神山プロジェクト、読みました。とても読み応えがあり、だんだんと引き込まれ、その深みに魅せられ、
あっという間にファンになってしまったように思います。
個人にフォーカスをあてながらも、人々が集まり、どうやってプロジェクトを作っていったか、それぞれの「個人」もまたとても濃くて面白い方々が多いので濃い化学反応が起こって行く様子を目の当たりにしているようで、こんなに神山ってすごいんだ、とそのすごさにワクワクして一気に読み進めてしまいました。
冒頭にあった、神山の前に神山はない、という言葉、読み終わってまた納得しました。そして住む方々の思いと、等身大で、オープンだけどもクローズな関係とサポートで、きっと事例だけをまねしても他でできるところじゃないんだなと。
人の魅力とその広がり、少し滞在や、他の雑誌やインタビュー連載からは見えなかった神山の姿が見えて、とても面白かったです。あとオニヴァの影響の大きさも改めて。やっぱりすごいですね。
もしこの神山でのプロジェクトの可能性が、「人」の可能性であるならば、他の地域でも、意志を持った熱い人々が集まれば、何かを変える、新しいことができるんじゃないか。
個人で小さくまとめようとするのではなく、回りを、どんどん巻き込んで、みんなにとってよいことをみんなでつくる、そんなことができるかもしれない、という希望と勇気をいただいたような気がします。もちろん一朝一夕でできるものではありませんが、無理だと決してはじめからあきらめるのでなく、やってみたいな、と。
とっても凝縮された素晴らしい本でした！
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