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リアル・スティール (ハヤカワ文庫 NV マ 6-9) 文庫 – 2011/10/14

4.4 5つ星のうち4.4 8個の評価

人間同士のボクシングが禁止された近未来、リングで闘うのは人間ではなく精巧なロボットたちになった。しかし変わらないものもある。華やかな勝利とは裏腹の負け犬は今でも存在する。旧式のロボットを抱え、落ちぶれて金もなく窮地に追いつめられた元ボクサーの男は、起死回生の手段に打って出るが……
名作「四角い墓場」(『運命のボタン』所収)を改題した表題作をはじめ、ホラーからユーモアまでを網羅した、巨匠の傑作集

商品の説明

著者について

1926年ニュージャージー州生まれ。第二次世界大戦に少年兵として従軍。1950年にホラー短篇「男と女から生まれたもの」で作家デビュー。三度にわたって映画化された『アイ・アム・レジェンド』(1954年)をはじめ、SF、ミステリ、ホラーなど幅広いジャンルで数多くの傑作長短篇を発表。また脚本家としても知られ、「ミステリーゾーン」などの人気TV番組や劇場映画でも活躍した。短篇「激突!」を自身の監督デビュー作で原作としたスティーヴン・スピルバーグをはじめ、スティーヴン・キング、ディーン・クーンツら多くの人々に影響を与え、2011年には最新長篇『闇の王国』を発表して健在ぶりを示した。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 早川書房 (2011/10/14)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2011/10/14
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 303ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4150412456
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4150412456
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 8個の評価

著者について

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リチャ−ド・マシスン
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カスタマーレビュー

星5つ中4.4つ
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8グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2014年9月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これからは人と機械はもっと仲良くしていかなければならない。心を通わす友人のようにだ。例えばSLに恋する鉄ちゃん、ロボットに感情移入できる機械屋さんのように。それをいち早く小説の中で実現したのがリチャード・マシスンだ。読んでいくうちに機械が心を通わせる友人のようになってくるから不思議だ。私はDVDも見たが、久々に見る楽しい映画だった。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年10月25日に日本でレビュー済み
 ほかのレビュアーの方が誤解しているようなので(おそらく現物を見ないで書いていますね)書きますが、この本はマシスンの既刊『運命のボタン』とは別物の短編集です。
 詳しい事情説明が解説にありますが、簡単にいうと『運命のボタン』が予想以上に好評だったが、もっと未訳作品やレアなものを入れてほしかった、という読者からの希望がかなり寄せられたため、今回映画化された「リアル・スティール」(旧題「四角い墓場」)の再校版に、未訳や大昔に訳されたきりのレアな作品9本を組み合わせて新たな短編集を編纂した、とのことです。
 収録作をざっと挙げておきましょう。
「白絹のドレス」伊藤典夫訳
 少女の独白が不気味なショートショート
「予約客のみ」(初訳)尾之上浩司訳
 星新一タイプの愉快なショートショート
「指文字」伊藤訳
 手話のやりとりの奇妙さを描く短編
「世界を創った男」以下すべて尾之上訳
 絶妙のやりとりで笑わせてくれるトンデモSF
「秘密」(初訳)
 ちょっと意外なオチで読者を煙にまく短編
「象徴」(初訳)
 ゆがんだ未来を舞台にした叙情的作品
「おま★★」
 題名どおりにスケベでエッチな、爆笑未来SF中篇
「心の山脈」(初訳)
 なんとマシスンがラヴクラフトの「狂気の山脈」の内宇宙版に挑んでいたという、力作中篇
「最後の仕上げ」(初訳)
 小粋なミステリ・ショートショート

 なかなか新作を出してくれない伝説の翻訳家・伊藤典夫氏が(ロバート・F・ヤングの短編集はいつ出るんですか〜?)、40年あまり前に訳したきりの作品2本を全面推敲しなおしたものが入っているのも嬉しく、『運命のボタン』を楽しめた読者には、必読の一冊でしょう。
 マシスンにはもう1〜2冊短編集が組めるだけの作品が残っていますので、なんとかそれもまとめてほしいものです。
39人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年12月30日に日本でレビュー済み
短編集。表題作(原題「Steel」)が出色。多くの映画の原作に選ばれる彼の巧みなプロットに瞠目する。人間同士が殴り合うことは禁止され、ロボット同士の拳闘ショーが人気を博している。主人公はオンボロ・ロボットと旧知のメカニックを相棒に、ドサ回りの生活。もはや資金も底を尽き、ロボットの部品を買うこともままならない状態だ。そんな追い詰められた彼らの選択は悲劇へと展開する。しかしそれを愚かだと笑えない。人類のメンツをもぎ取ろうともがく虚しい挑戦として映り、深い憂に満ちた感動をもたらす。

タイトル「F---」を「おま★★」と訳したのが秀逸!わはは!こういうベタなコメディは好きだ。「予約客のみ」のような、オチで「なるほど!」となるお話も好きだ。
2011年11月3日に日本でレビュー済み
 リチャード・マシスンの本が出るということは実に喜ばしいことです。知る人ぞ知る作家であり、未訳もたくさんあるというのに、きっかけがないとナカナカ出ない作家ですから。今回は映画化につられての出版です。未訳が出版されるためにもどんどん映画化してほしいところです…。

 表題作は既刊「
運命のボタン (ハヤカワ文庫NV) 」と重なっていますが他は、初訳・新訳含む読みごたえありの全10作品。
 SF、ホラー、ミステリ、そして奇妙な味わいの作品とバラエティに富んだ一冊で、そりゃ文句なしに面白い有名短篇は既刊にありますので、あれれ?と感じる作品もあるかもしれませんが、お好みにあった拾いものが見つかること請け合いです。僕は存分に楽しみました。

 約1年前に読んだばかりの「リアル・スティール」(旧題「四角い墓場」)は何度読んでも傑作で、映画では全く違った話のようですが、どのようにハリウッド化されるかを楽しむためにも読んでおきたいものです。
 「白絹のドレス」は短い話ですが、余韻は深く長く残る好篇(とても気に入りました)。
 そして、脚本家としても有名なマシスンですから、「世界を創った男」のような形式で小説を書くこともそりゃあったのでしょうね、あっという間に世界観が変わる面白さ。
 問題作の「おま★★」は、昔読んだ「ショク……」の新訳。原題が"F..."でそれはコレコレというウンチク込みの邦題でしたが、今後は『おま★★』のまま、ドキドキしたり、ニヤニヤしたり、英語圏の読者と同じ気分になれると思います。このタイトルで訳されただけでもこの本は価値があります! 

 さて、アメリカで好評の映画『リアル・スティール』、続編の話もちらほらあるようですね。しからば、続編公開時には『リアル・スティール2』(仮題)として、短篇『リアル・スティール』だけ重なった新しい短篇集を出して欲しいと思っています。何度収録されていても僕はかまいません、そのときに読んでも、また面白いでしょうから。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年10月31日に日本でレビュー済み
各短編のはじめに、簡単な紹介文がありますが、中にはネタバレに近いものもあります。それがいやな方は、本編読み終わってから紹介文を読んだほうがいいと思います。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年12月6日に日本でレビュー済み
「指文字」「おま★★」の2作は、
聞いたことはあっても読んだことのなかった短編。
手軽に読めるようになったのは、大変嬉しい。

他にも、笑えるもの、不気味なもの、
キツネにつままれたようなものもあり、
たっぷり楽しませてもらいました。

でもマシスンには、もっとたくさんの作品があるはず。
さらに多くの作品が紹介されることを祈ります。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート