狂おしい想いを吐露する『So Deep』。 怯えや弱さを伝える『愛欲のまなざし』。 日本語の美しさを感じ、艶やかな『うたかた』。 「ピカレスク 人間失格」主題歌でもあるバラード『Stop the time forever』。 どれも、深く考えさせられ、心の芯が痺れるような厚みのある曲。その中でも一番私が感動したのは、『古の炎』。儚い、でも限りあるからこそ熱く焦がれる人の想いを、切なく表現するボーカルが、堪らなく良かったです!
河村さんはいろいろなジャンルの曲を作っていますが、このアルバムは、彼の「影」の部分をうまく表現したアルバムだと思う。7曲のミニアルバムだけど、フルアルバムほどの聞き応えがあります。最後の曲「stop the time forever」は映画ピカレスクの主題歌です。昭和初期の香りもするし、現代的な雰囲気もある、素敵な曲です。