明治から大正にかけて、日本は必死に軍隊を作ってきました。
その歴史を武器開発、軍隊の人事制度の改変など、通常は見逃しがちなテーマを体系的に網羅した大作です。
日本は、東京裁判以降で言われているような、アジアを征服するためではなく、日本の独立を守るために必死だったことが分かります。
大東亜戦争は補給軽視だった?技術軽視だった?そんなことはありません。
兵站・輜重の制度を作り、人事を作り、技術を磨き、必死に取り組んだんですね。
たとえば、補給するにも大砲を移動するにも、馬が必要です。
その馬の体格がひどく貧弱で、西洋のような戦い方ができず、必死に日本中の馬の改良を進めていたとのこと。
戦車が貧弱と言われますが、その理由を国内の鉄道規格を考慮するところまで様々に検証しています。
航空機のエンジンが作れないどころか、ライフルのバネなどの部品すら精度が全く諸外国に追いついてなかったとか。
工廠(工場)が違えば部品の互換性が無いとか、今の日本の技術を当然と思っている世代から見ると卒倒しそうな話ですね。
人気が無い軍隊の話、軍隊内部の教育や昇進などの制度の話、実は下士官の強化が大きな課題だった話、どれも丹念な事実の積み上げによって詳細に説明されています。
戦争の作戦や人物エピソードでは見えてこない新たな日本近代史と言って良いのではないでしょうか。
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日本人はどのようにして軍隊をつくったのか―安全保障と技術の近代史 単行本 – 2010/7/14
荒木肇
(著)
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購入オプションとあわせ買い
日本人は、19世紀の中頃からおよそ一世紀あまり戦争をくり返してきた。
狭い国土と乏しい地下資源、産声をあげたばかりの軽工業しかない国が、
「富国強兵」の旗印のもと近代化の道を駆け続け、
やがて、清とロシアという強大国を相手に戦う、未曾有の国難に直面する。
日清・日露の戦争は、なぜ起こったのだろう?
そして維新後わずか二十数年で、二大強国をうち破るほどの軍隊を
日本人は、どのようにしてつくったのだろう?
これまで日本近代史の中で、ほとんど省みられることのなかった
国民の安全保障への考え方、軍事を支えた技術、思想を養う教育について、
軍事の専門家からも一目置おかれる著者が、膨大な史料を丹念に読み直し、
日本人の特異性と戦争と社会の実体を客観的にとらえ、
著者独自の視点で描いた画期的な日本近代史。
平易な文章に加え、便利で分かりやすい脚注欄を付けた二段構成。
約160点の貴重な写真を収録。
◎日本図書館協会選定図書◎
狭い国土と乏しい地下資源、産声をあげたばかりの軽工業しかない国が、
「富国強兵」の旗印のもと近代化の道を駆け続け、
やがて、清とロシアという強大国を相手に戦う、未曾有の国難に直面する。
日清・日露の戦争は、なぜ起こったのだろう?
そして維新後わずか二十数年で、二大強国をうち破るほどの軍隊を
日本人は、どのようにしてつくったのだろう?
これまで日本近代史の中で、ほとんど省みられることのなかった
国民の安全保障への考え方、軍事を支えた技術、思想を養う教育について、
軍事の専門家からも一目置おかれる著者が、膨大な史料を丹念に読み直し、
日本人の特異性と戦争と社会の実体を客観的にとらえ、
著者独自の視点で描いた画期的な日本近代史。
平易な文章に加え、便利で分かりやすい脚注欄を付けた二段構成。
約160点の貴重な写真を収録。
◎日本図書館協会選定図書◎
- 本の長さ320ページ
- 言語日本語
- 出版社出窓社
- 発売日2010/7/14
- 寸法21 x 14.9 x 2.1 cm
- ISBN-104931178723
- ISBN-13978-4931178724
商品の説明
出版社からのコメント
本書は、明治維新から日清・日露戦争、第一次世界大戦へと向かう激動の時代を
「安全保障」と「技術」と「教育」の観点から捉え直したものです。
戦争や軍隊というと、忌まわしいものとして眼をそらしがちなテーマですが、
正面から向き合わないかぎり、日本の本当の姿を知ることはできません。
鎖国で国を閉ざし、農山漁村で細々と暮らしていた私たちの父祖が、
なぜ、銃をとり、にわか仕立ての訓練をへて、大国との戦争に駆り出されたのか?
明治維新の直後、自前の軍隊さえも持たなかった極東の途上国が、
大国との戦争に辛くも勝てたのはなぜか?
歴史の教科書や授業で、ほとんど触れられることのない戦争の実態や
軍隊の複雑な組織・体制などを、豊富な資料(写真)と簡潔な文章で、
分かりやすく、客観的に著したのが本書です。
いつの時代でも、国が国として存続していくとき、けっして避けて通れない
「安全保障」と「技術」と「教育」の問題を正面から取り上げた本書は、
現代の日本人の必読書です。
ぜひ、この機会にお読み頂けましたら幸いです。
「安全保障」と「技術」と「教育」の観点から捉え直したものです。
戦争や軍隊というと、忌まわしいものとして眼をそらしがちなテーマですが、
正面から向き合わないかぎり、日本の本当の姿を知ることはできません。
鎖国で国を閉ざし、農山漁村で細々と暮らしていた私たちの父祖が、
なぜ、銃をとり、にわか仕立ての訓練をへて、大国との戦争に駆り出されたのか?
明治維新の直後、自前の軍隊さえも持たなかった極東の途上国が、
大国との戦争に辛くも勝てたのはなぜか?
歴史の教科書や授業で、ほとんど触れられることのない戦争の実態や
軍隊の複雑な組織・体制などを、豊富な資料(写真)と簡潔な文章で、
分かりやすく、客観的に著したのが本書です。
いつの時代でも、国が国として存続していくとき、けっして避けて通れない
「安全保障」と「技術」と「教育」の問題を正面から取り上げた本書は、
現代の日本人の必読書です。
ぜひ、この機会にお読み頂けましたら幸いです。
著者について
1951年東京生まれ。横浜国立大学教育学部教育学科卒業。
横浜国立大学大学院修士課程(学校教育学専修)修了。
日本近代教育史、国民教育と軍隊、日露戦後の教育改革と軍隊教育、
大正期の陸軍幹部人事計画などを研究する。
横浜市の小学校で教鞭をとるかたわら、横浜市情報処理教育センター研究員、
横浜市小学校理科研究会役員などを歴任。1993年退職。
現在、民間教育推進機構常任理事、生涯学習研究センター常任理事、
聖ケ丘教育福祉専門学校講師(教育原理)などを勤めながら、教育史の研究を続ける。
近代陸軍は教育機関であり、国民のインデックスであることを主張し、
陸上自衛隊との関係を深めてきた。
主な著書に、『自衛隊という学校』『学校で教えない自衛隊』『指揮官は語る 』
『学校で教えない日本陸軍と自衛隊』(いずれも並木書房)
『静かに語れ歴史教育』(出窓社)などがある。
横浜国立大学大学院修士課程(学校教育学専修)修了。
日本近代教育史、国民教育と軍隊、日露戦後の教育改革と軍隊教育、
大正期の陸軍幹部人事計画などを研究する。
横浜市の小学校で教鞭をとるかたわら、横浜市情報処理教育センター研究員、
横浜市小学校理科研究会役員などを歴任。1993年退職。
現在、民間教育推進機構常任理事、生涯学習研究センター常任理事、
聖ケ丘教育福祉専門学校講師(教育原理)などを勤めながら、教育史の研究を続ける。
近代陸軍は教育機関であり、国民のインデックスであることを主張し、
陸上自衛隊との関係を深めてきた。
主な著書に、『自衛隊という学校』『学校で教えない自衛隊』『指揮官は語る 』
『学校で教えない日本陸軍と自衛隊』(いずれも並木書房)
『静かに語れ歴史教育』(出窓社)などがある。
登録情報
- 出版社 : 出窓社 (2010/7/14)
- 発売日 : 2010/7/14
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 320ページ
- ISBN-10 : 4931178723
- ISBN-13 : 978-4931178724
- 寸法 : 21 x 14.9 x 2.1 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,072,114位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 757位明治・大正時代
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2015年10月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2010年7月29日に日本でレビュー済み
生い立ちやルーツを知ること、探求することは、人としてごく自然な欲求であり、かつ、将来の進路を定める重要な要素となる。これは国家という単位でも同様だが、残念なことに昨今の義務教育の中での近代史は「ブラックボックス」になってしまった。
過去の日本を正確に理解しなければ将来の日本もない。そんな筆者の切実な思いが伝わってくる。
約300ページにわたり、見やすい注釈と写真を交えて子供から大人まで幅広い年齢層に楽しみながら理解できるよう構成されている点がうれしい。
将来の日本の安全保障を担う若者の必読書。
過去の日本を正確に理解しなければ将来の日本もない。そんな筆者の切実な思いが伝わってくる。
約300ページにわたり、見やすい注釈と写真を交えて子供から大人まで幅広い年齢層に楽しみながら理解できるよう構成されている点がうれしい。
将来の日本の安全保障を担う若者の必読書。