この2017年マスターは、ダークホース・イヤーズと比べて、わりと劇的な変化をしており、かなりマイルドで品がある音に生まれ変わりました。私はこれまで、ダークホース時代があまり好きではなかったのですが、それは曲や演奏が悪いのではなく、マスタリングの問題だったのだと分かりました。この2017年盤(マスターは2018年盤も同じ)をこれからは愛聴していきたいと思います。ちなみに、アルバムによっては、マスタリングの変化が小さなものもあります。このアルバムは変化が大きいほうです。
うまい表現ではありませんが、2004年盤はシャカシャカ(高音が強い)、2017年盤はタンタン(高音控えめ)という感じの音です。大きな音で聴くと、後者のほうが遥かに心地よく響きます(以前のほうは、やかましい)。
ぜひ、この音質でフライング・アワーなど当時のボツ曲をボーナス・トラックに入れて発売してください、レコード会社さん。