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今すぐ実践! カンバンによるアジャイルプロジェクトマネジメント 単行本 – 2016/6/3
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ソフトウェア開発における「カンバン」(英語でもKanban)は、トヨタのジャストインタイムスケジュール管理メカニズムに基づくプロジェクト管理手法のこと。
本書は"Agile Project Management with Kanban"(Microsoft Press, 2015)の日本語版で、カンバン方式によるソフトウェア開発プロジェクトの実践方法を、著者自身の実体験に基づいて具体的に解説します。
――――――――――「監訳者あとがき」より抜粋――――――――――
本書は、最初から最後まで、「現場目線」を貫いています。「現場目線」とは、現場がカンバンを理解し、実践するための自然かつ最短距離な構成であるということです。
具体的には、カンバンを現場に導入するとしたらこの順番に理解したほうがいいという構成になっています。各章とも、実践的な解説、よくある質問と回答、トラブルシューティング、そしてチェックリストという構成になっています。
(中略)
本書は理論と事例だけでは、なかなか踏み込むことが難しい実際の現場にカンバンを導入するためのエッセンスをていねいに盛り込んだ構成になっています。また、管理職になじみのある表現も使うことで、ボトムアップ、トップダウンでの導入で
はなかなか効果が出せなかった現場でもミドルアップダウンでの導入が見込めるのではないかと考えます。今、現場で悩んでいる管理職にぜひ本書を手渡していただきたいです。
まず、現場を見えるようにするところから始めてみてください。本書はその手助けをしてくれることでしょう。ぜひ現場で読書会を開き、現場のあるべき姿の議論、本来の目的の再確認にもお役立てください。
監訳者 長沢 智治
―――――――――――――――――――――――――――――――――
- 本の長さ168ページ
- 言語日本語
- 出版社日経BP
- 発売日2016/6/3
- 寸法18.3 x 1 x 23.5 cm
- ISBN-10482229871X
- ISBN-13978-4822298715
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商品の説明
著者について
登録情報
- 出版社 : 日経BP (2016/6/3)
- 発売日 : 2016/6/3
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 168ページ
- ISBN-10 : 482229871X
- ISBN-13 : 978-4822298715
- 寸法 : 18.3 x 1 x 23.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 287,942位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 856位ソフトウェア開発・言語
- カスタマーレビュー:
著者について

業務改善エバンジェリスト、プロダクトアドバイザー、マーケティングアドバイザー、アジャイルコーチ。
DASA (DevOps Agile Skills Association) Ambassador。Professional Scrum: PSM II, PSPO II, PAL-EBM, SPS, PAL-I, PSU I, PSK I, PSM I, PSPO I, PSD I。認定スクラムマスター。
ソフトウェア開発のライフサイクルを一通り経験したのち、開発現場改善・業務改善のコンサルタント、アーキテクトに。その後、エバンジェリストとして10年以上活動。
インテックではソフトウェアエンジニアとして活動、ラショナルソフトウェア、日本アイ・ビー・エムなどでは開発現場改善コンサルタント、アーキテクトとして活動、日本マイクロソフトなどでは12年間エバンジェリストとして活動。
2018年2月に独立・開業し、2020年2月に『サーバントワークス株式会社』(https://www.servantworks.co.jp/)を設立、代表取締役に就任。スタートアップ企業から上場企業までの痒いところに手が届く伴走支援を実施している。Nota inc.など複数社の顧問として事業に貢献できるよう活動している。
Regional Scrum Gathering Tokyo 2017, DevOps Days Tokyo 2017 など基調講演を担当。翔泳社デベロッパーズサミットで7年連続登壇など講演多数。共著、監訳多数。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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実践編と呼べる本ではあるが、基礎編を知らないと読めない本ではなく、基礎から実践までを解説した本になっている。最初に経営陣の同意を得るから始まり、カンバンをどう使っていくか、既存のメンバーにどう適用していくかと解説されていく。
ウォーターフォールを新しい方式に切り替えるのではなく、カンバンをどう適用させるという解説も用意されている。彼らの心理的な障壁や抵抗を最低限にして、チームになじませるにはどうしたらよいかが解説されている。また、ウォーターフォール脳の疑問点に答えるQ&Aも記載されていて、これまでの方式との違いを端的に理解できるようになっている。このQ&Aはスクラムの章にも登場し、スクラムのボードとの違いについても答えている。
各章の最後にチェックリストがあり、その章に記載されている内容が実践できたかを確認できるようになっているため、実際に進めて行くにあたり、実施するべき内容を端的に理解できるのもうれしい。私はまだカンバン方式での経験がないため、経験則から語ることは難しいが、実践してみて、読み返してみると新しい発見があるであろうことは、読み進めていく中でも感じた。
本書は150ページという薄さだが、カンバン方式とはという特徴を単純に説明するのではなく、XBoxチームで実践した結果をまとめた本であり、既存のチームに適用するにはどうしたらよいかが解説されている。また最後にまとめとしてチェックリストがあるため、読み返すにも便利な形式になっている。単純に読み物として、順番に解説していく形式ではなく、様々な状況について解説しているため、各現場に適用するためにどうしたらよいかを理解するのに役立つことだろう。
例えば以下のような内容。
■カンバンを始めるための手順:
①チームの大まかなルーチンを把握する…カンバンのワークフローを決定する。一般的には、分析、実装、検証で構成されるが、チームによっては独自のステップが追加されることもある。ただし、初めて導入する際は極力シンプルにして、慣れてきたらステップ分割する方が良い。
②壁の模様替えをする…ワークフローを見える化するためのボードを用意する。オンラインよりも物理的なボードを使う方が効果的。
③混乱を抑制する…仕掛り作業(WIP)を定義する。WIP=各ステップで許可されるカードの枚数。
④完了を定義する…何をもって各ステップを完了とし、次のステップへ進んでよいとするかを定義して、チーム全員に守らせる。
⑤デイリースタンドアップミーティングを行う…カンバンを使ったプロジェクトで通常行われるミーティングは、ボードを囲んで行われるデイリースタンドアップミーティングだけ。ブロックされているメンバーや助けを必要としているメンバーがいないかどうかを確認する。
■WIPの目的: 製造業で言えば、在庫を貯めないことと同義。小さいバッチサイズで作業を流すことで、①優先順位に応じた変化に対応しやすい。予定外の作業を前提とした計画になる。②無駄なものを作って後戻りすることが減る。③最も時間がかかるステップに制約を受けるため、そこに資源を投入するような効率化が図られる。④チームの規模が制限されて、コストが削減される。大切なことは、各ステップが同じペースで進められるようにすること。
■ウォーターフォールからの適用: カンバンはシンプルで覚えることは少ない。作業を表す「カード」、ワークフローとWIPと完了基準を示す「ボード」、それらを見て進捗を確認する「デイリースタンドアップミーティング」が全て。最大の変化は、WIP制限によって制約された小さいバッチでの作業にある。但し、1つ1つが分析→実装→検証という流れは、ウォーターフォールと同じため、慣れるのは容易。
実際にカンバンを使い始める上で、また現状の使い方を改善する上で役立つ具体的なヒントが盛り込まれている。
特に仕掛り作業(WIP)の考え方は、説明されれば理解できるが、現場だと作業を止めるとか混乱を招く可能性があるので、プロジェクトに周知する上で勉強になった。
ただ、翻訳の問題もあるのか、多少読みにくさも感じた。読み通そうとするよりは、第2章、第3章を中心に自身の状況から関係ある部分をピックアップして読む方が賢明かもしれない。
・急な横槍作業がある
・スプリントを超える長く続く作業がある
・まだ小さいサービスでとりまく変化が多い
と、当時大ブームだったスクラムを試す機会に恵まれなかった。そこで試したのがこのカンバンだ。ちょうど平行して『 リーン開発の現場 カンバンによる大規模プロジェクトの運営 』を翻訳する機会があり、実際のプロジェクトでもカンバンを試すことができた。まずは小さなカンバンから。やがてWIPを設定したり、ステップごとの完了を定義したり、そのカンバンはホワイトボードいっぱいに広がり、チームが毎朝チェックする大切な「場」となった。
本書では、Xboxの開発に携わる著者が、ウォーターフォール、スクラム、そしてカンバンへとプロセスを進化させ、その経験から得た知見を惜しみなく紹介してくれている。そして、彼の知識にとても信頼性を持てるのは、ところどころに「あーあるある」というネタがあるからだ。
例えば、著者は、一定間隔で実施するスクラムで言うスプリント計画を実施していない。そのかわり、四半期という比較的長いタイミングで、フィーチャーの仕分けをしている(P28 )。カンバンでではバックログがあれば、それを「上から順番に」やっていくだけでいいから、計画を意識しなくて良くなる(もちろん計画は重要だ)。
さらに、カンバンに切り替えると分解されたタスクがだいたい同じサイズ(見積もり時間)になっていく(P34)。これもまさにカンバンの面白いところ。やっていくうちに気づく点だ。こうなると、ストーリーポイントを考る必要性もなくなり、生産性と名前を付けたければ、完了したカードや付箋の数を数えればいい。人の増減があるなら人数で割れば一人あたりの生産性を数値化できる(もちろんざっくりだが)。
こういったナレッジだけでなく、「Xbox内幕」というコラムからは、世界的に有名なプロダクトを知ることができる。かなり大規模な開発に見えるが、これをカンバンに置き換えるというチャレンジには経緯を払いたい。
本書の前半ではカンバンのはじめかたが中心だが、後半になると「第4章 ウォーターフォールからの適応」、「第5章 スクラムからの進化」、といった、既存環境からの変化に主題が移る。監訳者のあとがきにあるように「現場の課題解決」を中心に考えられた構成なのも面白い。
僕はこれまでに『 カンバン: ソフトウェア開発の変革 』、『 リーン開発の現場 カンバンによる大規模プロジェクトの運営 』、カンバンに関係するブログ(本書でも紹介されているスクラムバンとか)をいろいろ読んできたが、既存のプロセスの限界を感じるのであれば、著者のようにカンバンを使って進化させるのも一つの手だろう。
本書はそのための支えになるに違いない。