1990年の作品なので4:3のSD画質であり、収録も525i相当なためにハイビジョンテレビで見るといささか物足りない面があるかも知れないが、まだ200系オンリーだった頃の上越新幹線をよく感じ取ることが出来る。高崎通過後の長野新幹線や本庄早稲田駅がない、ホームが12両分しかない、通過時に軽く警笛を鳴らす等、現在と若干違う点も見逃せないだろう。
ただ、収録が1990年1月であり、実は「あさひ」の時速275kmは開始しておらず(開始は1990年3月)、「信号275」の指示はないし、実際越後湯沢通過前にそれほど速く走っていると言う感じはない。またトンネル通過時、カメラの明るさを全く調節していないために画面は真っ黒で、後年他社が発売した新幹線の前面展望ビデオを見慣れるとその点も多少退屈には感じる。