I read this only in a matter of a few days. I think I just finished 2018 saving the best book for last!
I might have just finished my favorite read of 2018. This will be hard to top. My recommendation couldn't be any higher -- and sometimes it is just enough to say "read this book -- don't hesitate."
There isn't a single page that I wouldn't re-read. Will now be a future gift to those that I love.
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鍵 Kindle版
著者:谷崎 潤一郎(1886-1965) 底本:鍵 中公文庫、中央公論社
このコンテンツは日本国内ではパブリックドメインの作品です。印刷版からデジタル版へ変換はボランティアによって行われたものです。
おことわり: この青空文庫作品に収録されているコンテンツには、誤字脱字等の問題が含まれる場合があります。「青空文庫作業マニュアル」の指針に基づき、Amazon においてその内容を修正および改変することなく、作品のコンテンツは一字一句そのまま収録しています。報告された誤字脱字等の問題については、青空文庫に連絡させていただいておりますが、修正の是非および時期については青空文庫の意向によるため、改善しかねることがございます。あらかじめご了承ください。
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- 言語日本語
- 発売日2016/6/26
- ファイルサイズ2075 KB
- 販売: Amazon Services International LLC
- Kindle 電子書籍リーダーFire タブレットKindle 無料読書アプリ
この著者の人気タイトル
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- ASIN : B01HHMUU62
- 発売日 : 2016/6/26
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 2075 KB
- 同時に利用できる端末数 : 無制限
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 140ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: 無料タイトル - 2,428位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 656位日本の小説・文芸
- カスタマーレビュー:
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2019年4月5日に日本でレビュー済み
レポート
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22人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
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2019年6月19日に日本でレビュー済み
官能小説のようでもあり、推理小説のようでもあり、滑稽譚のようでもあり、
ピカレスク・ロマンのようでもある不思議な感覚の小説。谷崎70歳の作品。
夫と妻の日記がかわるがわる出てくるという日記体の小説。夫の日記は
カタカナ漢字交じりの文章で、妻の日記はひらかな漢字交じりの文章で
書かれているから、どちらかはすぐわかる。私はカタカナ漢字交じりの文章は
苦手なので、夫の日記を読むスピードは妻の日記よりも半分ぐらいの速度に
なる。そのぶんじっくりと読むことになる。カタカナが入るとやはり論理的と
いうか冷たい硬い感じ。較べて、ひらかなの部分は女体のように柔らかい。
主たる登場人物は4人。
夫(56歳) 大学教授
妻(45歳)
敏子 嫁入り前の娘
木村 夫が敏子と結婚させたがっている男
不思議な夫婦である。夫も妻も日々の暮らしのなかでお金の問題とか悩みはない。
ふたりの関心はセックスの快楽のみ。あるいは相手を快楽に溺れさせることで
自分の快楽も追求するというか。
妻 腺病質で心臓も弱いにもかかわらず、あの方は病的に強い。
極めて稀にしかない「器具」の持ち主。
結婚して20年にもなるのに夫に足も見せない。
夫 性の営みにおいて妻に太刀打ちできない。
セックスは週に1回くらい。なんとか10日に1回くらいにしてほしい。
妻への嫉妬心が房事を燃え上がらせるという困った性癖。
結婚して20年になるのに妻のからだにぞっこん。特に足や脚に。
この二人が日記をつけ始める。お互いに見られることを前提に、いろんな
仕掛けや駆け引きを日記に書く。娘の敏子や木村もからんで謎が謎を呼ぶ。
夫は妻と木村が親しくなることを望んでいるようだ。彼らに嫉妬することを
楽しんでいる。日記文だからいろんな思わせぶりな記述が満載。例えば妻の日記。
木村との関係で「私は、貞操の形式だけは守りながらそれ以外の方法でならどんな
ことでもしている」とか「私がかりに汚されてはいないとしても、汚されるよりは
一層不潔な方法で或る満足を・・」とか読者の妄想と文豪に対する忖度を呼び
起こすような表現が多く出てきていらいらする。これも谷崎独特の韜晦作戦か。
夫は妻と木村の関係をあれこれ想像してそれが過剰にセックスを燃え上がらせ、
とうとう半年後妻の腹上で脳溢血。しばらくして還らぬ人となる。
夫の死後の3人については
・・木村の計画では、今後 適当な時期を見て彼が敏子と結婚した
形式を取って、私と三人でこの家に住む、敏子は世間体を繕うために、
甘んじて母のために犠牲になる、と、いうことになっているのであるが。・・
という悪魔的な終わり方になっているが、夫も自業自得というか自分の欲望を
貫いて死に至ったのだからある意味幸せな生涯だったかもしれない。
この敏子という二十歳くらいの娘はくせものである。いったい誰の味方なのか。
Amazonで購入
官能小説のようでもあり、推理小説のようでもあり、滑稽譚のようでもあり、
ピカレスク・ロマンのようでもある不思議な感覚の小説。谷崎70歳の作品。
夫と妻の日記がかわるがわる出てくるという日記体の小説。夫の日記は
カタカナ漢字交じりの文章で、妻の日記はひらかな漢字交じりの文章で
書かれているから、どちらかはすぐわかる。私はカタカナ漢字交じりの文章は
苦手なので、夫の日記を読むスピードは妻の日記よりも半分ぐらいの速度に
なる。そのぶんじっくりと読むことになる。カタカナが入るとやはり論理的と
いうか冷たい硬い感じ。較べて、ひらかなの部分は女体のように柔らかい。
主たる登場人物は4人。
夫(56歳) 大学教授
妻(45歳)
敏子 嫁入り前の娘
木村 夫が敏子と結婚させたがっている男
不思議な夫婦である。夫も妻も日々の暮らしのなかでお金の問題とか悩みはない。
ふたりの関心はセックスの快楽のみ。あるいは相手を快楽に溺れさせることで
自分の快楽も追求するというか。
妻 腺病質で心臓も弱いにもかかわらず、あの方は病的に強い。
極めて稀にしかない「器具」の持ち主。
結婚して20年にもなるのに夫に足も見せない。
夫 性の営みにおいて妻に太刀打ちできない。
セックスは週に1回くらい。なんとか10日に1回くらいにしてほしい。
妻への嫉妬心が房事を燃え上がらせるという困った性癖。
結婚して20年になるのに妻のからだにぞっこん。特に足や脚に。
この二人が日記をつけ始める。お互いに見られることを前提に、いろんな
仕掛けや駆け引きを日記に書く。娘の敏子や木村もからんで謎が謎を呼ぶ。
夫は妻と木村が親しくなることを望んでいるようだ。彼らに嫉妬することを
楽しんでいる。日記文だからいろんな思わせぶりな記述が満載。例えば妻の日記。
木村との関係で「私は、貞操の形式だけは守りながらそれ以外の方法でならどんな
ことでもしている」とか「私がかりに汚されてはいないとしても、汚されるよりは
一層不潔な方法で或る満足を・・」とか読者の妄想と文豪に対する忖度を呼び
起こすような表現が多く出てきていらいらする。これも谷崎独特の韜晦作戦か。
夫は妻と木村の関係をあれこれ想像してそれが過剰にセックスを燃え上がらせ、
とうとう半年後妻の腹上で脳溢血。しばらくして還らぬ人となる。
夫の死後の3人については
・・木村の計画では、今後 適当な時期を見て彼が敏子と結婚した
形式を取って、私と三人でこの家に住む、敏子は世間体を繕うために、
甘んじて母のために犠牲になる、と、いうことになっているのであるが。・・
という悪魔的な終わり方になっているが、夫も自業自得というか自分の欲望を
貫いて死に至ったのだからある意味幸せな生涯だったかもしれない。
この敏子という二十歳くらいの娘はくせものである。いったい誰の味方なのか。
2020年4月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
川島なお美の映画ポスターに魅せられてAmazonで観た。
原作が、谷崎潤一郎だったのでkindle版で読んでみた。
交換日記スタイルになっており、これを真似て後に書ける作家はいないだろう。
京都が舞台なので読み進むことができたが、終盤は斜め読みをした。
古典としての価値は充分にある作品である。
Amazonでもう一度観ることにする。
原作が、谷崎潤一郎だったのでkindle版で読んでみた。
交換日記スタイルになっており、これを真似て後に書ける作家はいないだろう。
京都が舞台なので読み進むことができたが、終盤は斜め読みをした。
古典としての価値は充分にある作品である。
Amazonでもう一度観ることにする。
2019年7月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
This is, without a doubt, one of the best books I’ve ever read. It is also among those stories that stay with me forever, because it is too unique
If you read this book long ago, pick it up again. If you haven't yet read it, move it up to the top of your TBR. Buy it for friends. Buy for your sons and daughters.
If you read this book long ago, pick it up again. If you haven't yet read it, move it up to the top of your TBR. Buy it for friends. Buy for your sons and daughters.
2019年8月30日に日本でレビュー済み
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同名の映画のレビューを見て、この作品が谷崎潤一郎のものであることを知りました。Kindle Unlimitedでダウンロード。
大筋は他のレビューワーの皆さんが書かれているとおりですが、倒錯した世界にそそられます。特に妻の貞淑と淫乱さんを併せ持っているという特性に多くの男性はひかれると思います。渡辺淳一氏の小節にも出てきそうなタイプです。
古い作品でありながら、官能小説として楽しめます。しかしながら、夫の日記部分が漢字とカタカナだけで書かれているのが辛い。内容が面白いので、読むスピードが遅くなっても我慢して読んでいたのですが、全体の1/3くらいまでで「もう無理」と断念してしまいました。
妻郁子の日記は普通の日本語で書かれています。お互い、相手の日記は読んでいないとするものの、その真偽はわかりません。(相手に読まれていることを前提に書いているから?)
とりあえず、郁子の日記部分だけを通しで読めば、夫の行動も把握できるので、まずはそうしようと思います。
大筋は他のレビューワーの皆さんが書かれているとおりですが、倒錯した世界にそそられます。特に妻の貞淑と淫乱さんを併せ持っているという特性に多くの男性はひかれると思います。渡辺淳一氏の小節にも出てきそうなタイプです。
古い作品でありながら、官能小説として楽しめます。しかしながら、夫の日記部分が漢字とカタカナだけで書かれているのが辛い。内容が面白いので、読むスピードが遅くなっても我慢して読んでいたのですが、全体の1/3くらいまでで「もう無理」と断念してしまいました。
妻郁子の日記は普通の日本語で書かれています。お互い、相手の日記は読んでいないとするものの、その真偽はわかりません。(相手に読まれていることを前提に書いているから?)
とりあえず、郁子の日記部分だけを通しで読めば、夫の行動も把握できるので、まずはそうしようと思います。
2019年6月26日に日本でレビュー済み
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My choice was between a thriller and this book. I am glad I chose this one. Satisfying read.
After finally getting around to reading this popular book, one of the most iconic of the past decade, I feel comfortable saying that it deserved all the attention and praise it received. Not just for highly interesting and surprising content, but for the valuable lessons it provides.
After finally getting around to reading this popular book, one of the most iconic of the past decade, I feel comfortable saying that it deserved all the attention and praise it received. Not just for highly interesting and surprising content, but for the valuable lessons it provides.
2018年12月27日に日本でレビュー済み
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これは肉体の衰えを自覚した光源氏の物語だと思う。源氏物語ではぼかしてしまった男の避けて通れない問題を描いている。もっとも三ノ宮と柏木との関係に異常な興味を示す光源氏には本作と通じる部分があり、谷崎はそこを膨らませこのような話をつくったのではないかと思うのは穿ちすぎかもしれないが、本作での日記でも虚々実々の駆け引きはどこか源氏物語における男女のやりとりと似ているように感じる。
容姿、能力に自信のある若い頃の光源氏は相手の女を気遣っているようで実は常に自分のことしか頭にない。そんな彼がその肉体の衰えを自覚した時どうなるか、それは素晴らしく輝いていた分、逆にひどく惨めになるに違いなく、そんな姿を本作は喜劇的に仕立てものだ。
容姿、能力に自信のある若い頃の光源氏は相手の女を気遣っているようで実は常に自分のことしか頭にない。そんな彼がその肉体の衰えを自覚した時どうなるか、それは素晴らしく輝いていた分、逆にひどく惨めになるに違いなく、そんな姿を本作は喜劇的に仕立てものだ。
2023年8月31日に日本でレビュー済み
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退屈したので面白いSF読んで寝ます。何がいいかな?それはね、ヒ・ミ・ツ。