様々な獣人・人外物からファンタジー冒険物、百合、常食ヤンキーもの、共感覚、ゾンビ物まで幅広くどこか品の良さが薫る作品を集めた個性派青年漫画誌(確信犯的に下品な『憑依どーん!』は除く)。
今回は休載が多いですが、代りに二本立てが4本、1年振りとなる新人発掘企画小冊子『登龍門7』が付く号となりました。
巻末には復刊5周年を記念した応募者全員プレゼントの直筆サイン入りアクリルボード販売告知も。
(少し内容に触れています)
【表紙&巻頭アニメ化カラー特集】
●今井哲也氏「アリスと蔵六」4月よりアニメ放映予定の良質SFファンタジー漫画。
1-2巻辺りでミニーCから語られた紗名の抱える問題が改めて蔵六に付きつけられるが、蔵六は…。
アニメ特集では作品の世界観、キャラクター設定、アニメのキービジュアルと今井哲也氏へのインタビューも掲載されています。
早く「鏡の門」がアニメの中でどう弾けるかが楽しみでなりません。
【新連載&センターカラー&二本立て】
●星川ちどり氏「チェーロフさんの魔法人形」新堂氏を更に闊達にした様ななんとも素晴らしい絵と色使いの漫画。魔法使いチェーロフさんと彼女が生命を与えた魔法人形のロロロジオを主役としたお話。
2本目はチェーロフさんの困った妹魔法使い「メリー」が登場。
【センターカラー】
●蒼星きまま氏「きのこいぬ」その珍獣ぶりが話題となりいずれ乱されるのでは?と心配されるきのこいぬの呑気な日常。
【最終回】
●新堂みやび氏「アメとハレの風の旅」病を治す春告草を無事収穫したハレとアメとミズタマはアメ人とハレ人が共存して神木を育む「ツイノスミカ」へ。そこは安住の地に見えたがアメは有る決心をハレに伝える。
【登龍門7】読者&業界識者参加型新人漫画家発掘企画。
1.丘くーこ氏「箱庭ラジオ」小学生の頃からの誓いを守り、ハガキ投稿職人を目指すカップルの前に巨大な思春期の壁が。ブラックユーモアが薫るがドギツクなり過ぎない高校生物。
2.田中てる氏「ジャスティス&デストロイヤー」正義感が強い転校生の目に付いたのは校内で「デストロイヤー」と呼ばれる一見普通の少女。彼女は果たして悪か?
3.内海まりお氏「ベリー・ハーブス」第13回龍神賞、銅龍賞を既に受賞している方。可愛い記号化された絵でちょっぴり哲学的、神学的なお話を面白く。
4.森樹氏「プッシュさせてよ」絵はアレですが馬鹿馬鹿しさの中に妙な色気が漂う前の席の気に為る女の子のお話。
5.大庭直仁氏「探検少女」転校生の美少女ゆめさんの自己紹介は「趣味は探検」。週6日塾に通う生活に疑問を持っていたけいすけくんはふと惹かれるのであった。
6.なおいまい氏「カレーをたべる(ハートマーク)ふぁむふぁたる(ハートマーク)オフ会で出会ったゆうとさんの美しさ、優しさにゆめろんさんは惚れてしまうがネットではよからぬ噂が飛び交っていた。つい同意の書き込みをしてしまい自己嫌悪に。
今回は学園内を舞台にした可愛い(けど毒が有る)作品が多い印象です。
【連載陣】
●西島黎氏「スケーターズ・アクト」続いてジュニア部門で登場したたるひは何故かいつものキレが無く…。
●橋本花鳥氏「アルボスアニマ」交渉決裂のノアとリンドレー。リンドレーの剣先がノアの胸に。
●山西正則氏「放課後!ダンジョン高校」宇佐見とシオが去り地下のお宝もあらかた彫りつくされて寂れ気味の弾正高校に新入生が。
●佐伊村司氏「異骸」 異骸の中でも人望が高い五十嵐を襲う無情の矢。フルチを策に嵌めた委員長に暴行尋問を加えるアキラたち。悲惨な状態が更に加速。
●奥嶋ひろまさ氏「頂き!成り上がり飯」王森高校にはケニー入学前にはもう一派の四天王が居た。その崩壊の原因となった文化祭大乱闘事件他を描く2本立て。
●長谷川絢也氏「DANGAN GIRL」いきなりサバゲの本番に放り込まれた天照(てら)は当然足手まといに。彼女を罵倒しつつ鬼神の如き戦いを見せるミステリオだがその無慈悲さに天照がキレる。
●梅木泰祐氏「あせびと空世界の冒険」リコリスによる遠隔操作の秘策も今一歩に終わり、絶体絶命のユウ、あせび。敵戦闘モジュールの最後の一撃が下されようとした時…。
●脇田茜氏「ライアーバード」少しずつバンドに慣れてきた色聴者のコト。ライアーバードに来たヨタカそっくりの声を持った青年に興味を持つが…。
バンドメンバーがコトに薦める音楽が渋すぎる(ザ・フーやヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ)。
●東冬氏「嵐ノ花 叢ノ歌」地母神内部と周辺で各々の天名を察した超人達。突如皆に襲い掛かるホムンクルス:アールヴ。その時朱天は?
●小野中影大氏「クミカのミカク」チヒロに対する自分の気持ちに気付きどうしてよいか解らなくなった外星人クミカ。彼女が訪れた中華料理屋のマスターはイズルとチヒロを古くから知っていた。
●いけ氏「ねこむすめ道草日記」捕獲されたミラーを封ずるか否か協議中の物の怪たち。
面白がった黒菜はミラーの宿る古鏡を持って飛び出してしまう。町内に溢れる黒菜の分身により大騒ぎに。
●村山慶氏「セントールの悩み」姫乃の国を覆う戦争の影は両棲人有利に進み決着へ。その時謎の宇宙人と南極蛇人達は独自の計画を実行していたのであった。重いけど少し安心する回でした
●ノブヨシ侍氏「とりきっさ!」2本立て。人間の子ども達と遊ぼうとするスズだが、共通の遊びがなかなか見つからず…。ヒロカズの服を汚してしまったトキジは新しい衣装を作ってお返しする事に。
●安堂維子里氏「バタフライ・ストレージ」2億の人類の英知をためた『蝶』を一斉可動する大会議を襲ったテロリストの狙いは貯蔵庫の爆破か?死局腕利きの業前とそれを凌駕する敵刀使いの全編緊迫したアクション編。
●梶尾真治氏・作、鶴田謙二氏・画「さすらいエマノン’90」現エマノンの父、良三はエマノンの記憶を引継ぎ転生する秘密を知っていた。
●アンドーミチタカ氏「憑依どーん!」2本立て。廃校で行われる付喪神と変態と派遣社員のブルマ―運動会編と下着を忘れた主人公(♀)を救った一反木綿(いったんもめん)編。
いったんもめんをふんどし替わりに空を飛ぶ主人公の姿が強烈な印象を残します。
このテンションと描き込みでどこまでいけるか楽しみな様な恐い様な。
【休載】
●宮部サチ氏「まめコーデ」
●平尾アイリ氏「推しが武道館いってくれたら死ぬ」
●オカヤド氏「モンスター娘のいる日常」
●鮭夫氏「ヒトミ先生の保健室」
●黒釜ナオ氏「魔女(リリス)のやさしい葬列」
●星里もちる氏「やさしく!ぐーるぐる真紀」
●宮本昌孝氏・作、東冬氏・画『大樹-剣豪将軍義輝-』
【次号予告】
・「アリスと蔵六」表紙&巻頭カラー。引き続きアニメ化速報も。
・「ヒトミ先生の保健室」「頂き!成り上がり飯」センターカラー、「チェーロフさんの魔法人形」新連載2回目。
読者コーナーではアンドーミチタカ氏の韜晦しきった高飛車なインタビューが掲載されています。

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月刊COMICリュウ 2017年 05 月号 [雑誌] 雑誌 – 2017/3/18
アリスと蔵六
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今どきのマンガが物足りない人へ
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