内容紹介
【CD商品番号:KICC-1358】
ミュシャとチェコ作曲家達のスラヴ民族への愛・・・とはフランス、アール・ヌーヴォーの
画家として知られる、アルフォンス・ミュシャは、実はチェコ共和国
(当時はオーストリア=ハンガリー帝国、ボヘミア領内)生まれ。
幼いころから音楽に親しみ、そして絵画の才能に恵まれた彼は、
本国を離れてフランス・アメリカで画家として活躍。
そこでの生活を通じて、チェコ、そしてスラヴ民族の喜び、
哀しみの歴史を《スラヴ民族の叙事詩》として描くことを思いたち、1910年に帰郷。
18年の歳月をかけて、全20作の《スラヴ叙事詩》を描きあげました。
実はそのきっかけとなったのは、アメリカ滞在時にボストン交響楽団のコンサートで、
チェコ出身の作曲家、スメタナ作曲の《我が祖国》を聴いたことでした。
時を同じくして活躍したチェコ出身の作曲家ドヴォルザークはミュシャと同じようにアメリカで生活。
アメリカから遠い故郷を想い、あの交響曲 9番《新世界より》を作曲し、
ミュシャとは生涯の友となったヤナーチェックも、自国の独立を祝いシンフォニエッタを作曲しました。
こちらのCDはミュシャと、その時代に生まれたチェコの作曲家の生涯と、
その作品達に込められたスラヴ民族への愛を、チェコ出身のライター、
ペトル・ホリーの解説によってひも解くCDです。
美しく、懐かしい・・・そんなチェコの音楽世界を覗いてみませんか?
≪収録曲≫
スメタナ ・・・ミュシャは『我が祖国』を聴き、スラヴ叙事詩を描くことを決意!
1.交響詩「モルダウ」(連作交響詩「わが祖国」より)
演奏:リボル・ペシェク<指揮>チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
2.弦楽四重奏曲 第1番 ホ短調 「わが生涯より」-第4楽章
演奏:プラハ弦楽四重奏団
女声合唱曲「三声の歌」より
3.私の星/4.日没
演奏:プラハ少年少女合唱団
ドヴォルザーク・・・ミュシャと同じく、新世界(アメリカ)に渡り生活。
5.チェコ組曲 作品39-第2曲
演奏:ズデニェク・マーツァル<指揮>チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
6.交響曲 第9番 「新世界より」-第2楽章
演奏:オトマール・スウィトナー<指揮>シュターツカペレ・ベルリン
7.わが母の教えたまいし歌
演奏:チェコ少年合唱団“ボニ・プエリ"
ヤナーチェック・・・同郷のモラヴィア出身。少年聖歌隊でミュシャと出会い生涯の友に。
シンフォニエッタ
8.第1楽章 ファンファーレ
9.第4楽章 街並み
演奏:ハインツ・レーグナー<指揮>ベルリン放送交響楽団
モラヴィア地方の民謡や国歌
10.チェコ民謡集
ホップが実っていたとき~鳩が岩かげから飛んだ~私は残念でたまらない
~おお息子よ、家に居るのか~私は布地を買った~小麦畑から鵞鳥がでてくる
演奏:プラハ少年少女合唱団
11.アヴェ・マリア(シューベルト) ※チェコ語歌唱
演奏:プラハ少年少女合唱団
12. 我が家何処や(チェコ共和国国歌)
演奏:陸上自衛隊中央音楽隊
国立新美術館にてミュシャ展を開催されます。
《スラヴ叙事詩》全20作がチェコ国外初登場!
(2017.3/8~6/5@国立新美術館)
ミュシャ展開催を記念してチェコの音楽文化に触れるCDを発売! ! !
絵画と共に音もお楽しみ下さい!
【会 期】2017年3月8日(水)-6月5日(月) 毎週火曜日休館 ただし、5月2日(火)は開館
【開館時間】10:00-18:00
※金曜日は20:00まで ※4月29日(土)-5月7日(日)は20:00まで ※入場は閉館の30分前まで
【会 場】国立新美術館 企画展示室2E
東京都港区六本木7-22-2
【主 催】国立新美術館、プラハ市、プラハ市立美術館、NHK、NHKプロモーション、朝日新聞社
【後 援】 外務省、チェコ共和国大使館、チェコセンター
【協 賛】伊藤忠商事株式会社、日本写真印刷
【特別協力】堺市
メディア掲載レビューほか
<スラヴ叙事詩>全20作がチェコ国外初登場!スラヴ民族の歴史と魂を知るとともに、その美しい国から生まれたもう一つの偉大な芸術、音楽にも親しみを。展示と共に、同時代を生きた3人の大作曲家たちの思い、チェコの音楽文化に触れる入門的CD。 (C)RS