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敗者の想像力 (集英社新書) 新書 – 2017/5/17
加藤 典洋
(著)
『敗戦後論』から20年、日本は、今こそ敗北と向き合え
一九四五年、日本は戦争に負け、他国に占領された。それから四半世紀。私たちはこの有史以来未曾有の経験を、正面から受けとめ、血肉化、思想化してきたただろうか。
日本の「戦後」認識にラディカルな一石を投じ、九〇年代の論壇を席巻したベストセラー『敗戦後論』から二〇年。戦争に敗れた日本が育んだ「想像力」を切り口に、敗北を礎石に据えた新たな戦後論を提示する。
本書は、山口昌男、大江健三郎といった硬派な書き手から、カズオ・イシグロ、宮崎駿などの話題作までを射程に入れた、二一世紀を占う画期的な論考である。
[著者情報]
加藤典洋(かとう のりひろ)
一九四八年、山形県生まれ。文芸評論家。早稲田大学名誉教授。東京大学文学部仏文科卒。文学から文化一般、思想まで日本の近現代の幅広い分野で活躍。『言語表現法講義』で新潮学芸賞、『敗戦後論』で伊藤整文学賞、『小説の未来』『テクストから遠く離れて』で桑原武夫学芸賞を受賞。ほかに『アメリカの影』『人類が永遠に続くのではないとしたら』『戦後入門』『言葉の降る日』など。
一九四五年、日本は戦争に負け、他国に占領された。それから四半世紀。私たちはこの有史以来未曾有の経験を、正面から受けとめ、血肉化、思想化してきたただろうか。
日本の「戦後」認識にラディカルな一石を投じ、九〇年代の論壇を席巻したベストセラー『敗戦後論』から二〇年。戦争に敗れた日本が育んだ「想像力」を切り口に、敗北を礎石に据えた新たな戦後論を提示する。
本書は、山口昌男、大江健三郎といった硬派な書き手から、カズオ・イシグロ、宮崎駿などの話題作までを射程に入れた、二一世紀を占う画期的な論考である。
[著者情報]
加藤典洋(かとう のりひろ)
一九四八年、山形県生まれ。文芸評論家。早稲田大学名誉教授。東京大学文学部仏文科卒。文学から文化一般、思想まで日本の近現代の幅広い分野で活躍。『言語表現法講義』で新潮学芸賞、『敗戦後論』で伊藤整文学賞、『小説の未来』『テクストから遠く離れて』で桑原武夫学芸賞を受賞。ほかに『アメリカの影』『人類が永遠に続くのではないとしたら』『戦後入門』『言葉の降る日』など。
- 本の長さ272ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2017/5/17
- 寸法10.7 x 1.4 x 17.3 cm
- ISBN-104087208826
- ISBN-13978-4087208825
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登録情報
- 出版社 : 集英社 (2017/5/17)
- 発売日 : 2017/5/17
- 言語 : 日本語
- 新書 : 272ページ
- ISBN-10 : 4087208826
- ISBN-13 : 978-4087208825
- 寸法 : 10.7 x 1.4 x 17.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 332,086位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年9月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
沖縄基地問題はいうに及ばず横田空域など独立国とは言えないにも拘らず安穏と生きている自分が情けなくなりました。
2017年5月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
季刊誌の連載や、映画『シン・ゴジラ』論、大江健三郎『水
死』論を、「敗者の想像力」という概念を提起することで、
一冊に纏めています。
連載ものは、前半では、文学や映画を中心に「敗者の想像力」
の系譜を辿り、後半では、山口昌男と多田道太郎、吉本隆明と
鶴見俊輔、宮崎駿と手塚治虫といった大物を対比し、最後には
大江健三郎の晩年に到ります。
「敗者の想像力」の重要性は喚起されましたが、まだまだ整
理されていない感は残りました。
それでも確かに、いつの間にやら敗戦国の意識が雲散霧消し
ていたことに気付かされました。
死』論を、「敗者の想像力」という概念を提起することで、
一冊に纏めています。
連載ものは、前半では、文学や映画を中心に「敗者の想像力」
の系譜を辿り、後半では、山口昌男と多田道太郎、吉本隆明と
鶴見俊輔、宮崎駿と手塚治虫といった大物を対比し、最後には
大江健三郎の晩年に到ります。
「敗者の想像力」の重要性は喚起されましたが、まだまだ整
理されていない感は残りました。
それでも確かに、いつの間にやら敗戦国の意識が雲散霧消し
ていたことに気付かされました。
2020年9月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
元寇の戦いを前にした13世紀の高麗と蒙古の国際関係を、綿密な調査を基にして高麗側から記述した貴重な読み物であり、複雑な人名や人間関係を記憶しつつ読み進む要がある。本来、宮脇順子著の「世界史の中の蒙古襲来」を読んでその補助的資料として読むべきものであろう。その意味合いで三つ星としてある。
2019年7月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大江健三郎『水死』の解説が入っているので、買った。
加藤の他の作品にくらべ、雑に走り書いた感を否めないが、それでも建設的な『水死』論だと思う。
大江についての良質な解説は少ない。加藤典洋は優れた大江文学の読み手だと思う。
加藤の他の作品にくらべ、雑に走り書いた感を否めないが、それでも建設的な『水死』論だと思う。
大江についての良質な解説は少ない。加藤典洋は優れた大江文学の読み手だと思う。
2017年11月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
後半は、大江健三郎に徹しており、曽野綾子の軽快な、かつ右翼的な、軽やかな言説にどう対峙したのかは、とうとう最後までよく分かりませんでした。
ただ、戦後、占領、敗戦、終戦という流れの中で、作者の拘る「敗者」は心の自由度が高く、広く、深い。という切り口には、何となくホッとしました。
ただ、戦後、占領、敗戦、終戦という流れの中で、作者の拘る「敗者」は心の自由度が高く、広く、深い。という切り口には、何となくホッとしました。
2020年9月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大江健三郎氏の何冊かの本の解説が大変参考になりました。