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フリーランス女医は見た 医者の稼ぎ方 (光文社新書) 新書 – 2017/1/17
筒井 冨美
(著)
大学病院の教授の権威は失墜し、野心溢れる若手医師が目指す存在ではなくなった。
いま、封建的で年功序列のこの組織に飛び込んで行っても、将来のポストの保証はない。
その代わりに、医師たちは薄給でも将来のキャリアの役立つ都心のブランド病院に殺到し、
健康診断や当直などのアルバイトで食いつなぐフリーター医師も出現した。
また、専門的なスキルを売りにして腕一本で高額な報酬を得るフリーランス医師は、
病院にとってもなくてはならない存在となった。
変革の時代にある医療現場の実情、医師たちの本音とは――
100以上の病院を渡り歩いた現役フリーランス麻酔科医が辛口で書き綴る。
◎目次◎
第1章『白い巨塔』から『ドクターX』へ
第2章医者になるのはいくらかかるか
第3章医者と出世
第4章医者の稼ぎ方
第5章内側から見たフリーランス医師
第6章これからの稼ぎ方
◎プロフィール◎
筒井冨美
1966年生まれ。フリーランス麻酔科医。
地方の非医師家庭(医師ではない家庭)に生まれ、某国立大学を卒業。
米国留学、医大講師を経て2007年より「特定の職場を持たないフリーランス医師」に転身。
本業の傍ら、メディアでの執筆活動や、「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)
「医師たちの恋愛事情」(フジテレビ系)など医療ドラマの制作協力にも携わる。
著書に『フリーランス女医が教える 「名医」と「迷医」の見分け方』(宝島社)がある。
いま、封建的で年功序列のこの組織に飛び込んで行っても、将来のポストの保証はない。
その代わりに、医師たちは薄給でも将来のキャリアの役立つ都心のブランド病院に殺到し、
健康診断や当直などのアルバイトで食いつなぐフリーター医師も出現した。
また、専門的なスキルを売りにして腕一本で高額な報酬を得るフリーランス医師は、
病院にとってもなくてはならない存在となった。
変革の時代にある医療現場の実情、医師たちの本音とは――
100以上の病院を渡り歩いた現役フリーランス麻酔科医が辛口で書き綴る。
◎目次◎
第1章『白い巨塔』から『ドクターX』へ
第2章医者になるのはいくらかかるか
第3章医者と出世
第4章医者の稼ぎ方
第5章内側から見たフリーランス医師
第6章これからの稼ぎ方
◎プロフィール◎
筒井冨美
1966年生まれ。フリーランス麻酔科医。
地方の非医師家庭(医師ではない家庭)に生まれ、某国立大学を卒業。
米国留学、医大講師を経て2007年より「特定の職場を持たないフリーランス医師」に転身。
本業の傍ら、メディアでの執筆活動や、「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)
「医師たちの恋愛事情」(フジテレビ系)など医療ドラマの制作協力にも携わる。
著書に『フリーランス女医が教える 「名医」と「迷医」の見分け方』(宝島社)がある。
- 本の長さ208ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2017/1/17
- 寸法11 x 1.1 x 17.2 cm
- ISBN-104334039677
- ISBN-13978-4334039677
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登録情報
- 出版社 : 光文社 (2017/1/17)
- 発売日 : 2017/1/17
- 言語 : 日本語
- 新書 : 208ページ
- ISBN-10 : 4334039677
- ISBN-13 : 978-4334039677
- 寸法 : 11 x 1.1 x 17.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 149,208位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 723位光文社新書
- カスタマーレビュー:
著者について
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フリーランス麻酔科医、医学博士
1966年生まれ。地方の非医師家庭に生まれ、某国立大学を卒業。米国留学、医大講師を経て、2007年より「特定の職場を持たないフリーランス医師」に転身。本業の傍ら、2012年から、「ドクターX~外科医・大門未知子~」など、医療ドラマの制作協力や執筆活動も行う。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2023年12月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いろんな働き方ができるようになりましたが、医者についてもこのような働き方があるのだと知りました。考え方を柔軟にすると言う点では医者以外の職業にも通じる考え方だと思います。
2017年2月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
内容は前著「フリーランス女医が教える 「名医」と「迷医」の見分け方」と被る部分が多いです。前著は医者の見分け方が主眼に置かれていましたが、本著は医師(特に勤務医)の課題とどうあるべきか、という点に重点が置かれています。
医師は本来はスキルがすべて、なのに病院という組織で年功序列が(昭和の時代はそれでうまくいっていたのかもしれないが)完全に時代に合わなくなっている、というのが著者の主張です。
医学部を卒業したのにコンサルに就職する人に、冷静な批判(トップクラスの人材のはずなのに、最初に地道にスキルを習得して医師の道を進んだ人よりも収入が少ないのは残念ー結局、きれいなプレゼン資料に箔をつけるために医学部卒という肩書が要求されただけで、資料作成自体はコモディティ化している)を加えており、差別化できるスキルを若いうちに習得し始める(完成するには10年かかるが)のがよい、としています。
2016年時点での新しい事情等も加味されているので、前著を読んで面白かったと思う人は読んでみる価値はあると思います。
医師は本来はスキルがすべて、なのに病院という組織で年功序列が(昭和の時代はそれでうまくいっていたのかもしれないが)完全に時代に合わなくなっている、というのが著者の主張です。
医学部を卒業したのにコンサルに就職する人に、冷静な批判(トップクラスの人材のはずなのに、最初に地道にスキルを習得して医師の道を進んだ人よりも収入が少ないのは残念ー結局、きれいなプレゼン資料に箔をつけるために医学部卒という肩書が要求されただけで、資料作成自体はコモディティ化している)を加えており、差別化できるスキルを若いうちに習得し始める(完成するには10年かかるが)のがよい、としています。
2016年時点での新しい事情等も加味されているので、前著を読んで面白かったと思う人は読んでみる価値はあると思います。
2021年3月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ドクターXの描写にあるような医者の実態に驚き‼️
2017年10月5日に日本でレビュー済み
多分医者ではない人が読んだら面白い内容だと思う。普通に働いている医者にしたら誰もが大なり小なり知っていたり考えていたりすることを辛辣でセンセーショナルな表現で書いただけ。
他罰的なのは、自分を正当化したいことの裏返しだと思うが、まさに安全圏から術野を眺めてるうちに間違えた万能感持っちゃった系の麻酔科医が書きそうな文章。
仕事で他人に感謝されたことはあってもしたことがない、仕事をしていて心が震える瞬間など無い人なのだろう。気の毒。せっかく医者をやっているのに。儲かってそうだからいいのか。
他罰的なのは、自分を正当化したいことの裏返しだと思うが、まさに安全圏から術野を眺めてるうちに間違えた万能感持っちゃった系の麻酔科医が書きそうな文章。
仕事で他人に感謝されたことはあってもしたことがない、仕事をしていて心が震える瞬間など無い人なのだろう。気の毒。せっかく医者をやっているのに。儲かってそうだからいいのか。
2017年1月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
筆者は『はじめに』で、本書では、「患者に寄り添う」「奉仕の精神」などの美辞麗句は割愛し、純粋に「スキル」と「マーケット」に主眼を置いて、「医師とカネ」「キャリアパス」「労働市場」「規制緩和」などについて、100以上の病院を渡り歩き、特定の病院に所属しないフリーランス医師の立場だからこそ語れることを、本音モードで論じているとしている。
日頃お世話になっている大学病院などの勤務医や開業医たちの知られざる実態については、患者側にとっても大いに興味をそそられるテーマであり、興味津々の思いで本書を読ませてもらったのだが、最初から最後まで、歯に衣着せぬストレートな本音で語られた興味の尽きることがない話題に溢れており、私のような医療部外者であっても、大変興味深く、かつ、面白く読み通すことができた。
筆者はまず第1章で、2004年に始まった新研修医制度以前の時代の大学病院医局のピラミッド型の序列に基づいた実態や、新研修医制度によって大学病院医局の衰退が始まり、最初に若手医師が消え、次にそのシワ寄せを受けて過重労働がのしかかった中堅医師が去っていったという大学病院の現状、そして、筆者がそうした職場に見切りをつけてフリーランス医師になった理由、フリーランス医師の実態などを生々しく語っている。「大学病院に生息する医師百科」というコラムも、まさにフリーランス医師でなければ書けないような辛口解説付きの非常に興味深いものであり、このうちの主な職位については第3章で、フリーランス医師についても第5章で、それぞれ詳述している。
第4章では、私は「研修医、愚にして賢」と思うとし、2017年度の大学病院本院の研修医数ランキングを紹介して、医学生・研修医に人気の病院は長期的に持続可能な病院ともいえるとするとともに、地方医大を卒業しても地方の自治体病院に自らの人生を捧げずに東京へ進出する研修医たちの判断も、おそらく正しいとしている。ここでは、開業医の「つぶクリ(つぶれそうなクリニック)」「うはクリ(うはうは儲かるクリニック)」のリアルな実態も紹介している。
第6章では、医大卒者のキャリアパスのあり方や、医師のこれからの新しい働き方について、具体的に提言している。筆者は『おわりに』で、本書を執筆した動機の一つは、病院管理職や官僚やら外資コンサルタントがまとめた小奇麗な報告書よりも、昼夜を問わず現場で泥臭く働く者の意見を重視した医療制度の実現を訴えたかったからとしているが、そうした観点から、自分のスキルに自信のあるこわいものなしのフリーランス医師でなければ語れないようなことを、気持ちが良いくらいに遠慮なく、ズバズバと本音で語っていた本だったと思う。
日頃お世話になっている大学病院などの勤務医や開業医たちの知られざる実態については、患者側にとっても大いに興味をそそられるテーマであり、興味津々の思いで本書を読ませてもらったのだが、最初から最後まで、歯に衣着せぬストレートな本音で語られた興味の尽きることがない話題に溢れており、私のような医療部外者であっても、大変興味深く、かつ、面白く読み通すことができた。
筆者はまず第1章で、2004年に始まった新研修医制度以前の時代の大学病院医局のピラミッド型の序列に基づいた実態や、新研修医制度によって大学病院医局の衰退が始まり、最初に若手医師が消え、次にそのシワ寄せを受けて過重労働がのしかかった中堅医師が去っていったという大学病院の現状、そして、筆者がそうした職場に見切りをつけてフリーランス医師になった理由、フリーランス医師の実態などを生々しく語っている。「大学病院に生息する医師百科」というコラムも、まさにフリーランス医師でなければ書けないような辛口解説付きの非常に興味深いものであり、このうちの主な職位については第3章で、フリーランス医師についても第5章で、それぞれ詳述している。
第4章では、私は「研修医、愚にして賢」と思うとし、2017年度の大学病院本院の研修医数ランキングを紹介して、医学生・研修医に人気の病院は長期的に持続可能な病院ともいえるとするとともに、地方医大を卒業しても地方の自治体病院に自らの人生を捧げずに東京へ進出する研修医たちの判断も、おそらく正しいとしている。ここでは、開業医の「つぶクリ(つぶれそうなクリニック)」「うはクリ(うはうは儲かるクリニック)」のリアルな実態も紹介している。
第6章では、医大卒者のキャリアパスのあり方や、医師のこれからの新しい働き方について、具体的に提言している。筆者は『おわりに』で、本書を執筆した動機の一つは、病院管理職や官僚やら外資コンサルタントがまとめた小奇麗な報告書よりも、昼夜を問わず現場で泥臭く働く者の意見を重視した医療制度の実現を訴えたかったからとしているが、そうした観点から、自分のスキルに自信のあるこわいものなしのフリーランス医師でなければ語れないようなことを、気持ちが良いくらいに遠慮なく、ズバズバと本音で語っていた本だったと思う。
2021年1月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
医者が自分の好きな職場で好きなように働いたら問題がおきます.それは結果的に医者だけではなく,患者さんにも迷惑がかかります.技術がある医師や頭のよい医師だけが医療をやればすべてよい,そうでないのが日本の医療のよい点でもあります.
悪しき伝統を排してよき伝統を伝える,後輩をしっかり指導する.大門みちこも自分の手術のあと始末を他の医療者が補っているからこそ成功しています.常に自分のことばかり考えて医療を行って,それが成功したと勘違いしないでください.
平成生まれの都会育ちの医師が言うのであれば,またか,と思いますが,昭和生まれの先生がおっしゃられた発言だと知りがっかりです.某私立大学に対して特に悪く言っていますが,私は国立トップの大学から私立の大学の医師まで見てきたので,この意見は非常に浅はかだと分かります.
悪しき伝統を排してよき伝統を伝える,後輩をしっかり指導する.大門みちこも自分の手術のあと始末を他の医療者が補っているからこそ成功しています.常に自分のことばかり考えて医療を行って,それが成功したと勘違いしないでください.
平成生まれの都会育ちの医師が言うのであれば,またか,と思いますが,昭和生まれの先生がおっしゃられた発言だと知りがっかりです.某私立大学に対して特に悪く言っていますが,私は国立トップの大学から私立の大学の医師まで見てきたので,この意見は非常に浅はかだと分かります.
2017年7月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
現場の優秀なフリーランスの声は、かなり興味深かった。医療業界の収入概要もいい。
2018年5月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
学閥、門弟制度や学位、くだらない研究から離れて自由に労働市場で働くことを促すことは良いことだとは思います。
医療供給体制、医師不足・偏在という問題に対して、医師需要に応じるように価格(報酬)を釣り上げて、フリーランスで働けばいいというのは社会全体にとっては害悪です。医療法人は利益追求はできないので、個人事業主たる医師も同様に金儲けを目指してはいけません。長時間高価格に応じる医師の過重労働や医療事故で、患者の享受する医療の質が低下してしまっては、元も子もありません。
筆者の作文を読んでいても、そもそも何のために医師免許を使うつもりなのか、国民全体の公衆衛生の向上という医師法の理念や患者目線が全く感じられないので評価を最低にします。スキルが高ければフリーターでやっていけるのは事実かもしれません。加えて、大学病院は安い給料でメリットがないから逃げ出すほうが得、というような書きぶりがあります。専門性の高い医師を養成するために誰が教育を担うべきなのかという、社会の要請に基づく基本的で重要な視点が欠けており、自分が教わってスキルが高くなったら自分は教える側に回らずに金儲けに走ることを良しとするのは全く賛成しません。
それから、慶應のいい子ちゃんたちの研修先について事実誤認がありました(アウェイで戦うわけないじゃない。事実上のジッツで戦ってから、2年後に戻ってくるんだよ)。それゆえ、情報収集・調査能力に難がある作者ですので、ドラマ監修の質、事あるごとに識者代表として筆者にコメントを求めるメディアのレベルも推して計るべしと存じます。
医療供給体制、医師不足・偏在という問題に対して、医師需要に応じるように価格(報酬)を釣り上げて、フリーランスで働けばいいというのは社会全体にとっては害悪です。医療法人は利益追求はできないので、個人事業主たる医師も同様に金儲けを目指してはいけません。長時間高価格に応じる医師の過重労働や医療事故で、患者の享受する医療の質が低下してしまっては、元も子もありません。
筆者の作文を読んでいても、そもそも何のために医師免許を使うつもりなのか、国民全体の公衆衛生の向上という医師法の理念や患者目線が全く感じられないので評価を最低にします。スキルが高ければフリーターでやっていけるのは事実かもしれません。加えて、大学病院は安い給料でメリットがないから逃げ出すほうが得、というような書きぶりがあります。専門性の高い医師を養成するために誰が教育を担うべきなのかという、社会の要請に基づく基本的で重要な視点が欠けており、自分が教わってスキルが高くなったら自分は教える側に回らずに金儲けに走ることを良しとするのは全く賛成しません。
それから、慶應のいい子ちゃんたちの研修先について事実誤認がありました(アウェイで戦うわけないじゃない。事実上のジッツで戦ってから、2年後に戻ってくるんだよ)。それゆえ、情報収集・調査能力に難がある作者ですので、ドラマ監修の質、事あるごとに識者代表として筆者にコメントを求めるメディアのレベルも推して計るべしと存じます。