ザ・チャーム・ザ・フューリーは、オランダ出身。10年に結成され、12年に自主制作のEP『The Social Meltdown』を発表。この作品がフランスの老舗Listenable Recordsの目にとまり、13年に『A Shade of My Former Self』でデビューを果たす。キャロライン・ウェステンドルプという大きな存在感を持つ女性ヴォーカリストがバンドの顔であることが、このバンドの一つの大きな特長だ。オランダ出身で女性ヴォーカルというと、エピカやウィズイン・テンプテーションといったシンフォニックなゴシック・メタル・バンドを一番に思い浮かべるかもしれないが、ザ・チャーム・ザ・フューリーのスタイルはもっとストロングなもの。たいていは「メタルコア」とカテゴライズされることも多い彼女たちだが、バンド自身としては、もっとストレートにシンプルに、過激なヘヴィ・メタルを目指しているようだ。