オンラインカウンセリングに携わっていますが、更に専門的な知識を深めようと思い、読んでみました。この手の専門書は、日本語で読めるものが未だほとんどないので、その意味でも貴重な一冊だと思います。
本書には、数多くのICBT(インターネット認知行動療法)のリソースが紹介されており、特に症状別(うつ病、不安障害、身体症状)のガイド付ICBTは、その効果の検証結果も併せて大変興味深い内容ですが、当然のことながら英語か他の言語のものしかないのはなんとも残念ですね。
つい数ヶ月前に国内の遠隔診療が解禁になるなど、今後のインターネットを介した治療の普及に伴い、日本語版のオンラインリソースの構築は必須ですし、このタイミングで本書を読んでおくことで、ガイド付きICBTにおけるセラピストの役割や支援の提供方法など、クライエントはもちろんのこと、セラピストにとっても安心して利用できるシステムの確立に備えることができるのではと思います。
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ICBTインターネット認知行動療法ガイドブック 単行本 – 2016/12/15
ゲルハルト・アンダーソン
(著),
長江 信和
(翻訳)
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購入オプションとあわせ買い
インターネットやスマートフォンを用いた認知行動療法の実際
ネット時代に生きる臨床家の必携ガイド
インターネットを活用して認知行動療法を提供する
インターネット認知行動療法(ICBT)を紹介する初めてのガイドブック。
過去20年の研究成果をもとに、どのようにICBTを臨床に適用できるかを
実例を交えつつコンパクトに解説。
インターネット上の諸問題、対面式治療との併用法、
うつ病・不安障害・身体症状に対するプログラムの詳細などを
具体的に紹介しており、ネット時代の臨床家が心得ておくべき事柄が把握できる。
〔目次〕
第1章 イントロダクション
第2章 インターネットのリソース
第3章 オンラインサポートグループ
第4章 インターネット経由のアセスメント
第5章 オープンアクセスのガイドなし治療プログラム
第6章 ガイド付きICBTプログラム概論
第7章 うつ病に対するガイド付きICBT
第8章 不安障害に対するガイド付きICBT
第9章 身体症状に対するガイド付きICBT
第10章 インターネットによるその他の活用例
第11章 結びと将来の方向性
ネット時代に生きる臨床家の必携ガイド
インターネットを活用して認知行動療法を提供する
インターネット認知行動療法(ICBT)を紹介する初めてのガイドブック。
過去20年の研究成果をもとに、どのようにICBTを臨床に適用できるかを
実例を交えつつコンパクトに解説。
インターネット上の諸問題、対面式治療との併用法、
うつ病・不安障害・身体症状に対するプログラムの詳細などを
具体的に紹介しており、ネット時代の臨床家が心得ておくべき事柄が把握できる。
〔目次〕
第1章 イントロダクション
第2章 インターネットのリソース
第3章 オンラインサポートグループ
第4章 インターネット経由のアセスメント
第5章 オープンアクセスのガイドなし治療プログラム
第6章 ガイド付きICBTプログラム概論
第7章 うつ病に対するガイド付きICBT
第8章 不安障害に対するガイド付きICBT
第9章 身体症状に対するガイド付きICBT
第10章 インターネットによるその他の活用例
第11章 結びと将来の方向性
- 本の長さ192ページ
- 言語日本語
- 出版社創元社
- 発売日2016/12/15
- ISBN-104422116304
- ISBN-13978-4422116303
商品の説明
著者について
ゲルハルト・アンダーソン(Gerhard Andersson)
スウェーデンのリンショーピング大学行動科学・学習学部教授。
カロリンスカ研究所臨床神経科学講座精神医学分野客員教授。
臨床心理学博士、医学博士、公認心理療法士、認知行動療法家。
聴覚神経科学が専門であるが、近年はインターネットによる認知行動療法(ICBT)の
開発と普及に精力的に取り組んでいる。
500本以上の論文と19の書籍を著し、41章を分担執筆している(h-indexは66)。
翻訳書に『聴覚過敏―仕組みと診断そして治療法』(海文堂出版)がある。
http://www.gerhardandersson.se/
長江信和(ながえ・のぶかず)
1974年生まれ。早稲田大学大学院人間科学研究科博士後期課程満期退学。
博士(人間科学、早稲田大学)。臨床心理士、精神保健福祉士。
福岡大学人文学部准教授(インターネット検索:「長江研究室」「ユビキタス・カウンセリング」)。
一般社団法人日本遠隔カウンセリング協会代表理事。
共著書に『災害医療とIT』(ライフメディコム)、
共訳書に『子どものための認知療法練習帳』
『子どものための認知療法練習帳ガイドブック』(創元社)ほかがある。
http://researchmap.jp/nobukazu_nagae/
スウェーデンのリンショーピング大学行動科学・学習学部教授。
カロリンスカ研究所臨床神経科学講座精神医学分野客員教授。
臨床心理学博士、医学博士、公認心理療法士、認知行動療法家。
聴覚神経科学が専門であるが、近年はインターネットによる認知行動療法(ICBT)の
開発と普及に精力的に取り組んでいる。
500本以上の論文と19の書籍を著し、41章を分担執筆している(h-indexは66)。
翻訳書に『聴覚過敏―仕組みと診断そして治療法』(海文堂出版)がある。
http://www.gerhardandersson.se/
長江信和(ながえ・のぶかず)
1974年生まれ。早稲田大学大学院人間科学研究科博士後期課程満期退学。
博士(人間科学、早稲田大学)。臨床心理士、精神保健福祉士。
福岡大学人文学部准教授(インターネット検索:「長江研究室」「ユビキタス・カウンセリング」)。
一般社団法人日本遠隔カウンセリング協会代表理事。
共著書に『災害医療とIT』(ライフメディコム)、
共訳書に『子どものための認知療法練習帳』
『子どものための認知療法練習帳ガイドブック』(創元社)ほかがある。
http://researchmap.jp/nobukazu_nagae/
登録情報
- 出版社 : 創元社 (2016/12/15)
- 発売日 : 2016/12/15
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 192ページ
- ISBN-10 : 4422116304
- ISBN-13 : 978-4422116303
- Amazon 売れ筋ランキング: - 959,402位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 3,994位臨床心理学・精神分析
- カスタマーレビュー:
著者について
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福岡県北九州市生まれ、東京都足立区出身。早稲田大学大学院博士後期課程満期退学、博士(人間科学;早稲田大学)。臨床心理士、精神保健福祉士。日本学術振興会特別研究員(早稲田大学、国立精神・神経センター)、鹿児島国際大学専任講師を経て、現在、福岡大学准教授。一般社団法人日本遠隔カウンセリング協会(JTA)の代表理事も務める。共著書に『災害医療とIT』(ライフメディコム)、訳書に「ICBT:インターネット認知行動療法ガイドブック」(創元社)、共訳書に『子どものための認知療法練習帳』(創元社)、『認知行動療法と構成主義心理療法』(金剛出版)他がある。
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2016年12月31日に日本でレビュー済み
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2017年2月11日に日本でレビュー済み
インターネットを介した認知行動療法の第一人者による著書の日本語訳。クライエントを支援するための臨床技法としてのICBTそのものについてはもちろん、その社会的背景やニーズ、先行研究、現在の状況を簡潔に概観しており、これ一冊でICBTに従事する/しようとするセラピストが踏まえておくべき具体的な臨床技法と関係する情報を整理することができる良書。単なるステップ・バイ・ステップのhow to本ではなく、あくまでもエビデンスを示しつつICBTの可能性について述べている点に好感が持てる。個人的には第10章の「訓練とスーパービジョン」「サービスを始める方法」に興味を引かれた。昨今の日本国内の医療場面では遠隔診療が徐々に台頭しつつあるものの、インターネットを介した治療・支援の専門家の訓練や、サービス提供方法についての知見は少ないと言える。この点についてさらに掘り下げた内容の書籍が本書の著者・訳者によって紹介されることを期待したい。