紙の本の価格: | ¥880 |
割引: | ¥ 88 (10%) |
| |
Kindle 価格: | ¥792 (税込) |
獲得ポイント: | 8ポイント (1%) |
を購読しました。 続刊の配信が可能になってから24時間以内に予約注文します。最新刊がリリースされると、予約注文期間中に利用可能な最低価格がデフォルトで設定している支払い方法に請求されます。
「メンバーシップおよび購読」で、支払い方法や端末の更新、続刊のスキップやキャンセルができます。
エラーが発生しました。 エラーのため、お客様の定期購読を処理できませんでした。更新してもう一度やり直してください。

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
下流中年 一億総貧困化の行方 (SB新書) Kindle版
誰もが転落予備軍!?
◆介護離職、非正規スパイラル、引きこもり、ワーキングプア……他人ごとではない中年のリアルな危機!
◆巻頭対談:雨宮処凛氏×萱野稔人氏
『「生きづらさ」について』から8年、「生きづらさ」はどう変わったか
◆「ロスジェネ世代」はどこに行ったのか?
団塊ジュニア世代(71年~74年生まれを中心に前後数年の間に生まれた世代)は、
就職氷河期と重なり、「ロスジェネ」と呼ばれたが、彼らは今や40歳を超える中年となった。
「中年フリーター:氷河期の非正社員ら、歯止めかからず273万人に」というニュースが流れたが、
まさに彼らが非正規労働を続けざるを得ず、新たな問題となっている。
◆人は、どのようにして社会のレールから転落するのか。
また、這い上がるためのスキルとは、どのようなものなのか
◆いまは社会に関わりを持てている“働き盛りの”中年世代であっても、
突然、転落するかもしれないリスクは誰もが持っている。
それどころか、真面目で、他人の痛みを理解できる優しい人ほど“社会のレール”から外れやすく、
抜けられなくなることが多い。
1日に10時間以上働いても、月に10万円余りにしかならない実態にあえいでいる働き盛りの世代も多い。
職場で苦しみ孤立する人がいても、かつての会社が家族のように守ってくれた終身雇用の時代と違い、
激しい商品開発競争の中で、上司も同僚も自分のノルマに追われる。
職場で我慢していても支援などの相談窓口へ行っても、気合論や精神論ばかり説かれて、
「しんどい」などと弱音を見せると、精神科への受診を勧められる。
若年者や高齢者と違って、働き盛りとみなされる中高年世代には、
セーフティーネットがほとんど用意されていないことも、
こうした“地獄”からいつまでも抜けられなくなる要因にもなっている。
●目次
はじめに あえて言う。「下流老人」だけでなく「下流中年」にも目が向けられるべきだと
第1章 『「生きづらさ」について』から8年、生きづらさはどう変わったか
対談:雨宮処凛氏×萱野稔人氏
第2章 我々はいかにして「下流中年」にさせられているのか
執筆:赤木智弘
第3章 それでも、「下流転落」に脅えることなかれ
インタビュー:阿部 彩
第4章 ルポ・下流中年 12人のリアル
執筆:池上正樹・加藤順子
◆介護離職、非正規スパイラル、引きこもり、ワーキングプア……他人ごとではない中年のリアルな危機!
◆巻頭対談:雨宮処凛氏×萱野稔人氏
『「生きづらさ」について』から8年、「生きづらさ」はどう変わったか
◆「ロスジェネ世代」はどこに行ったのか?
団塊ジュニア世代(71年~74年生まれを中心に前後数年の間に生まれた世代)は、
就職氷河期と重なり、「ロスジェネ」と呼ばれたが、彼らは今や40歳を超える中年となった。
「中年フリーター:氷河期の非正社員ら、歯止めかからず273万人に」というニュースが流れたが、
まさに彼らが非正規労働を続けざるを得ず、新たな問題となっている。
◆人は、どのようにして社会のレールから転落するのか。
また、這い上がるためのスキルとは、どのようなものなのか
◆いまは社会に関わりを持てている“働き盛りの”中年世代であっても、
突然、転落するかもしれないリスクは誰もが持っている。
それどころか、真面目で、他人の痛みを理解できる優しい人ほど“社会のレール”から外れやすく、
抜けられなくなることが多い。
1日に10時間以上働いても、月に10万円余りにしかならない実態にあえいでいる働き盛りの世代も多い。
職場で苦しみ孤立する人がいても、かつての会社が家族のように守ってくれた終身雇用の時代と違い、
激しい商品開発競争の中で、上司も同僚も自分のノルマに追われる。
職場で我慢していても支援などの相談窓口へ行っても、気合論や精神論ばかり説かれて、
「しんどい」などと弱音を見せると、精神科への受診を勧められる。
若年者や高齢者と違って、働き盛りとみなされる中高年世代には、
セーフティーネットがほとんど用意されていないことも、
こうした“地獄”からいつまでも抜けられなくなる要因にもなっている。
●目次
はじめに あえて言う。「下流老人」だけでなく「下流中年」にも目が向けられるべきだと
第1章 『「生きづらさ」について』から8年、生きづらさはどう変わったか
対談:雨宮処凛氏×萱野稔人氏
第2章 我々はいかにして「下流中年」にさせられているのか
執筆:赤木智弘
第3章 それでも、「下流転落」に脅えることなかれ
インタビュー:阿部 彩
第4章 ルポ・下流中年 12人のリアル
執筆:池上正樹・加藤順子
- 言語日本語
- 出版社SBクリエイティブ
- 発売日2016/4/5
- ファイルサイズ3997 KB
- 販売: Amazon Services International LLC
- Kindle 電子書籍リーダーFire タブレットKindle 無料読書アプリ
Amazon 新生活SALE (Final) 開催中
期間限定!人気商品がお買い得。最大5,000ポイント還元ポイントアップキャンペーン
Amazon 新生活SALE (Final) を今すぐチェック
Amazon 新生活SALE (Final) を今すぐチェック
この本を読んだ購入者はこれも読んでいます
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
出版社からのコメント
貧困率悪化の現役世代を救え!
「下流老人」が話題になる昨今だが、実は高齢者の貧困率はここ数年改善されてきている。
むしろ現役世代の貧困率が悪化してきており、
それは「中年フリーター」など不本意にも
「非正規」を続けざるを得なかった就職氷河期世代の受難をも示している。
景気が悪化したらクビという不安定な雇用状況でも何とか凌いできたロスジェネ世代。
「生きづらさ」を抱えた彼らは今後どこへ向かえばいいのか?
「下流老人」が話題になる昨今だが、実は高齢者の貧困率はここ数年改善されてきている。
むしろ現役世代の貧困率が悪化してきており、
それは「中年フリーター」など不本意にも
「非正規」を続けざるを得なかった就職氷河期世代の受難をも示している。
景気が悪化したらクビという不安定な雇用状況でも何とか凌いできたロスジェネ世代。
「生きづらさ」を抱えた彼らは今後どこへ向かえばいいのか?
著者について
●雨宮処凛(あまみや・かりん)
1975年北海道生まれ。作家・活動家。00年、自伝的エッセイ『生き地獄天国』でデビュー。
以来、「生きづらさ」についての著作を発表する。
06年からは、格差や貧困問題に取り組み、取材、執筆、運動中。
『生きさせろ!難民化する若者たち』(ちくま文庫)でJCJ賞(日本ジャーナリスト会議賞)を受賞。
著書に『14歳からの戦争のリアル』(河出書房新社)など多数。
●萱野稔人(かやの・としひと)
1970年愛知県生まれ。哲学者、津田塾大学教授。専門は哲学、社会理論。
パリ第十大学大学院哲学科博士課程修了。
博士(哲学)。著書に『国家とはなにか』(以文社)、
『暴力はいけないことだと誰もがいうけれど』(河出書房新社)、
『成長なき時代のナショナリズム』(角川新書)、
『哲学はなぜ役に立つのか?』(サイゾー)など。
●赤木智弘(あかぎ・ともひろ)
1975年栃木県生まれ。フリーライター。
2007年に月刊誌「論座」に発表した
「『丸山眞男』をひっぱたきたい―31歳、フリーター。希望は戦争。」で注目を集める。
著書に『若者を見殺しにする国』(朝日文庫)、
共著に、『経済成長って何で必要なんだろう?』(光文社)など。
●阿部彩(あべ・あや)
マサチューセッツ工科大学卒業。タフツ大学フレッシャー法律外交大学院修士号・博士号取得。
国立社会保障・人口問題研究所にて室長、部長として15年勤務ののち、
現在、首都大学東京都市教養学部教授。
著書に『子どもの貧困』『子どもの貧困II』(ともに岩波新書)、
『弱者の居場所がない社会 貧困・格差と社会的包摂』(講談社新書)など。
●池上正樹(いけがみ・まさき)
大学卒業後、通信社勤務を経て、フリーのジャーナリスト。日本文藝家協会会員。
東日本大震災後、被災地に入り「ひきこもりと震災」について調査。
ひきこもり当事者活動や家族会などもサポートする。
著書に『大人のひきこもり 本当は「外に出る理由」を探している人たち』(講談社新書)など。
現在、ダイヤモンド・オンラインにて「「引きこもり」するオトナたち」を連載中。
●加藤順子(かとう・よりこ)
団塊ジュニア世代のライター、フォトグラファー。
気象番組のキャスターやディレクターを経て、取材者に。
学校事故事件、防災、ソーシャルデザインの分野を中心にさまざまな形で活動中。
共著に『あのとき、大川小学校で何が起きたのか』(青志社)など。
1975年北海道生まれ。作家・活動家。00年、自伝的エッセイ『生き地獄天国』でデビュー。
以来、「生きづらさ」についての著作を発表する。
06年からは、格差や貧困問題に取り組み、取材、執筆、運動中。
『生きさせろ!難民化する若者たち』(ちくま文庫)でJCJ賞(日本ジャーナリスト会議賞)を受賞。
著書に『14歳からの戦争のリアル』(河出書房新社)など多数。
●萱野稔人(かやの・としひと)
1970年愛知県生まれ。哲学者、津田塾大学教授。専門は哲学、社会理論。
パリ第十大学大学院哲学科博士課程修了。
博士(哲学)。著書に『国家とはなにか』(以文社)、
『暴力はいけないことだと誰もがいうけれど』(河出書房新社)、
『成長なき時代のナショナリズム』(角川新書)、
『哲学はなぜ役に立つのか?』(サイゾー)など。
●赤木智弘(あかぎ・ともひろ)
1975年栃木県生まれ。フリーライター。
2007年に月刊誌「論座」に発表した
「『丸山眞男』をひっぱたきたい―31歳、フリーター。希望は戦争。」で注目を集める。
著書に『若者を見殺しにする国』(朝日文庫)、
共著に、『経済成長って何で必要なんだろう?』(光文社)など。
●阿部彩(あべ・あや)
マサチューセッツ工科大学卒業。タフツ大学フレッシャー法律外交大学院修士号・博士号取得。
国立社会保障・人口問題研究所にて室長、部長として15年勤務ののち、
現在、首都大学東京都市教養学部教授。
著書に『子どもの貧困』『子どもの貧困II』(ともに岩波新書)、
『弱者の居場所がない社会 貧困・格差と社会的包摂』(講談社新書)など。
●池上正樹(いけがみ・まさき)
大学卒業後、通信社勤務を経て、フリーのジャーナリスト。日本文藝家協会会員。
東日本大震災後、被災地に入り「ひきこもりと震災」について調査。
ひきこもり当事者活動や家族会などもサポートする。
著書に『大人のひきこもり 本当は「外に出る理由」を探している人たち』(講談社新書)など。
現在、ダイヤモンド・オンラインにて「「引きこもり」するオトナたち」を連載中。
●加藤順子(かとう・よりこ)
団塊ジュニア世代のライター、フォトグラファー。
気象番組のキャスターやディレクターを経て、取材者に。
学校事故事件、防災、ソーシャルデザインの分野を中心にさまざまな形で活動中。
共著に『あのとき、大川小学校で何が起きたのか』(青志社)など。
登録情報
- ASIN : B01DBQQ7XS
- 出版社 : SBクリエイティブ (2016/4/5)
- 発売日 : 2016/4/5
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 3997 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- Amazon 売れ筋ランキング: - 71,436位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 201位SB新書
- - 1,624位社会学概論
- - 2,221位社会学 (Kindleストア)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

フォトグラファー、ライター、気象予報士。
テレビやラジオ、インターネット等の気象番組のキャスターやディレクターを経て、様々なクライシスの現場で何が起きているのかを直接知るために、取材に赴くようになる。
近年は、東日本大震災の被災地、学校事故事件、職場や異文化コミュニケーション、といったテーマで執筆することが多い。
大切にしている視点・作法は、ジャーナリズム、対話とバウンダリー・オブジェクト。
趣味は雨ごいリサーチと様々なダイアログシーンのウォッチ。
Writer, Photographer, Certified Weather Forecaster
記事は、
http://bylines.news.yahoo.co.jp/katoyoriko/ にも載せています。
またはブログ
http://katoyori.blogspot.jp/ にて随時更新中。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2019年3月15日に日本でレビュー済み
レポート
Amazonで購入
ようやく光が当てられて各階層出揃った感があります。「日本残酷物語」迄とはいきませんが、理解も余り無くもっとも悲惨で過酷な層(「非正規」で現役世代かつセーフティネットが薄い)であるのは間違いなさそうです。ルポから分かるように今ある現状で最善を尽くして手堅く生きていく他なさそうで涙を誘います。また第2章は橘玲氏を彷彿とさせる社会分析で大変為になりました。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2021年3月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
後半分は非正規雇用などで収入源に苦しむ12人を取材したルポ。
前半は今の社会になった背景を専門家が説明したりデータを検証したりという内容です。
学生時代はイジメに悩み、卒業してからは仕事で悩む。
それが我々の人生らしい。
様々な不幸は結局は「多くのお金が得られなくなっている社会になってしまった」という現在日本にある。
先進国ではなく、もう既に「少ないパイを奪い合いする後進国」となってしまったということだろう。
しかし、そのことを現実として認識できている人間がどれほどいるだろうか。
特に労働環境はそれで人生が決まるほどの影響力があり、不況は日本の未来を暗くする。
追い討ちをかけるように「高齢化社会」「少子化」などの問題も絡むなどして複合的なモンスターと化していて、退治は難しいようです。
上手く行っている時ほど「次のことを考えておかなければいけない。」全国民がそれを意識しないと。
前半は今の社会になった背景を専門家が説明したりデータを検証したりという内容です。
学生時代はイジメに悩み、卒業してからは仕事で悩む。
それが我々の人生らしい。
様々な不幸は結局は「多くのお金が得られなくなっている社会になってしまった」という現在日本にある。
先進国ではなく、もう既に「少ないパイを奪い合いする後進国」となってしまったということだろう。
しかし、そのことを現実として認識できている人間がどれほどいるだろうか。
特に労働環境はそれで人生が決まるほどの影響力があり、不況は日本の未来を暗くする。
追い討ちをかけるように「高齢化社会」「少子化」などの問題も絡むなどして複合的なモンスターと化していて、退治は難しいようです。
上手く行っている時ほど「次のことを考えておかなければいけない。」全国民がそれを意識しないと。
2020年3月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読みやすいですね
2017年4月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自分の話が出ているようで気が重いです。病気があって収入の少ない仕事しかなくて実家に実力もなければ政府に泣きつくしかありません。そして、社会から疎外され無惨に死んで行くだけです。内容は責任転嫁のための政府批判本です。
2016年6月9日に日本でレビュー済み
『下流老人』に続いてこう云うタイトルの本が出たので、正にこれこそ日本社会の抱える喫緊の課題ではないかと期待を込めて読んでみたのだが、些か寄せ集め感がした。社会学的に有意なデータを検証して多少客観的に中年層の置かれている理不尽なまでに厳しい状況を分析しているのは第3章位で、1章は「しんどくてやってらんないよねー」「そうだよねー」と云う内輪話、2章は団塊ジュニア周辺の世代が被っている苦境についての恨みつらみをあれこれ述べているだけ。「うんうんそうだよね」と共感したい中年世代の読者にとっては面白いかも知れないが、特に目新しい話は無い(よっぽど現実を知らない人なら別かも知れないが………)。現時点での仮のまとめ、総括としてはまぁまぁだと思う。4章のルポ、12人の中年達(30代〜50代)の転落人生の記録はもう身につまされる話ばかりで、「普通」に生きたいのにそれが許されない、今のこの社会の悲惨な現状についての生々しい報告になっている。但こう云う話は幾ら集めてみても、中年層の実情を知らない人にしてみれば「その人達は偶々運が悪かっただけ」「努力が足りなかったんだよ」「甘えてる」等と大して後ろめたさも無くバッサリ切り捨てることが出来るので、その辺はやや説得力に欠けるかなとも思う。知っている人にとってみれば共感出来る部分も大きいだろうが………。
とにかく、既得権益だけは守りたい市場によって勝手に就職氷河期などに放り込まれ、「ロストジェネレーション」などと呼ばれて勝手に「居なくなってしまった」ことにされてしまった世代は、その後の再チャレンジすらも許されず、若者支援の網からも零れ落ちて、保障の無いすべり台社会の下層にどんどん溜ってしまっている割に、世間やマスコミの注目度や認知度は極めて低い。上の世代からは自己責任論を押し付けられ、下の世代からはお荷物か空気扱い。それなりに人数は居る筈なので団結すれば多少は声を上げられないことも無いとは思うのだが、如何せん団結する方法を知らない。何より政治が変わらないことにはこの状況は変わらないのだが、政治家の頭の中は半世紀前で成長を止めてしまっていて、高度経済成長期をもう一度、と云う妄想に取り憑かれていてものの役に立たない。仮に今更どうにかしてくれたところで、多くは出産適齢期を素通りしてしまっているので、少子化の流れが大きく変わる訳でもない。はっきり言って絶望しか無い、お先真っ暗と云う状況なのだが、それでもこの先数十年は生きて行かなくてはならないので、取り敢えず親の世代が死に絶えてくれるまでは、何とか各自ひっそり生き延びて行くことを模索しなければならないのだろう。しんどい話だ。同種の企画がもっと後に続いてくれることを希望する。
とにかく、既得権益だけは守りたい市場によって勝手に就職氷河期などに放り込まれ、「ロストジェネレーション」などと呼ばれて勝手に「居なくなってしまった」ことにされてしまった世代は、その後の再チャレンジすらも許されず、若者支援の網からも零れ落ちて、保障の無いすべり台社会の下層にどんどん溜ってしまっている割に、世間やマスコミの注目度や認知度は極めて低い。上の世代からは自己責任論を押し付けられ、下の世代からはお荷物か空気扱い。それなりに人数は居る筈なので団結すれば多少は声を上げられないことも無いとは思うのだが、如何せん団結する方法を知らない。何より政治が変わらないことにはこの状況は変わらないのだが、政治家の頭の中は半世紀前で成長を止めてしまっていて、高度経済成長期をもう一度、と云う妄想に取り憑かれていてものの役に立たない。仮に今更どうにかしてくれたところで、多くは出産適齢期を素通りしてしまっているので、少子化の流れが大きく変わる訳でもない。はっきり言って絶望しか無い、お先真っ暗と云う状況なのだが、それでもこの先数十年は生きて行かなくてはならないので、取り敢えず親の世代が死に絶えてくれるまでは、何とか各自ひっそり生き延びて行くことを模索しなければならないのだろう。しんどい話だ。同種の企画がもっと後に続いてくれることを希望する。
2017年1月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
バブル崩壊後の非正規雇用者の現状が記されています。
でも、どう解決していけばいいのか
それは分かりませんでした。
でも、どう解決していけばいいのか
それは分かりませんでした。
2018年12月5日に日本でレビュー済み
現代の世界では、高付加価値の仕事はアメリカのGAFAなどが占めており、従来は
花形だった日本の家電産業も、多くが外国企業の傘下に入っている。自動車産業にしても、
儲かってはいるが、海外生産の比率が高い。
少子高齢化が進行する中で、先端産業はアメリカなどの先進国に引き離され、従来型製造
業は途上国に追いつかれて、経済成長が停滞ないし減退しているのが、今の日本ではない
だろうか。昨今の日本では、外国人観光客の増加が無かったら、経済成長率はマイナスだろう
と思う。
しかし、今の日本では、(景気がいいので??)「人手不足」が深刻化し、外国人労働者の
受け入れを拡大しなければ成り立たない業界が多いようだ。だが、受け入れを希望しているのは
低付加価値で低生産性の産業(農業、宿泊業、飲食業、介護業など)が多いので、それなりの賃金
しか出せないから、日本人が避けるのだろう。
今後の日本は、ますます高付加価値の産業が減る一方で、低付加価値なので低賃金の仕事は増え、
「一億総下流化」が進むだろう。この本は、そうした産業構造の変化や、少子高齢化などの根本原因に
触れず、「就職氷河期の人が下流中年になったのはその時の景気が悪かったせい(すなわち運が悪かった
せい)」で片づけているのはお粗末だと思った。
花形だった日本の家電産業も、多くが外国企業の傘下に入っている。自動車産業にしても、
儲かってはいるが、海外生産の比率が高い。
少子高齢化が進行する中で、先端産業はアメリカなどの先進国に引き離され、従来型製造
業は途上国に追いつかれて、経済成長が停滞ないし減退しているのが、今の日本ではない
だろうか。昨今の日本では、外国人観光客の増加が無かったら、経済成長率はマイナスだろう
と思う。
しかし、今の日本では、(景気がいいので??)「人手不足」が深刻化し、外国人労働者の
受け入れを拡大しなければ成り立たない業界が多いようだ。だが、受け入れを希望しているのは
低付加価値で低生産性の産業(農業、宿泊業、飲食業、介護業など)が多いので、それなりの賃金
しか出せないから、日本人が避けるのだろう。
今後の日本は、ますます高付加価値の産業が減る一方で、低付加価値なので低賃金の仕事は増え、
「一億総下流化」が進むだろう。この本は、そうした産業構造の変化や、少子高齢化などの根本原因に
触れず、「就職氷河期の人が下流中年になったのはその時の景気が悪かったせい(すなわち運が悪かった
せい)」で片づけているのはお粗末だと思った。