権利擁護というと、障害の影響で何がしかの個人としての権利が侵害されている方に対してのものと考えている支援者が多いと思いますが、そうではありません。
他者の権利擁護が大切なのは、同時にそれが我々支援者自身の権利擁護の問題でもあるからです。『他者の権利保障なくして、自身の権利保障なし』、なのです。
ちなみに、著者はべてるの当事者研究を高く評価なさっていますが、私はオープンダイアローグに期待しています。本書を読まれた福祉関係者はぜひオープンダイアローグも学んでください。オープンダイアローグは今流行りである意思決定支援を超えた哲学&実践です。
Our lives are not our own. From womb to tomb, we are bound to others.Past and present. And by each crime and every kindness, we birth our future.
（命は自分だけのものではない。生を授かった瞬間から死が訪れるその瞬間まで、我々は他者とつながっている。過去も現在も。そして、あらゆる罪や全ての善行によって、我々は未来を生み出すのだ。）
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