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サバイバル!: 人はズルなしで生きられるのか (ちくま新書 751) 新書 – 2008/11/1
- 本の長さ254ページ
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日2008/11/1
- ISBN-104480064524
- ISBN-13978-4480064523
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登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (2008/11/1)
- 発売日 : 2008/11/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 254ページ
- ISBN-10 : 4480064524
- ISBN-13 : 978-4480064523
- Amazon 売れ筋ランキング: - 402,219位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,363位ちくま新書
- - 1,375位登山・ハイキング (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
ども、はっとりぶんしょうです。アマゾンに宣伝のスペースがあるとのことで、入り込んでまいりました。
6月の下旬にみすず書房から『ツンドラ・サバイバル』(サバイバル登山家シリーズの第3弾)を出すことになり、それのあわせて、いろいろなところでしゃべることになったので、ここで宣伝しておきます(イベント告知のスペースもあるようですが、面倒なので)。6月15日石川県金沢市で夕方(SLANT主催)、7月4日国際ブックフェア。19日湘南ツタヤ(19時から)、7月30日下北B&B、8月8日に群馬県の山の日のフェスにも顔出します。最近「本の雑誌」で連載が始まりました。隔月刊の『フィールダー』でも連載しています。もちろん「岳人」でも連載中です。
月刊「新潮」2月号に創作(小説)が掲載されています。歴史ある文芸誌に掲載していただくという経験全部が面白かったです。作品も苦労した分、なかなかおもしろいものになったのではないかと思います。「ヒロ、青木は登ったぞ」
2014年12月も終わりです。
数年ぶりの単著は『サバイバル登山入門』おかげさまで評判もいいようですが、アマゾンでは品切れが続いていますね。現在、月刊「新潮」2月号に掲載予定の創作の最終ゲラをチェック中です。まともな創作をきちんと発表するのははじめてと言っていいかと思います。よかったら立ち読みしてください。2万字以上あります。『Fielderフィルダー』の19号、12月末発売でも、表紙と中カラー8ページやっています。これは創作とは違いますが、なかなか面白いものになったと思います。他、ビーパル、岳人、などちょこちょこ出ています。岳人は新連載がはじまりました。
以下は2014年4月以前の書き込みです。
「つり人別冊 渓流2014夏」発売されています。3万字以上書きました。ゲラ段階では失敗したかなと思いましたが、できあがったのを読んだら、けっこう面白く書けたなあ、と思いました。
『百年前の山を旅する』が新潮文庫になりました。12月の下旬に発売しています。文庫版あとがきを長々書きました。まだ思いがまとまっていなかったようで、原稿は少し失敗作かもしれません。角幡君が解説を書いてくれました。
『富士の山旅』編集本が河出文庫からでてます。いちおう編者ですが、編集を手伝って解説を書いた編者代表という程度です。他にBE-PALにもときどき出ています。
以下最近の執筆
「つり人別冊 渓流2014春」つり人社(2014/2)連載と新規の短期連載?の二本です。
「BE-PAL2月号」小学館(2014/1)に歩くことに関して寄稿しています。
『白夜の大岩壁に挑む クライマー山野井夫妻 』新潮文庫(2013/8)の解説を書いています。
「現代思想 富士山特集」青土社(2013/9)に寄稿しています。
「ユリイカ 熊特集」青土社(2013/8)に寄稿しています。
『星の王子さまとサン=テグジュペリ ---空と人を愛した作家のすべて』河出書房新社(2013/4)。フランス文学科出身なのですが、この原稿は苦労しました。
『人類滅亡を避ける道―関野吉晴対論集』東海大学出版局(2013/4)のゲストの一人です。
「ユリイカ2012年1月臨時増刊号 総特集=石川直樹」青土社(2011/12)で石川君と対談しています。けっこう面白い話になりました。
『ほかの誰も薦めなかったとしても今のうちに読んでおくべきだと思う本を紹介します。』 (14歳の世渡り術) 河出書房新社(2013/5)
『冬の本』夏葉社(2012/12)。本紹介の単行本です。
「雑誌 広告 2012年11月号」博報堂(2012/10)インタビュー記事ですが上手くまとまったと思います。
「考える人 特集・ひとは山に向かう」新潮社(2011/12)。情熱大陸での事故の話を書きました。
『ハイグレード山スキー最新ルート集』東京新聞(2008/1)共著・編集本です。
『日本の登山家が愛したルート50』東京新聞(2006/4)共著・編集本です。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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同じことをするのではなく、自分なりの指針を持って遊んだり、生活したりする例の1つとして読むとすごく参考になります。
著者が以前雑誌に毛鉤釣りのことを書いていたのですが、その考え方がとても分かりやすかったので紹介します。
餌釣りは、リアルな餌で魚を騙して釣るのでフェアではない。
毛鉤釣りは、釣り人がいかに毛鉤を餌に見えるように工夫するかの釣りなので、魚にとってもフェアな釣りではないか。
例えば美味そうな餃子が目の前にあって、それを食べたら中に針が入っていたら腹が立つ。
しかし、餃子の食品サンプルがあって、それを食べて釣られてしまったら、それをフェイクだと見抜けなかった自分が悪いような気がしないだろうか。
だから自分は餌釣りはしない、毛鉤釣りはする。
原文ままではないですが、なんとなくこんな話。
私はすごく共感できますし、面白かったです。
以下、本文を引用するので少しネタバレですが、特に本書の面白さは損なわれないかと思います。
P38
装備と食料をできる限り山に持ち込まずに、自給自足で長く山を歩く登山を目指している。
P40
携帯電話も無線もラジオも持っていない
なるほど随分思い切って装備を削ったものです。
P47
今回は夜用に蚊取り線香を持ってきてしまった。
おお……蚊取り線香を持ってくるのにさえ悩むとは、サバイバル登山とは随分ストイックなものです。
P68
人にいじられた空間とはどうしてこうも醜くなってしまうのだろうか。(中略)山小屋全般にも好感を持てないが、(後略)
サバイバル登山とは山中の人工物も嫌うのですね。
P78
不帰岳避難小屋にふらふらと入ってしまった。(中略)ご褒美だななどと考えて、小屋に泊まる用意を進めていた。
あっさり入ってますね。さらに泊まる用意と来ましたね。
P78
案の定食料が少し入っていた。
ためらわず山小屋の中の食料も漁っています。
P79
私は、それが盗難にならない範囲なら、人が残した食料も調達食料と考えることにしている。
P80
米少々とカップラーメンをいただいた。ついでに蚊取り線香も四巻補充する。
柔軟ですね。というか入山の時に「持ってきてしまった」とか言っていた蚊取り線香も補充しています。
山小屋にあって盗難にならない範囲なら、蚊取り線香も調達装備の範囲らしいです。
P98
サバイバル登山は自分を律したストイックな行為と思われがちだ。
確かに読み始める前は何となく思わないでもありませんでしたが、ここまでの流れで言われると噴き出してしまいました。
P152
自分で仕留めたイノシシや熊の脂を持ち歩くのが私の目標だ。
もし山小屋にサラダオイルがあったらそれも調達の範囲内ってことなんでしょうか。
この後サバイバル登山に持っていく装備品の細かい解説もありますが、
「野山に住む獣に布団などない」といった語りと「私の~は特注品」といった記述が同居していて
どういう理屈で同居できるのかちょっと理解できません。
サバイバル登山というのが何なのか読んでもさっぱり理解できませんでしたが、
著者が自分にしか分からない縛りで野営行を続ける本と割り切ると面白いです。
ただ著者は隙あらばサバイバルに対する思想を長々と語り始めるので、そこは「また始まった」という感じで退屈です。
一回どけでなく、何回も読みたくなる本でした。
要は、読者がこの本を読んで何を考えるかということである。登山は趣味の世界であり、登山が対象とする自然そのものにルールがあるわけではない。ルールはあくまで人間の社会的な意識の産物である。フリークライミングにおいて、クライミングシューズという人工物を使用することをフェアーではないと考える人は素足で登るだろう。クライミングにロープ、カラビナ、カム類を使うことを潔よしとしない人はフリーソロになる。フェアーという意味では、すべてグラウンドアップで、オンサイト、ナチュラルプロテクションを使用した初期のヨセミテでのクライミングがフェアーだが、それでもロープという人工物を使用していた。かつて、冬山登山でアイゼンを使用することがフェアーかどうかが相当議論された時代もある。クライミングシューズやアイゼンの使用が「フェアーかどうか」は、所詮、相対的、社会的、文化的な問題である。
植村直己が極地での冒険でテントや犬ぞりを使用したことが「フエアーかどうか」が問題になるのは、その冒険が社会的な行為だからである。現在では登山やクライミングは商業化され、フェアーかどうかは社会な価値観に規定される。フェアーかどうかは、それを必要とする社会的な行為について要求されるのであって、地球上に自分1人しかいなければ、フェアーかどうかは問題にならない。山に籠ったソローが、社会との関わりがなく、誰にも知られない行為であれば、それが「フェアーかどうか」は意味をなさない。「フェアー」という概念は、社会的な行為に関して優劣の価値判断を行うときに問題になるのであって、自己完結型の行為には必要ない。
本書で扱う登山はできるだけ人工的なものを排除しているが、それでも、完全に人工物と無縁ではない。このような登山についてフェアーかどうかという判断をすることに、それほど意味があるとは思えない。むしろ、「人間と自然の関係」に重要な意味があり、それを志向する点でこの種の登山の意義があるというべきだろう。人間の自然性は、老子、ルソー、ソローなどの思想の系譜に連なるが、これは登山に限った問題ではない。デンマークやドイツの「森の学校」や「生の学校」などがこの思想の系譜に属する。「フェアーかどうか」という観点からではなく、人間と自然のかかわり方というという観点から、できるだけ人工的なものを排除する形態の登山が意味を持つ。カナダなどには、最低限の緊急避難的な設備以外の人工物を排除したトレッキングルートがある。そこでは沢に橋がなく、時々、渡渉に失敗したトレッカーが死ぬが、すべて自己責任である。日本でも、道、橋、階段、山小屋などの人工物を排除し、あるがままの自然状態の登山ルートが、もっと重視されてよい。
やはり中でも山にいるとき一番つらいという害虫の攻撃についてが読んでるだけでも気色悪い!アブ、ヒル、ダニ・・・そして最強が蚊!小さいし寝てる時こられると対処できないと。怖いな〜
役立ちアイテムとしてかかせないのが「テーピング」アイテムの修理や小さな傷や怪我に大活躍だって-。
食料としてカエルや蛇、虫とか食してるそうだけど蝉の味を確かめるため街で捕まえて油でいためて食ったところ肉の入ってないエビのようでそれなりにうまかったそうな!!く、食いたくね〜!!でももしほんとにおいしいと思えたら夏なんかご馳走だらけやん!!
行動の目的が明確で、それに向かう姿勢がとてもストイックです。
仮にその目的が他の人から見ると特異なものであって、変なヤツとしていじられたとしても、それで自分を曲げたりしない。
私は山野井泰史、妙子夫妻の生き方もとても好きですが、服部文詳の生き方もとてもエキサイティングで好きです。
この本はこの人のこだわりが詰まっている本だと思います。
人生他人の決めたルールに従わなければいけないことが大半ですが、それを守ることよりも自分の決めたルールを守り続けることが
自分の人生のなかでは最も有意義であることを教えてもらえる一冊です。
とてもインスパイアされました。
サバイバルのノウハウなども懇切丁寧に書かれていてとても勉強になりました‼
未知なる土地や知識に出会うあの高揚感。道を切り開く事でうまれる自信、経験。冒険は男のロマンだよ。