F#のことが大変わかりやすく書かれた本です。
F#にとどまらずに関数型言語の全体像を書くのは本書の対象外のようですが、F#の利用に必要な部分はちゃんと説明してあるようです。その上でF#のそれなりに深い部分まで説明があり、しっかり理解することができます。
ただF#を本格的に使おうとするなら、関数型言語そのものの勉強もしておいたほうがよいでしょうね。末尾再起とかは、この本に書いてある説明だけでは今一つピンときませんでした。
そもそも関数型言語というものが、たとえばオブジェクト指向言語などと同じく、一つのパラダイムをなしているわけで、見慣れない便利そうな機能がたくさんあり、即使ってみたくなりました。
ただ、オブジェクト指向なんかよりも、プログラムというのが天才の仕事だったころの匂いがするように思えました。その辺はやはりLISP以来の古風な感じはありましたね。その分使いこなせればかなり美しくまとまりそうなのですが。
本書も全体的にそういう対象向けに書かれているようで。付録で.NET Frameworkの説明が少し付いているのですが、WPFの説明は7ページしかないにもかかわらず、コマンドのバインディングの説明があったりして。深く理解して当然の人を対象にしているようです。
大変わかりやすいですが、しっかり考えないと本当に理解はできない本です。

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プログラミングF# 大型本 – 2010/8/26
マイクロソフトが注力する新しい関数型言語F#の解説書です。F#はOCamlやHaskellといった関数型言語から大きな影響を受けており、シンプルかつ強力で、効率良く開発できると注目を集めています。特に、高性能な数値計算、効率的な並列処理、ソフトウェアテストの向上など、数々の場面でに威力を発揮します。習得が難しいとされ、敷居が高い印象のある関数型言語ですが、F#は.NETプラットフォームで利用可能で、また本書では関数型言語の基本から解説しているので、関数型言語に初めて触れる方でも楽しく知識を身につけることができるでしょう。F#の言語の詳細を知りたい人はもちろんのこと、関数型言語について学びたい人にもおすすめの一冊です。F#開発チームの一員だった著者が効率的で楽しいプログラミングを約束します。
- 本の長さ436ページ
- 出版社オライリージャパン
- 発売日2010/8/26
- ISBN-104873114667
- ISBN-13978-4873114668
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登録情報
- 出版社 : オライリージャパン (2010/8/26)
- 発売日 : 2010/8/26
- 大型本 : 436ページ
- ISBN-10 : 4873114667
- ISBN-13 : 978-4873114668
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,123,492位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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