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利休百首 単行本 – 1973/4/1
井口 海仙
(著)
“その道に入らんと思ふ心こそ 我身ながらの師匠なりけれ”
“規矩作法守りつくして破るとも 離るゝとても本を忘るな”
“規矩作法守りつくして破るとも 離るゝとても本を忘るな”
茶の要諦を和歌に託して利休がのちの茶人のために遺した百首をやさしく解説。
いつ、どこででも茶道の原点を学ぶことができるポケット版。
- 本の長さ217ページ
- 言語日本語
- 出版社淡交社
- 発売日1973/4/1
- ISBN-104473000486
- ISBN-13978-4473000484
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登録情報
- 出版社 : 淡交社 (1973/4/1)
- 発売日 : 1973/4/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 217ページ
- ISBN-10 : 4473000486
- ISBN-13 : 978-4473000484
- Amazon 売れ筋ランキング: - 179,469位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 104位茶道 (本)
- - 12,239位アート・建築・デザイン (本)
- - 28,528位暮らし・健康・子育て (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2016年6月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
前から興味あったので今回購入しました。ゆっくり読んで行きたいと思ってます。本自体はとても綺麗で新品同様発送も問題なく届きました。
2015年6月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
31文字の中に利休の教えがあり、茶道紙には無い点前の意味や綺麗に見える所作を示しているのでとても勉強になります。
ただ読むだけでなく、一つ一つ自分の物にしていきたいです。
ただ読むだけでなく、一つ一つ自分の物にしていきたいです。
2013年5月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
お手元に置いて、何かの折にページをめくってみる価値のある本です。解説もわかりやすいです。ただ、ビニールの表紙は必要ないかと・・・。
2018年7月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
中身は綺麗でしたが
表紙が付いてませんでした。
個人的には中身がわかればよかったし、
綺麗でしたの問題はないです。
表紙なしの記述があれば良かったと思います。
表紙が付いてませんでした。
個人的には中身がわかればよかったし、
綺麗でしたの問題はないです。
表紙なしの記述があれば良かったと思います。
2011年12月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
カバーをはずすと手帳のような防水のしっかりした装丁です。
中身はシンプルで、一句一句説明がされています。
心構えからだんだんお茶の作法の中身になっていきます。
昔の方はよくここまでひと動作ひと動作考えたものです!
細かいです。すごいです。
動作の裏の効率。心理効果。
来てくれてありがとうという気持ちに、こういった動作が加わって、お客が心地よく帰ってくれて、感謝の気持ちが表せたことになる。
動作のデザインっていうか。
感動。
お客もまた、感謝をあらわせるところがすてきです。
中身はシンプルで、一句一句説明がされています。
心構えからだんだんお茶の作法の中身になっていきます。
昔の方はよくここまでひと動作ひと動作考えたものです!
細かいです。すごいです。
動作の裏の効率。心理効果。
来てくれてありがとうという気持ちに、こういった動作が加わって、お客が心地よく帰ってくれて、感謝の気持ちが表せたことになる。
動作のデザインっていうか。
感動。
お客もまた、感謝をあらわせるところがすてきです。
2014年3月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
現代の日本人が忘れかけている、作法、礼儀、精神、心が茶道という「道」を通して知ることができます。千利休が茶道の心得を和歌に則って三十一文字 一歌 で 百首 書かれています。茶道をするひと、しない人にも日本人としての心に響く言葉です。
2019年5月4日に日本でレビュー済み
ラジオ番組「芸術その魅力」で、この4月から「千利休と茶の湯の美」をテーマで生形 貴重氏が講師を務めている。
大変聴きやすく、尚且解りやすい為、毎回楽しみにしている。
第4回「唐物荘厳とわびの美意識との両立」の放送の講義は、
とりわけ非常に有意義な時間となった。
茶の湯における侘び寂びの美意識は、私には今まで難解過ぎて、
詭弁ではないものの、何を表現している精神美なのか今ひとつ分からなかったが、
生形氏の解説により、
漸く入って行けなかった世界が開けた感がした。
それは、『南方録』に収載されている逸話で、
侘び茶の真髄、侘び茶のこころとして、
師弟それぞれが違う歌を選び出して提示したと謂う。
創作だとは思うが、真髄は射抜いているとの事だった。
武野紹鴎 選
見渡せば花も 紅葉もなかりけり
浦の苫屋の秋の夕暮れ
藤原定家(新古今集)
千 利休 選
花をのみ待つらん人に
山里の雪間の草の春を見せばや
藤原家隆(壬二集 六百番歌合304)
春という時節は、新な生命が芽吹くときであるから、
美しい花ばかりの候ではないということを示したい、
利休の本意の例示とある。
この萌しの気配と眼目で、利休の様々な言行の逸話や品々が蘇った。
そして、発想や着想などから、
利休はやはり芯が芸術家だったことを改めて認識。
また、藤原家隆は新古今集にて最も好きな一首
「志賀の浦や遠ざかりゆく波間より 凍りて出づるありあけの月」
の作者であり、
この歌人に再び導かれたことにもなる。
そして、書棚から出して再読した本書『利休百首』。
総てが利休によるものとは断言出来ないと
解説者も序でことわりを入れている。
しかし、如何に細心の注意の集積で点前を標準化していったか、
五感を常に働かせながら目の前の所作の勘所を明確に行うように
編まれている。
98首目には、
〈茶の湯とはただ湯を沸かし茶を点てて
飲むばかりなる事と知るべし〉
と在り、
完成度を高める事と心的努力及び作業の訓練は如何にあるべきかを、
逆説的に説いている。
33首目
〈墨蹟をかける時には啄木を 末座の方へ大方は引け〉
は、私には想い出の歌。
結婚前に、実家の2軒隣の茶華道の教室へ通っていた頃のこと。
仕事上、掛軸の扱いについて御家元にお訊きすることがあった。
掛け物の巻緒は、掛けた時はどの様にする約束事かを教えて戴いた。
御家元は正確に日本家屋のつくりから教えて下さり、
更に、色々な造りもあり、掛ける場所が日本家屋ばかりとは限らないから、
下座へ寄せると覚えておきなさいとの回答であった。
その数年後、
ドイツの美術館で日本の軸装古画が現代建築の中で展示されていて、
巻緒が掛緒にぐるぐると巻き付けられていたり、
掛緒の中央に垂らされていたりと、困った様相を目にした。
納めた画商や学芸員の変遷を感じる光景でもあった。
今は鬼籍に入られた亡き御家元、
戦前の名古屋大学を御卒業され官僚の職を経ての継承。
忘れられない知識人であった。
茶人とはどういう人を指すかも教えて戴いた気がする。
『新古今和歌集』の撰者の一人
藤原家隆の祥月命日に(1237年5月5日歿) 。
大変聴きやすく、尚且解りやすい為、毎回楽しみにしている。
第4回「唐物荘厳とわびの美意識との両立」の放送の講義は、
とりわけ非常に有意義な時間となった。
茶の湯における侘び寂びの美意識は、私には今まで難解過ぎて、
詭弁ではないものの、何を表現している精神美なのか今ひとつ分からなかったが、
生形氏の解説により、
漸く入って行けなかった世界が開けた感がした。
それは、『南方録』に収載されている逸話で、
侘び茶の真髄、侘び茶のこころとして、
師弟それぞれが違う歌を選び出して提示したと謂う。
創作だとは思うが、真髄は射抜いているとの事だった。
武野紹鴎 選
見渡せば花も 紅葉もなかりけり
浦の苫屋の秋の夕暮れ
藤原定家(新古今集)
千 利休 選
花をのみ待つらん人に
山里の雪間の草の春を見せばや
藤原家隆(壬二集 六百番歌合304)
春という時節は、新な生命が芽吹くときであるから、
美しい花ばかりの候ではないということを示したい、
利休の本意の例示とある。
この萌しの気配と眼目で、利休の様々な言行の逸話や品々が蘇った。
そして、発想や着想などから、
利休はやはり芯が芸術家だったことを改めて認識。
また、藤原家隆は新古今集にて最も好きな一首
「志賀の浦や遠ざかりゆく波間より 凍りて出づるありあけの月」
の作者であり、
この歌人に再び導かれたことにもなる。
そして、書棚から出して再読した本書『利休百首』。
総てが利休によるものとは断言出来ないと
解説者も序でことわりを入れている。
しかし、如何に細心の注意の集積で点前を標準化していったか、
五感を常に働かせながら目の前の所作の勘所を明確に行うように
編まれている。
98首目には、
〈茶の湯とはただ湯を沸かし茶を点てて
飲むばかりなる事と知るべし〉
と在り、
完成度を高める事と心的努力及び作業の訓練は如何にあるべきかを、
逆説的に説いている。
33首目
〈墨蹟をかける時には啄木を 末座の方へ大方は引け〉
は、私には想い出の歌。
結婚前に、実家の2軒隣の茶華道の教室へ通っていた頃のこと。
仕事上、掛軸の扱いについて御家元にお訊きすることがあった。
掛け物の巻緒は、掛けた時はどの様にする約束事かを教えて戴いた。
御家元は正確に日本家屋のつくりから教えて下さり、
更に、色々な造りもあり、掛ける場所が日本家屋ばかりとは限らないから、
下座へ寄せると覚えておきなさいとの回答であった。
その数年後、
ドイツの美術館で日本の軸装古画が現代建築の中で展示されていて、
巻緒が掛緒にぐるぐると巻き付けられていたり、
掛緒の中央に垂らされていたりと、困った様相を目にした。
納めた画商や学芸員の変遷を感じる光景でもあった。
今は鬼籍に入られた亡き御家元、
戦前の名古屋大学を御卒業され官僚の職を経ての継承。
忘れられない知識人であった。
茶人とはどういう人を指すかも教えて戴いた気がする。
『新古今和歌集』の撰者の一人
藤原家隆の祥月命日に(1237年5月5日歿) 。
2012年12月7日に日本でレビュー済み
知っているつもりのことが、改めてきちんと知ることができました。