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できそこないの男たち (光文社新書 371) 新書 – 2008/10/20
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サントリー学芸賞受賞作
『生物と無生物のあいだ』を経て
辿り着いた意欲作。
<女と男>をめぐる、
スリリングな生命ドラマ
◎ 内容紹介
地球が誕生したのが46億年前。そこから最初の生命が発生するまでに
およそ10億年が経過した。そして生命が現れてからさらに10億年、
この間、生物の性は単一で、すべてがメスだった。
(本文より)
<生命の基本仕様>----それは女である。
本来、すべての生物はまずメスとして発生する。
メスは太くて強い縦糸であり、オスは、メスの系譜を時々橋渡しし、
細い横糸の役割を果たす「使い走り」に過ぎない----。
分子生物学が明らかにした、男を男たらしめる「秘密の鍵」。
SRY遺伝子の発見をめぐる、研究者たちの白熱したレースと
駆け引きの息吹を伝えながら
≪女と男≫の≪本当の関係≫に迫る、あざやかな考察。
◎ 目 次
プロローグ
第 一 章 見えないものを見た男
第 二 章 男の秘密を覗いた女
第 三 章 匂いのない匂い
第 四 章 誤認逮捕
第 五 章 SRY遺伝子
第 六 章 ミュラー博士とウォルフ博士
第 七 章 アリマキ的人生
第 八 章 弱きもの、汝の名は男なり
第 九 章 Yの旅路
第 十 章 ハーバードの星
第 十一 章 余剰の起源
エピローグ
◎ プロフィール
福岡伸一(ふくおかしんいち)
1959年東京都生まれ。京都大学卒業。ロックフェラー大学およびハーバード大学研究員、京都大学助教授を経て、青山学院大学理工学部化学・生命科学科教授。専攻は分子生物学。著書に『プリオン説はほんとうか?』(講談社ブルーバックス、講談社出版文化賞科学出版賞受賞)、『ロハスの思考』(木楽舍ソトコト新書)、『生物と無生物のあいだ』(講談社現代新書、サントリー学芸賞受賞)、『生命と食』(岩波ブックレット)などがある。2006年、第一回科学ジャーナリスト賞受賞。
- 本の長さ288ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2008/10/20
- ISBN-104334034748
- ISBN-13978-4334034740
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商品の説明
出版社からのコメント
<生命の基本仕様>
それは女である
サントリー学芸賞受賞作『生物と無生物のあいだ』を経て辿り着いた意欲作。《女と男》の《本当の関係》を知る
○オビ裏
「人は女に生まれるのではない、女になるのだ」
シモーヌ・ド・ボーヴォワールはこう高らかに宣言した。
しかし、これは生物学的に見て明らかに誤りである。
著者について
一九五九年東京都生まれ。京都大学卒業。ロックフェラー大学およびハーバード大学研究員、京都大学助教授を経て、青山学院大学理工学部化学・生命科学科教授。専攻は分子生物学。著書に『プリオン説はほんとうか?』(講談社ブルーバックス、講談社出版文化賞科学出版賞受賞)、『ロハスの思考』(木楽舎ソトコト新書)、『生物と無生物のあいだ』(講談社現代新書、サントリー学芸賞受賞)、『生命と食』(岩波ブックレット)などがある。二〇〇六年、第一回科学ジャーナリスト賞受賞。
登録情報
- 出版社 : 光文社 (2008/10/20)
- 発売日 : 2008/10/20
- 言語 : 日本語
- 新書 : 288ページ
- ISBN-10 : 4334034748
- ISBN-13 : 978-4334034740
- Amazon 売れ筋ランキング: - 88,515位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
ふくおかしんいち
1959年東京生まれ。京都大学卒。
米国ハーバード大学研究員、京都大学助教授などを経て、現在、青山学院大学総合文化政策学部教授。分子生物学専攻。専門分野で論文を発表するかたわら、一般向け著作・翻訳も手がける。
2007年に発表した『生物と無生物のあいだ』(講談社現代新書)は、サントリー学芸賞、および中央公論新書大賞を受賞し、67万部を超えるベストセラーとなる。他に『プリオン説はほんとうか?』(講談社ブルーバックス、講談社出版文化賞)、『ロハスの思考』(ソトコト新書)、『生命と食』(岩波ブックレット)、『できそこないの男たち』(光文社新書)、『動的平衡』(木楽舎)、『世界は分けてもわからない』(講談社現代新書)、週刊文春の連載をまとめたエッセイ集『ルリボシカミキリの青』(文藝春秋)など、著書多数。
最新刊は対談集『エッジエフェクト−界面作用−』(朝日新聞出版)。
現在、ヒトがつくりかえた生命の不思議に迫る番組、NHK—BS「いのちドラマチック」に、レギュラーコメンテーターとして出演中。また、生物多様性の大切さを伝えるための環境省の広報組織「地球いきもの応援団」のメンバーもつとめる。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
と男の子二人育てたママ友が言いました。
女の子と男の子、ひとりずつしか育ててない私は、真意をはかりかねて黙ってました。
それやこれや、育児の中で感じた、個体差ではない性差、これはいったいなんだろう、ずっと抱いてきた疑問。
それらに対するヒントが得られれば、と読み始めました。
夕刊のコラムで、こちらの気鋭の生物学者さんの博識なこと、卓越した文章表現などは承知してました。
実際読んでみて、生物学的な知識を得る以上に、ミステリー本としても、とても刺激的!
DNAを写本にたとえたり、わかりにくい事柄を学術的でない方法で解説される、発想の豊かさにも圧倒されました。
生物好きには、面白くてたまらない一冊です。知の喜びを随所に感じ、クラクラ陶酔を覚えることも。
まずは男女の違いを決定づけるY染色体。その発見に至るまでの歴史的ストーリーが小説仕立てで描かれます。
門外漢にもわかりやすく関心をそそるタッチです。
そうして20世紀、男性発現に決定的なSRY遺伝子が特定されるに至るプロセスが、2研究グループのスリリングな競争といった側面から書かれています。
その1シーンに著者も立ち会ったということですから、リアリティありますね。
そして、人間の肉体的構造の解説から、生命のデフォルトは女性で、カスタマイズが加えられると男性になる、
つまりアダムの肋骨から作られたとされてきたイブこそが、アダムを作り出した、と導かれます。
また男性を男性とするに欠かせないホルモン、テストステロンが、驚いたことに、免疫システムに抑制的に働くのだそうですよ!
というように驚くべき事実がつぎつぎと語られるにつれ、私には常々感じる男子の弱さが腑に落ちてくるのでした。
エピローグも圧巻で、なるほど赤ん坊のあの生態は、そういうことだったのか、と。
そして人間とは人生とは、示唆に富んだ締めくくりです。
この本を読んで、男性に対する見方が変わりました。
「できそこないの方たち」ですから、大らかに見てあげませんと♪
雄が生まれた理由は種の保存をより強固なものにするため。男の本質は「使い走り」。
イブはアダムのあばら骨から生まれたのではない。
では、現代社会における女性と男性の関係は・・・・
この本を読んで一層考えさせられた。
ただし、この染色体のそろっていないヘテロ(人間では雄)は、生物学的には、ホモ(人間では雌)のできそこないであることを、教えてくれる生物教師はあまりいない。あまりにも、うけとめるのが、難しい事実だからというわけではなくて、遺伝子の構造等(DNAの二重らせん構造)が発見されたのは、確か1960年代くらいで、不勉強な年配の教師は、一般に、遺伝子の問題にそれほどくわしくなかったというだけのこととおもう。
ついでにいっておくが、X染色体には、生命維持に必要な遺伝情報がぎっしりつまっているが、Y染色体には、生命維持に必要な遺伝情報がほとんどなく、ほとんどが女を追いかける遺伝情報でうめつくされている。ここまでなら、それほど衝撃的でないかもしれないが、人間の染色体の数は、たかだか20数本である。
つまりは、男は女にくらべたときの生物としての優秀さは、24分の23くらいのものだということだ。歴然とした差である。
というようなことを簡単に解説してくれている本はないか、とさがしていて、これはどうかと購入してみたが、購入した目的が、学生によませることなので、実はまだよんでいない。レビューをよんだかぎり、生物学的知識に著者の文学的想像力をまぜてかいてあってよみにくそうなので、かったはいいがてがでないのである。実際、上のようなことが、簡潔に説明されているかどうか、読んだかたは教えてほしい。
ちなみに、たしか、にわとりだったとおもうが、ヘテロが雌、ホモが雄になる生物もあり、この場合の性染色体は、XとYでなく、ZとOだったような記憶がある。
くじゃくなど、みためが、雄のほうが華やかな種類は、このてのがおおいと理解しているとほぼまちがわない。
これだけ読んでもわかるように、実は、ジェンダーにかんしていえば、社会学者の書いたものを何冊もよむより、生物学者の書いた(あるいは生物学の専門書を読みこなせる程度の文章のうまいひとの書いた)コンパクトな一冊をよむほうが、はるかにインパクトのある知識がえられる。誰でも読める、薄さと文章にしたものを、どこかの出版社で企画してほしいものだ・・・
まあ、ありていに言って、男は玉砕は得意かもしれないが、いきのびることについては、女にくらべて本能的に弱いので、日本民族がほろびたくなかったら、国家の命運は女性にまかせるのがいいとおもいます。
と思いつつパラパラすると,
「SRY遺伝子」「受精卵がその発生プログラムを・・・」云々
とムズカシそうな雰囲気が漂い,
ちょっと引き気味になりつつも
面白い,といった知人の言葉を信じて読んでみると,
はい,なんと,面白かったです。
あっという間に読み終わりました。
「生命の基本仕様は女であり,男は女がカスタマイズされたものだ」
という話を分子生物学の学者が書いたものですが,
これだけ万人に飽きずに読めるように書けるのは文才でしょうね。
なぜ男は女より寿命が短いの?のあたりは,素人的に大変納得してしまいました。
おしむらくはエピローグの後半の「あの快感の仮説」。
突然の暴走に少々ついていけない感じでした。
はあ,なんじゃそりゃ,みたいな。
もしかして,面白い授業のオチみたいなつもりで書いたのかもしれませんが・・・。
帯に「女子必読!」とありましたが,特に女性ウケする内容というわけではなく,
男女どちらが読んでも面白いのではないかと思いました。