TSUTAYAの社長、増田宗昭さんの著書。
増田さんが書いてきた2007年から2017年までの10年間の社内ブログ(社員だけ見ることができるブログ)をまとめたもの。
単に本で読んだ知識や誰かに聞いた話を文章にしたのではなく、増田さん本人の経験から紡がれる言葉たち。
流れ落ちた汗が結晶となり、珠玉の輝きを放ちます。
やさしく、力強く、そしてぬくもりに満ちています。
「経営の本質は、失敗の許容」
増田さんはこの言葉を大切にしています。
失敗の中にしか成功はなく、その失敗を許容する器を経営者は持たなければ会社の成長はないということです。
できることばかりやっている人というのは年を重ねても同じところに留まっています。
でも、できないことにチャレンジした人というのは時間が経つとその分成長している。
人の成長は、できないことにチャレンジする覚悟の大きさに比例する、と。
「失敗」がただそれだけで終わる、ということはありません。
たとえ財務的には失敗しても、経験や人脈といった財産は残るわけですよね。
増田さんは、こういった財産も成長の一つだと語ります。
これはまさに、マッサージとスポーツストレッチの違いであると私は思います。
マッサージは揉まれてただ体が心地良いだけ。
でも、ストレッチは痛みを伴う心地良さです。
しかし、その痛みがなければ可動域は広がりません。
つまり、ただマッサージをするだけでは身体性は飛躍しないのです。
今できないことをすることにしか能力は顕在化しない。
つまり、未来を包括した行動(今はできないこと)でなければ成長はないのですね。
増田さんはこう語ります。
「成功には失敗という踏み台がいつもある。
反対に成功体験は踏み台にはならない」
その理念が頭にあり、力強いチームをつくっていきます。
少数精鋭の組織です。
つまり「考える少数集団」。 考える集団100人と、考えない集団1000人が戦った場合、どちらが強いでしょうか?
増田さんは一人一人に「考える力」を求めました。
ただ「考えろ」というのではなく、「考えなければならない」環境に身を置かせたのです。
実践的に自分で決めることの重要性を伝えました。 「やりたい」と思ったことを存分にやらせる環境づくり。
そこにはまさに「失敗の許容」が試されるのですが、「好きで、一緒で、楽しんで」という言葉の裏に隠された「人のせいにしない、自ら考え、自らチャレンジする」という前提や美学を大切にしました。
「楽しいこと」の裏側には責任があります。
それを決断(実行)することで、自らにリスクを負わせる。
リスクを負ってはじめて人は能動的に「考える」のです。
実にすばらしい本でした。
あらゆるリーダー、クリエイター、アーティストにおすすめの一冊です。
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増田のブログ CCCの社長が、社員だけに語った言葉 Kindle版
※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
いま、最も注目される企業経営者、
CCC社長増田宗昭の頭の中、心のうち。
カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社代表取締役社長兼CEO増田宗昭が社員に向けて10年間つづり続けてきた、仕事論・組織論、そして経営理念を書籍化!
小売業界注目の経営者である増田宗昭が自身の思いを伝える手段として大事にしてきたブログ。
このブログをカテゴリー別に分け、読みやすく再編集。
トップを走る経営者のリアルな声満載です!
いま、最も注目される企業経営者、
CCC社長増田宗昭の頭の中、心のうち。
カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社代表取締役社長兼CEO増田宗昭が社員に向けて10年間つづり続けてきた、仕事論・組織論、そして経営理念を書籍化!
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- 言語日本語
- 出版社CCCメディアハウス
- 発売日2017/3/29
- ファイルサイズ322492 KB
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商品の説明
著者について
増田宗昭
(ますだ・むねあき)
1951 年生まれ、大阪府枚方市出身。日本全国に1400 店以上を数えるTSUTAYA を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC)代表取締役社長兼CEO。同志社大学を卒業後、株式会社鈴屋に入社。軽井沢ベルコモンズの開発などに携わった後、同社を退社。1983 年に「蔦屋書店 枚方店」をオープンさせ、1985 年にCCC を設立する。同社は2003 年に、業種横断的な共通ポイントサービス「T ポイント」をスタートさせ、その会員数を4918 万(2014 年7 月末現在)までに拡大させるなど、多様な事業を展開。2011 年には団塊世代を中心とした大人たち〝プレミアエイジ〟のための文化空間「代官山 蔦屋書店」と、上質な生活提案を行う個性的なテナント群から構成される「代官山T - SITE」を東京都渋谷区にオープンさせ、さらに佐賀県武雄市では「代官山蔦屋書店」のコンセプトを公共施設の中に大胆に取り込んだ「武雄市図書館」の運営を2013 年に開始。この図書館は開館13 ケ月で入館者が100万人を突破するなど大きな話題を呼ぶ。これらの企画を発案、実現する増田は、いま日本で最も注目を集める企業経営者の一人である。
(ますだ・むねあき)
1951 年生まれ、大阪府枚方市出身。日本全国に1400 店以上を数えるTSUTAYA を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC)代表取締役社長兼CEO。同志社大学を卒業後、株式会社鈴屋に入社。軽井沢ベルコモンズの開発などに携わった後、同社を退社。1983 年に「蔦屋書店 枚方店」をオープンさせ、1985 年にCCC を設立する。同社は2003 年に、業種横断的な共通ポイントサービス「T ポイント」をスタートさせ、その会員数を4918 万(2014 年7 月末現在)までに拡大させるなど、多様な事業を展開。2011 年には団塊世代を中心とした大人たち〝プレミアエイジ〟のための文化空間「代官山 蔦屋書店」と、上質な生活提案を行う個性的なテナント群から構成される「代官山T - SITE」を東京都渋谷区にオープンさせ、さらに佐賀県武雄市では「代官山蔦屋書店」のコンセプトを公共施設の中に大胆に取り込んだ「武雄市図書館」の運営を2013 年に開始。この図書館は開館13 ケ月で入館者が100万人を突破するなど大きな話題を呼ぶ。これらの企画を発案、実現する増田は、いま日本で最も注目を集める企業経営者の一人である。
登録情報
- ASIN : B071J6RCD4
- 出版社 : CCCメディアハウス (2017/3/29)
- 発売日 : 2017/3/29
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 322492 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効になっていません。
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : 有効になっていません
- 本の長さ : 435ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 245,875位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 8,781位倫理学・道徳 (Kindleストア)
- - 8,821位自己啓発 (Kindleストア)
- - 13,094位人生論・教訓
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年5月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
TUTAYA、蔦屋書店の運営会社の社長 増田宗昭 氏が、社員向けに書いた ブログの厳選集。
仕事や営業の基本から 経営者の思想、コツなど 暗黙知まで 満載。そのまま 経営テキストとして使える
仕事や営業の基本から 経営者の思想、コツなど 暗黙知まで 満載。そのまま 経営テキストとして使える
2018年9月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
あまり知られていないCCCの歴史、そして増田社長の経営哲学が語られています。CCCはただのCDレンタルショップでも本屋でもない、人々の生活を明るくするライフスタイル企画会社なのだという信念と、それと同時にビジネスであるというバランスの良さは、若い経営者にも大変勉強になると思います。
2018年6月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
成長を続けるモチベーションが上がる!
2017年10月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
経営者目線を感じれる、とても素晴らしいキーワードが溢れている。
2017年5月5日に日本でレビュー済み
ツタヤを運営するCCC社長の増田さんのブログをまとめた一冊。
私は最近できた銀座シックスで読みました。
増田さんのが日々考えていることが、時には具体的に、時には抽象的な言葉で綴られています。
この本で一貫して語られているのは、「ユーザーの目線に立ち、自分の頭を使い考えれば、答えが出る。」
ということです。
自分たちだけが儲かる 、という状態は決してなく、
その商品・企画をユーザーが使い、ユーザーが得をして初めて自分たちも得をする。
しかし、それを実行に移すのは簡単ではなく、自分の頭と脚を使って達成されるべきものである、という概念が説明されます。
相手の立場に立って考える、という、商売に限らず人間関係において非常に重要な態度。
増田さん自身がその態度を、大きくなった会社全体にどうやって浸透させて行くのか、そういった部分にも様々な言及があり、読んでいて面白いです。
星を4つにしたのは、この本の中にツタヤやCCCの社内の様子を撮影した写真が掲載されているのですが、
写真に対しての説明が特になかったので、それが欲しかったためです。
CCCという会社に興味がある方には、オススメ お一冊です。
私は最近できた銀座シックスで読みました。
増田さんのが日々考えていることが、時には具体的に、時には抽象的な言葉で綴られています。
この本で一貫して語られているのは、「ユーザーの目線に立ち、自分の頭を使い考えれば、答えが出る。」
ということです。
自分たちだけが儲かる 、という状態は決してなく、
その商品・企画をユーザーが使い、ユーザーが得をして初めて自分たちも得をする。
しかし、それを実行に移すのは簡単ではなく、自分の頭と脚を使って達成されるべきものである、という概念が説明されます。
相手の立場に立って考える、という、商売に限らず人間関係において非常に重要な態度。
増田さん自身がその態度を、大きくなった会社全体にどうやって浸透させて行くのか、そういった部分にも様々な言及があり、読んでいて面白いです。
星を4つにしたのは、この本の中にツタヤやCCCの社内の様子を撮影した写真が掲載されているのですが、
写真に対しての説明が特になかったので、それが欲しかったためです。
CCCという会社に興味がある方には、オススメ お一冊です。
2017年6月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まさに信念が道を開くですね。増田さんが本能的に備わっているビジネスセンスを感じました。
2022年1月2日に日本でレビュー済み
4年前の本
続編に期待したいな
QRコードの攻勢
毎年80店舗減るFC店
なかなか実現しないT-SITE100店構想
実は大赤字だった函館蔦屋
レンタル撤退を決めたメガフランチャイジーのトップカルチャー
それでも日販との蜜月
ゴルフトーナメントを主催
中国進出
今もブログやっているか知りませんが
続編を出してほしいです。
後世、ビジネススクールのテキストとして
参照される事でしょうし
続編に期待したいな
QRコードの攻勢
毎年80店舗減るFC店
なかなか実現しないT-SITE100店構想
実は大赤字だった函館蔦屋
レンタル撤退を決めたメガフランチャイジーのトップカルチャー
それでも日販との蜜月
ゴルフトーナメントを主催
中国進出
今もブログやっているか知りませんが
続編を出してほしいです。
後世、ビジネススクールのテキストとして
参照される事でしょうし