この本でくりた陸先生が亡くなったことを知りました。
小さい頃から、ゆめ色クッキングやくじらの親子などたくさんの作品を読ませていただきました。本当に、くりた陸先生の漫画で育った世代なのでこの作品を読んだ後も信じられません。
本屋でくりた陸先生の本を見つけると、必ず目を通してました。あたたかくて優しいキャラクターやストーリーがとても大好きでした。
乳がんでこんなにも苦しみながら漫画を描き続けていたくりた陸先生。尊敬します。
こちらの作品では、病気が発覚した頃から約15年の話が載っています。『陽だまりの家』と『娘とともに・・・』という２つの作品です。そして、後書きには先輩漫画家さんと旦那さんの文が載っています。
陸先生がどのように病気と向き合っていたのか、家族と向き合っていたのか、自分と向き合っていたのかがわかります。
読んでいて複雑な気持ちになりました。こんなにも頑張って生きて、病気と闘っていて、この漫画を描いていた人が今はもうこの世にいないなんて信じられません。
あの作品を描いていた時、本当は辛かったんじゃないか、それでもあんなに温もりのある作品を描いていたのかと、色々なことを考えながら読み進めました。
もっとあなたの作品をたくさん読みたかったです。そして、今までのたくさんの作品に元気付けられたことを感謝します。
くりた陸先生の最後の作品。ずっと大切にします。
ありがとう、そしてお疲れ様でした。
ご冥福をお祈りいたします。
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