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本当に使えるウェブサイトのすごい仕組み 文庫 – 2010/9/1
【衣食住を豊かに】
プーペガール/アトリエ/アットコスメ/食べログ/サンプル百貨店/Alike/おとりよせネット/シュフー/クックパッド/スマイティ/リビングスタイル
【エンタテインメントを楽しむ】
ツタヤディスカス/フィルモ/本が好き/ニコニコ動画/Spider/キンドル/まぐまぐマーケット
【外に出かけよう】
一休/ポイ探/フォートラベル/iコンシェル
【誰かとつながりたい】
発言小町/エディタ/みんなの政治/ウェブポ/エキサイト婚活
【生活のお悩み相談】
Qlife/OKウェイブ/オールアバウトプロファイル/マニュアルネット
- 本の長さ272ページ
- 言語日本語
- 出版社日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
- 発売日2010/9/1
- 寸法10.6 x 1.3 x 15 cm
- ISBN-104532195519
- ISBN-13978-4532195519
商品の説明
著者からのコメント
著者について
著者について

新著『レイヤー化する世界』を刊行しました!
紙の本は、NHK出版新書から。
電子本は、セルフパブリッシングによってKindleStoreから。
どちらでもお好きな方をどうぞ!
【私の書籍のコンセプト】
インターネットやコンピュータのテクノロジは、われわれの社会をどのように変容させていくのか? ネットとリアル社会の境界部分ではどんな衝突が起こり、どのようにリアルはネットに呑み込まれ、そしてどのように融合していくのか? その衝突と融合のリアルな局面を描いていくこと。そしてその先に待ち受ける未来ビジョンを、できうるかぎり事実に基づいて描写していくこと。それが私の仕事の基本的なテーマです。
【私のバックグラウンド】
1961年兵庫県の片田舎で生まれ、大阪西成のディープな街・玉出で育つ。
母の再婚相手がトヨタ自動車の工員に採用されたのをきっかけに、愛知県豊田市に転居。地元中学から愛知県立岡崎高校に進学。文学や哲学書に埋没した思春期をすごす。
1981年、早稲田大学政経学部政治学科入学。前半はロッククライミングに熱中し、後半は当時普及しはじめていたPCを手に入れ、パソコン通信を使ったオータナティブな市民運動ネットワークの実験に参加。掲示板での議論に熱中する。
1988年、毎日新聞社に入社。以降12年あまりにわたって事件記者の日々を送る。東京社会部で警視庁を担当した際にはオウム真理教事件に遭遇。ペルー日本大使公邸占拠事件やエジプト・ルクソール観光客虐殺事件などで海外テロも取材する。
1998年、脳腫瘍を患って長期休養。翌年、糸が切れたように毎日新聞社を辞めてアスキーに移籍。月刊アスキー編集部でデスクを務める。
2003年、独立してフリージャーナリストに。以降たったひとりで事務所も構えず、取材執筆活動に邁進中。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
確かに、いいことばかり書いてあるのに加えて文章力があるので、素晴らしいサイトがたくさんあるような気がします。
ですが、よく知っているサイトの記事をいくつか読んだら、ちょっと褒めすぎな上に問題点に触れてないことがわかり、他の知らないサイトについても疑わしく思えてきました。
さらに、食べログの会社が運営するサービスが3つぐらい出てきたので、宣伝くさく見えてきました。
すくなくとも、客観的な分析ではありません。
確かにすごいサイトも出てくるのですが、この本を読まなくてもたいていの人は知っているものです。
★一つにしようかと思ったのですが、
自社ネットサービスのPR文章の参考になると思ったので★3つ(嫌みではなく、参考になると思います)。
元々は雑誌の連載コンテンツだったものをアーカイブ化したものであるが、さまざまジャンルのSNSがテーマ別に紹介されており、一冊まるごとがSNSテーマパークのようになっている。また、対象となっているサービスは、いずれも個性的で、キュレーターとしての佐々木氏の実力が如何なく発揮されている。
SNSというものは人が集まること以上に、どれだけ情報を動かせるかということがポイントになる。そのため、参加者が情報を動かすための仕組みを、各サービスがどのように作っているか、俯瞰しながら見ていったのだが、実にさまざまで面白い。自分の利便性、評判、達成感、感謝、オトク、文化の伝達、小遣い稼ぎ・・・等々。昨今、ソーシャルは”共感で動く評判経済”という側面が強調されがちではあるが、そこが社会の縮図である以上、金銭的なメリット享受も一つのモチベーションであることに間違いはない。
世の中で、特定の話題にだけ雄弁な人というのは、意外に多い。
1:そのような人達がテーマ別のSNSに加入する
'2:テーマが複数になってきて、統合要求がおきる
'3:facebookやMixiなどの巨大SNSに移行する
というステップで、SNSにはまっていく人は今後ますます増えてくるのではないかと思う。そういった意味で、これらのテーマ別SNSは、サッカーにおけるJリーグ組織のようなもので、ソーシャルメディアの裾野を広げる重要な役割を果たしていくだろう。
願わくば、ここで紹介されているようなテーマ別SNS同士が連携しあってコンソーシアムのようなものを作る動きが出てこないだろうかと思う。日中韓のSNS提携よりは、実践的でユニークなSNSになると思うのだが・・・
たしかに、取り上げられているサイトは全て、一般の人の生活に密着したものばかり。
有名どころを紹介すると、食生活関連では、「食べログ」、「クックパッド」、エンタテインメントでは、「TSUTAYA DISUCAS」、「ニコニコ動画」、レジャーでは、「一休.COM」など、物凄い数のユーザを抱えるサイトばかり。
この本は、それらのサイトの特長を詳しく紹介することにより、知らなかった人にお得な情報を提供することが目的であるようにも思う。
でも、それだけだったら、佐々木俊尚氏が書く必要がない。この本の真骨頂は、そのサイトの主宰者へのインタビューなどを交えて、どうしてこれらのサイトが数ある同種のサイトの中でも、圧倒的な支持を得るようになったのかを、詳細に分析している。
そして、その分析の中で、人気のあるサイトに共通して言えるものは何か
、ということが見えてくる。
各サイト、アイディアや技術的にも優れたところはあるけれど、共通して言えるのは、ソーシャルメディアの活用法、すなわち、徹底したユーザの立場に立って考えているところだ。しかも、そのユーザというのが、投稿者(情報提供者)だけでなく、その投稿を見る者(情報を享受する者)の双方であり、そういった双方に利益を与えるサービスを上手く創り上げたところが生き残る秘訣のような気がする。
消費者としてだけでなく、今後のWEBサービスのあり方を考える上でも、とっても勉強になった。
本著で紹介しているB2C向けWebサービス、コミュニティーの多くは、特定の業界や範囲のテーマを扱い、それに類する生活者を集め、広告や有料課金で生計を立てるビジネスモデルです。特化したテーマを参加者で深掘りするため、コンテンツを作る人はここに集まる人全員。専業ライターを抱える一般のメディアでは掘り起こせない質のコンテンツを、無数に提供できる場所になっています。一般的に言うとCGM(消費者参加型メディア)、今風に言うとソーシャルメディアになるのでしょうか。
取り扱うテーマの粒度は「生活者それぞれのかゆいところに手が届く」レベルだと思います。一例を挙げると、食の好みが近い属性の人から好みの飲食店が探し出せる「Alike」、商品の物語を文字で伝え、評価した消費者が物語をブログに変換して伝える「おとりよせネット」、賃貸物件の間取りや位置情報までを把握できる「スマイティ」、エンタテインメント好きのレビューが集まる「ツタヤディスカス」――など。一般のポータルサイトやメディアが提供する情報よりも掘り下げた情報を、参加者達がシェアしあえるモデルです。こうしたシェアによって人と人がつながる場所として機能しているのが、本書で紹介しているWebサービス、コミュニティーではないでしょうか。
読み進める中で、ビジネスのパイを広げるにはどうすればいいのだろうという疑問が浮かんできました。ですがそれに対する答えはありません。2007年から取材してきたWebサービスを紹介しているのですが、それらをまとめた本書が出版された2010年になってもなお、Webサービスのマネタイズは、誰もが答えを追い求めながらも、いまだ明確な方程式が存在しないテーマだといえます。
生活者視点で見ると、これらのWebサービス/コミュニティーは知っておいて損はありません。日常生活におけるちょっとした疑問の答えを見つけたり、自分の知っていること、伝えたいことを他者に紹介したりできるなど、何かしら自分/他者の役に立つものだからです。わたし自身知らなかったサービスも多かったので、本書を辞書にして、生活におけるさまざまなニーズを満たすことに役立ててみたいと思います。
具体的な事例が多く登場し、かつフレームワーク的な原理原則も垣間見れる。
ネットというインフラ上で、人々が自由闊達に活動する姿が頼もしく感じた。
一時期騒がれたWeb2.0現象を総括する観点からも優れた本だ。
わるい点を書くと,つかってみようというひとがへるだろうから,それでもよいのかもしれない. しかし,つかってみて時間を浪費してしまったというおもいもある.
ニコニコ動画から発言小町までその守備範囲は広い。
ここでレビューをお読みになる方にとっては、既知のことが大半かも知れない。
とはいえ、かく言う自分も正直半分以上のサイトについては、聞いたこともなかったので、こんなウエッブサービスがあるのか?というある種ガイド本としては、面白いかも知れない。