近代の会社ならもれなく陥っているであろう「他部署の他人感」はなぜ生まれるのか、その先に何があるのかがわかったような気がします。
日本の会社は歴が長い会社が多く、ここから抜け出せずに衰退していく会社も多いんだろうなと思います
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サイロ・エフェクト 高度専門化社会の罠 単行本 – 2016/2/24
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購入オプションとあわせ買い
一九九九年のラスベガス。ソニーは絶頂期にあるように見えた。しかし、舞台上でCEOの出井伸之がお披露目した「ウォークマン」の次世代商品は、二つの部門がそれぞれ開発した二つの商品だった。それはソニーの後の凋落の予告するものだった。
世界の金融システムがメルトダウンし、デジタル版ウォークマンの覇権をめぐる戦いでソニーがアップルに完敗し、ニューヨーク市役所が効率的に市民サービスを提供できない背景には、共通の原因がある。
それは何か――。
謎かけのようなこの問いに、文化人類学者という特異な経歴を持つFT紙きってのジャーナリストが挑むのが本書である。
かつてタジキスタンの寒村に3年にわたって住みこんで、現地の人たちがあたりまえすぎて意識していないような分類の仕方をとらえ、その共同体の特異性をうきぼりにしたように、著者は、現代の様々な組織に「インサイダー兼アウトサイダー」として入っていく。
はじめに なぜ、私たちは自分たちが何も見えていないことに気がつかないのか?
序章 ブルームバーグ市長の特命事項
ブロンクスで、違法建築のビルにすんでいた家族が焼死した。なぜ、ニューヨーク市庁の検査官は、こうした違法建築を見つけることができないのか。答えは、三〇〇もの細かな専門に分かれた部署、つながっていないデータベース、つまり「サイロ」にあった。
第一章 人類学はサイロをあぶり出す
二〇世紀に始まった学問「人類学」は、アウトサイダーの視点をもってその社会の規範をあぶり出す学問である。その社会であたり前すぎて「見えなかった」規範が、アウトサイダーが中に入って暮らしてみることで見えてくる。
第二章 ソニーのたこつぼ
一九九九年のラスベガス。ソニーは絶頂期にあるように見えた。しかし、舞台上でCEOの出井伸之がお披露目した「ウォークマン」の次世代商品は、二つの部門がそれぞれ開発した三つの商品だった。それは「サイロ」の深刻さを物語るものだった。
第三章UBSはなぜ危機を理解できなかったのか
1
UBSは、保守的な銀行と見られていた。ところが、〇八年のサブプライム危機で、ゴミ屑同然となったサププライムローンをごっそり抱えて破綻寸前に追い込まれる。危機を抱えていたことを察知できなかった原因は、当たり前と思っていた分類の誤りにあった。
第四章経済学者たちはなぜ間違えたのか?
ロンドンスクールオブエコノミクスを訪れた英国女王の素朴な問い「なぜ誰も危機を見抜けなかったのか」。経済学者や中央銀行、規制当局も、サイロにとらわれていた。CDOをしこたま仕入れるSIVといった新しい会社群は、サイロの分類にはなかったのだ。
第五章殺人予報地図の作成
シカゴの人口は、ニューヨークの人口の三分の一であるにもかかわらず、殺人事件の件数はシカゴ
世界の金融システムがメルトダウンし、デジタル版ウォークマンの覇権をめぐる戦いでソニーがアップルに完敗し、ニューヨーク市役所が効率的に市民サービスを提供できない背景には、共通の原因がある。
それは何か――。
謎かけのようなこの問いに、文化人類学者という特異な経歴を持つFT紙きってのジャーナリストが挑むのが本書である。
かつてタジキスタンの寒村に3年にわたって住みこんで、現地の人たちがあたりまえすぎて意識していないような分類の仕方をとらえ、その共同体の特異性をうきぼりにしたように、著者は、現代の様々な組織に「インサイダー兼アウトサイダー」として入っていく。
はじめに なぜ、私たちは自分たちが何も見えていないことに気がつかないのか?
序章 ブルームバーグ市長の特命事項
ブロンクスで、違法建築のビルにすんでいた家族が焼死した。なぜ、ニューヨーク市庁の検査官は、こうした違法建築を見つけることができないのか。答えは、三〇〇もの細かな専門に分かれた部署、つながっていないデータベース、つまり「サイロ」にあった。
第一章 人類学はサイロをあぶり出す
二〇世紀に始まった学問「人類学」は、アウトサイダーの視点をもってその社会の規範をあぶり出す学問である。その社会であたり前すぎて「見えなかった」規範が、アウトサイダーが中に入って暮らしてみることで見えてくる。
第二章 ソニーのたこつぼ
一九九九年のラスベガス。ソニーは絶頂期にあるように見えた。しかし、舞台上でCEOの出井伸之がお披露目した「ウォークマン」の次世代商品は、二つの部門がそれぞれ開発した三つの商品だった。それは「サイロ」の深刻さを物語るものだった。
第三章UBSはなぜ危機を理解できなかったのか
1
UBSは、保守的な銀行と見られていた。ところが、〇八年のサブプライム危機で、ゴミ屑同然となったサププライムローンをごっそり抱えて破綻寸前に追い込まれる。危機を抱えていたことを察知できなかった原因は、当たり前と思っていた分類の誤りにあった。
第四章経済学者たちはなぜ間違えたのか?
ロンドンスクールオブエコノミクスを訪れた英国女王の素朴な問い「なぜ誰も危機を見抜けなかったのか」。経済学者や中央銀行、規制当局も、サイロにとらわれていた。CDOをしこたま仕入れるSIVといった新しい会社群は、サイロの分類にはなかったのだ。
第五章殺人予報地図の作成
シカゴの人口は、ニューヨークの人口の三分の一であるにもかかわらず、殺人事件の件数はシカゴ
- 本の長さ365ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2016/2/24
- 寸法13.8 x 2.4 x 19.4 cm
- ISBN-104163903895
- ISBN-13978-4163903897
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2016/2/24)
- 発売日 : 2016/2/24
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 365ページ
- ISBN-10 : 4163903895
- ISBN-13 : 978-4163903897
- 寸法 : 13.8 x 2.4 x 19.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 262,146位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 28,035位ビジネス・経済 (本)
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5 星
部門間の連携について考えさせられました。
本書のキーワードである「サイロ化」という言葉。部門間の連携ができにくい状態を表している言葉で、各セクション、 部門と部門の間で連携の必要な仕事がなかなか進まなかったり、積極的に取り組まれなかったりして問題が生じることを指しています。会社組織の一員として様々な部門で働くビジネスパーソンの方々であれば、割とよくある話だなと感じる方も多いのではないでしょうか?考えさせられ知見の深まる良書です。
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上位レビュー、対象国: 日本
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2024年3月19日に日本でレビュー済み
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同質集団は和を持って滅びる。山本七平の「空気の研究」と同じテーマが浮かびます。かって日本は空気で戦争を始めた。今も空気は誰かを支配し続けていることを警戒しなくては。
2024年4月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
マジで重要な話をしてる。企業がでかくなる上でかなり重要なメッセージ。
金融部分は難しくて読み流したけど、ソニーや警察の例で十分。
最後の中尾茂夫さんの投げかけも著者と違う角度で秀逸。
金融部分は難しくて読み流したけど、ソニーや警察の例で十分。
最後の中尾茂夫さんの投げかけも著者と違う角度で秀逸。
2019年6月2日に日本でレビュー済み
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会社の研修で使いました。勉強になったか分かりません
2022年8月6日に日本でレビュー済み
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サイロ=専門性は時に、融通が利かなくなり、相互作用も生み出さなくなる。
組織の後退につながる可能性がある。
その通りだとおもった。
組織の後退につながる可能性がある。
その通りだとおもった。
2023年6月9日に日本でレビュー済み
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企業や公的機関がサイロ化することで起こる悲惨な姿をありありと描く。これを読んで、自社の姿に戦慄しない人がどれだけいるのか知りたい気分になった。
サイロは自然発生的であり、専門化が進んだ現代には不可欠である。そして “いかなる社会においてもエリート層には、社会の現状あるいは分類法を問い直すインセンティブがない” がゆえに、サイロは肥大し固定化する。その抗いがたい力に逆らうための、仕組みや風土を作らないといけない。それは絶望的だが不可能ではないというのが本書の主張である。
この、サイロを壊したいと思う力が何に由来するのかは描いて欲しかった。例を見るに、全体感を有する経営者、内部に入り込んでしまい違和感から行動するアウトサイダーといったところだろうか。
それと、サイロの弊害を見ていると、ダイバーシティの議論と近いことが分かる。リスクの見落とし、チャンスの見過ごし、常識の偏りといった多角的な視点の不足である。この観点も掘り下げて欲しかった。
とはいえサイロに関して雄弁に語る数少ない書物。読む価値あり。星5つ。
サイロは自然発生的であり、専門化が進んだ現代には不可欠である。そして “いかなる社会においてもエリート層には、社会の現状あるいは分類法を問い直すインセンティブがない” がゆえに、サイロは肥大し固定化する。その抗いがたい力に逆らうための、仕組みや風土を作らないといけない。それは絶望的だが不可能ではないというのが本書の主張である。
この、サイロを壊したいと思う力が何に由来するのかは描いて欲しかった。例を見るに、全体感を有する経営者、内部に入り込んでしまい違和感から行動するアウトサイダーといったところだろうか。
それと、サイロの弊害を見ていると、ダイバーシティの議論と近いことが分かる。リスクの見落とし、チャンスの見過ごし、常識の偏りといった多角的な視点の不足である。この観点も掘り下げて欲しかった。
とはいえサイロに関して雄弁に語る数少ない書物。読む価値あり。星5つ。
2023年5月1日に日本でレビュー済み
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企業だけでなくあらゆる組織が大きくなるにつれて、組織間の交流が減り、日本語でいうところの「タコつぼ」(英語ではサイロ)が構築されていきます。これは高度に分業・専門職化が進んだ現代社会では避けられない事象ですが、サイロがあまりに強固すぎるとチャンスやリスクを見逃し、場合によっては組織の存亡を揺るがすような事態に陥ることがあるわけです。本書では、サイロが弊害をもたらした事例として、ソニー、UBS、世界金融危機時の経済学者を第1部で紹介し、第2部では、サイロの弊害をいかに克服するかという「サイロバスターズ」の事例として、シカゴ警察、フェイスブック、クリーブランド・クリニックをとりあげ、さらに他社のサイロから儲けを得ているブルーマウンテン・キャピタルが紹介されています。日本人読者からすれば、ソニーがデジタル音楽プレイヤーでアップルに惨敗した例はとてもわかりやすいのではないでしょうか。本書ではソニーでCEOを勤めたストリンガー氏のコメントも掲載されているなど、この章だけでも興味深く読めました。
著者は人類学というバックグラウンドを持ちながらフィナンシャルタイムズの編集長をつとめている人ですが、翻訳の質の高さもあって、非常に読みやすい文章でした。また事例もそれぞれ興味深く、シカゴ警察の「殺人予報マップ」作成の話や、クリーブランド・クリニックが外科と内科の壁を取り払ったことなどは、サイロに関係なく衝撃的な読み物でした。サイロは近代社会では絶対生まれるが、サイロの弊害に気をつけよ、そのためには本書でも紹介されている稀代の人類学者兼社会学者であるピエール・プルデューのような「インサイダー兼アウトサイダー的視点」を持った人が各組織に存在している必要がある(全員がそうなる必要はないが)、という終章の主張も大いに共感できました。非常に面白い本でした。
著者は人類学というバックグラウンドを持ちながらフィナンシャルタイムズの編集長をつとめている人ですが、翻訳の質の高さもあって、非常に読みやすい文章でした。また事例もそれぞれ興味深く、シカゴ警察の「殺人予報マップ」作成の話や、クリーブランド・クリニックが外科と内科の壁を取り払ったことなどは、サイロに関係なく衝撃的な読み物でした。サイロは近代社会では絶対生まれるが、サイロの弊害に気をつけよ、そのためには本書でも紹介されている稀代の人類学者兼社会学者であるピエール・プルデューのような「インサイダー兼アウトサイダー的視点」を持った人が各組織に存在している必要がある(全員がそうなる必要はないが)、という終章の主張も大いに共感できました。非常に面白い本でした。