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大山巌: 剛腹にして果断の将軍 (PHP文庫 み 20-2) 文庫 – 2000/6/1
三戸岡 道夫
(著)
明治日本が存亡を賭けて臨んだ、日露戦争。その陸戦における総司令官として、腹の据わった采配をふるった男の姿を描く長編歴史小説。
迫り来る欧米列強の帝国主義支配から自らを守るため、ついに、強豪ロシアを敵に廻し、矛を交える羽目になった、生まれて間もない明治日本。ロシアは、当時、世界最大の陸軍国であった。その陸戦の総司令官として、この最強の敵前に立ったのが、本書の主人公・大山巌である。彼の特質は、師とも兄とも仰ぐ西郷隆盛ばりの、きわだった度量の広さにあった。たとえば、彼が作戦の遂行をまかせていた児玉源太郎が、敵の不意打ちをうけてパニックに陥っている時、わざと寝巻き姿の眠そうな顔で作戦室に現われ、部下たちに冷静な頭を取り戻させるなど、人身掌握の術にたけていた。また、そのウラで、外見からは窺い知れない緻密な戦略眼を持っており、乃木と児玉を共同させて、旅順の戦いを制するなど縦横無尽な作戦指導を見せたりもした。日本陸軍が、日露戦争において、苦戦を辛くも勝ち切ったのは、この大山巌無くしてはありえなかったであろう。その生涯を描く。
迫り来る欧米列強の帝国主義支配から自らを守るため、ついに、強豪ロシアを敵に廻し、矛を交える羽目になった、生まれて間もない明治日本。ロシアは、当時、世界最大の陸軍国であった。その陸戦の総司令官として、この最強の敵前に立ったのが、本書の主人公・大山巌である。彼の特質は、師とも兄とも仰ぐ西郷隆盛ばりの、きわだった度量の広さにあった。たとえば、彼が作戦の遂行をまかせていた児玉源太郎が、敵の不意打ちをうけてパニックに陥っている時、わざと寝巻き姿の眠そうな顔で作戦室に現われ、部下たちに冷静な頭を取り戻させるなど、人身掌握の術にたけていた。また、そのウラで、外見からは窺い知れない緻密な戦略眼を持っており、乃木と児玉を共同させて、旅順の戦いを制するなど縦横無尽な作戦指導を見せたりもした。日本陸軍が、日露戦争において、苦戦を辛くも勝ち切ったのは、この大山巌無くしてはありえなかったであろう。その生涯を描く。
- 本の長さ450ページ
- 言語日本語
- 出版社PHP研究所
- 発売日2000/6/1
- ISBN-104569574149
- ISBN-13978-4569574141
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登録情報
- 出版社 : PHP研究所 (2000/6/1)
- 発売日 : 2000/6/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 450ページ
- ISBN-10 : 4569574149
- ISBN-13 : 978-4569574141
- Amazon 売れ筋ランキング: - 117,875位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2022年7月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
西郷隆盛を兄として、師匠として敬天愛人を素とし、他に愛を捧げた生涯に感動。
2018年5月15日に日本でレビュー済み
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海の東郷平八郎に比べ目立つことがなかった太山巌について、生き生きと記述されている。あくまでも時代小説だからフィクションもあるのだろうが面白い。
2012年3月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
その男は、まさに大将になるために生まれてきたと言える。大山巌は西郷隆盛や大久保利通など維新の立役者を輩出した薩摩に生まれ、年長の西郷隆盛らに見守られ、体格も人間性も大きく育った。彼はのんびりした外見に合わせ、部下の仕事に細かく口を出さないという姿勢を貫いた。それは幼き頃西郷隆盛に教わった教訓だ。大将は床几の上に座って、じっと戦況を見極める。大山巌は日露戦争でその教えを実践した。
その大山巌を支えた部下たちは、上司がぼうっとしているからといって、決して上司をないがしろにするようなことはなかった。それは誰もが彼の秘めた実力を認めており、彼があえてのんびりと振舞っていることを承知していたからだ。
まさに大将の器を持った人物であった。
しかし、最後の病気に苦しむ姿には悲しい気持ちを覚えた。日露戦争において、満州軍総司令官を務め、日本を勝利に導いた男の最後の闘いは、辛い病気との闘いであった。
大山巌、誰もが彼を慕い、愛した。本書はそのような大山巌を描いた著書である。
その大山巌を支えた部下たちは、上司がぼうっとしているからといって、決して上司をないがしろにするようなことはなかった。それは誰もが彼の秘めた実力を認めており、彼があえてのんびりと振舞っていることを承知していたからだ。
まさに大将の器を持った人物であった。
しかし、最後の病気に苦しむ姿には悲しい気持ちを覚えた。日露戦争において、満州軍総司令官を務め、日本を勝利に導いた男の最後の闘いは、辛い病気との闘いであった。
大山巌、誰もが彼を慕い、愛した。本書はそのような大山巌を描いた著書である。
2022年5月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大山巌をどれ程の人が知っているのか?
西郷隆盛と比べるとその知名度はかなり低いと思える。
大山巌の人生を書かれたこの本は気軽に読めます。
まあ、鹿児島の方なら気持ち良いでしょうね。
西郷隆盛が洋行してたらこうかな?と思わせますね。
実際は、隆盛には違う役目を天は命じましたが・・・。
大山捨松の夫であると言うところから手にしたのですが、
華族以外では初めて元帥になられたとか、色々知り得て良かったです。幕末ー維新で育って、そのあとの日清・日露で活躍されました。日本人としては是非知ってほしい方です。
西郷隆盛と比べるとその知名度はかなり低いと思える。
大山巌の人生を書かれたこの本は気軽に読めます。
まあ、鹿児島の方なら気持ち良いでしょうね。
西郷隆盛が洋行してたらこうかな?と思わせますね。
実際は、隆盛には違う役目を天は命じましたが・・・。
大山捨松の夫であると言うところから手にしたのですが、
華族以外では初めて元帥になられたとか、色々知り得て良かったです。幕末ー維新で育って、そのあとの日清・日露で活躍されました。日本人としては是非知ってほしい方です。