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零崎人識の人間関係 匂宮出夢との関係 (講談社ノベルス) 新書 – 2010/3/25

4.2 5つ星のうち4.2 11個の評価

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「零崎一賊」――それは“殺し名”の第三位に列せられる殺人鬼の一賊。
汀目俊希として中学校に通う零崎人識の下に、彼の友人を名乗る人物が現れた。“殺し名”序列一位、匂宮雑伎団の次期エース、匂宮出夢である。その口から発せられた『お願い』とは……!?
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2010/3/25)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2010/3/25
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 192ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4061826794
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4061826793
  • 寸法 ‏ : ‎ 10.6 x 1.4 x 17.4 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 11個の評価

著者について

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西尾 維新
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1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞してデビューする(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 零崎人識の人間関係 零崎双識との関係 (ISBN-13: 978-4061826816 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

星5つ中4.2つ
5つのうち4.2つ
11グローバルレーティング

この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2010年3月26日に日本でレビュー済み
読み終えて.私は柄にもなく泣いてしまいました。
ひとことで言って.この物語はやっぱり『不幸せ』だと思ったからです。
露骨にネタバレになると困るので詳しくは書きませんが...
出夢くんの感情は.大半の方は予想通りかと思うのですが.私にとっては少し予想外でした。
でもそれだけに.あまりに不幸せだし.報われないふたりの関係をとても悲しく思いました。
けれど.これがいわゆるハッピーエンドなるもので終わっていたなら.私は星5つにはしていないと思います。
気持ちはとても複雑なのですが.不幸せだからこその綺麗な物語なのかなと思います。
皮肉なことです...

また.私はこの本の中で.出夢くんの『女の子らしさ』を見たような気がします^^
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年3月28日に日本でレビュー済み
『人間シリーズ』完結編四部作の1冊で, 『メフィスト』の2008年9月号 に掲載の作品.
時系列としては『戯言シリーズ』のおよそ5年前,主人公が中学生の頃となっています.
この作品での事が他でもたびたび語られるなど,四部作の中でも重要な作品のようです.

同時刊行された4作の中では最もわかやすく二人の『人間関係』が語られているようで,
相手側の目線を中心に葛藤や心のぶれを描く事で,主人公との関係が語られていきます.

序盤は比較的明るめ,二人のやり取りは憎まれ口を叩きながらもどこか楽しげに映り,
他にも『戯言シリーズ』では触れられていない事がチラリと出てくるのは楽しみどころ.
また途中のバトルシーンもあまりダレず,こまめに場面を切り替える演出はテンポが良く,
中でも敗者が最期を迎えながらに思う場面は,三人称視点ならではの良さが感じられました.

そして終盤,二人の関係に影響するある人物の登場にはソワソワと落ち着かない気分で,
人を食ったような態度で揺さぶり,心をかき乱していく様子には何とも言えない嫌悪感が.

そこから結末へと向かう流れは相手側の苛立ち,心の叫びが痛いほどにわかるもので,
裏側にある気持ちと苦しむ様子を見ていた分,そういう態度でしか伝えられない哀しさ,
いよいよ決定づけられてしまう二人の『関係』に大きな切なさを残すものとなっています.
最初と最後では違っている服装の意味も,読後の苦さをさらに強くさせられ印象に残ります.
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年1月5日に日本でレビュー済み
殺人鬼と殺し屋との関係はあってはいけないものだったのかもしれないです。
個人的には2人が大好きです。
だからこそいつまでも、≪共犯者≫で居て欲しかった。
殺人鬼と殺し屋だからこそ、≪共犯者≫では居られなかった。

殺し屋の気持ちが、殺人鬼に分かる日は
確実に来ないのだと思います。

この『関係』で良いのです。

ツライけどね。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年6月28日に日本でレビュー済み
「人間」シリーズの最終4巻の内の1冊。

「戯言シリーズ」本編の数年前の話。4冊の中で比較すると、この出夢編が一番シリーズ本編との関わりというか、影響が大きい。ある時点までは、二人の関係は上手く噛み合っていた。しかし、ある人物と出会うことで、その関係が大きく歪み、壊れる。最悪の面目躍如であるともいえるし、そのまま出会うこと無く済んでいたら、という展開も面白そうだと思う。

また、この巻では、これまでそう多く見られなかった、西条玉藻の活躍?するシーンも結構ポイントかもしれない。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年3月27日に日本でレビュー済み
 4冊同時刊行だとどこから手をつければ良いか迷うが、素直な気持ちで発生時系列順に読むことにする。あとがきによるとどれもが最終巻らしいが…。
 これは零崎人識が未だ汀目俊希を名乗っていた時期のこと。彼が在籍する中学校に匂宮出夢が訪れ、玖渚直暗殺の仕事を手伝ってくれるように依頼する。人識は口では嫌がりながらも素直に手伝うことにする。しかし、直の護衛についているのは直木三銃士という格上の相手。西条玉藻とあわせて三人で襲撃をかけるが…。

 本文中では詰襟制服を着用している出夢だが、イラストではセーラー服着用なのが印象的。裏タイトルは、匂宮出夢の人間関係かもしれない。ある人物の介入が、彼らの関係の転機をもたらす。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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