという、見事な展開の小説だと言えると思います。これを知って初めて、ブッカー賞に合点がいきました。
しかし私を含め日本の多くの読者は、そのような読み方が出来なかったのではないでしょうか。単調な遭難の描写のあとにダークなどんでん返しがあるだけの小説と思ってしまった人も、少なくないのでは、と思います。
そういう翻訳小説の限界を踏まえ、星を−1させて頂きました。小説そのものや翻訳者に対しての減点ではありません。
(故事を知らずに読んでしまった人は「リチャード パーカー ポー」および「ミニョネット号事件」で検索なさってみてください。英国では有名な話らしいので、つまり実際には、驚愕のラストという言い方は正しくないようです。)