この本の事を知ったのは、たまたま観ていたテレビでした。
気になったので本屋さんで何度か手にしましたが映像で観た印象が強く、
物足りなさを感じたので購入は躊躇していました。
でも、先日思い切って購入して読んでみたらとても良い本だったのでお薦めします。
小さな子どもから大人まで優しくなれる本です。
写真とメッセージを読みつつ目頭が熱くなるのを感じました。
実話である事がさらに心を熱くします。
内容は短いのですが優しさが凝縮されています。
動物好きのべッキーの翻訳だけにとても優しさを感じました。

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オウエンとムゼイ 大型本 – 2006/11/25
2004年12月26日、インド洋スマトラ沖の海底地震で大津波が発生
しました。バンダアチェの悲惨な映像に、世界中の人びとが心を痛めました。こ
の津波は、アフリカ東海岸にも押し寄せました。そして、ケニアの海岸沿いにた
むろしていたカバの群れに襲いかかったのです。一瞬にして家族を失ったカバの
赤ちゃんには、厳しい試練が待っていました。
津波に巻き込まれ、母親とはぐれてひとりぼっちになってしまった赤ちゃんカバ
は、村人たちの命がけの努力でサンゴ礁の海からなんとか助け出され、自然公園
に運ばれました。身の危険をかえりみずに助けてくれた人の名前をとって、オウ
エンと呼ばれることになったカバの赤ちゃんは、そこで最初に出会った130歳の
大きなゾウガメ、ムゼイを親のように慕い、ぴったりと寄り添って離れなくなっ
てしまいました。最初は警戒していたムゼイでしたが、しだいに、このかわいそ
うな赤ちゃんカバ、オウエンをやさしく受け入れるようになりました。いまでは
ふたりは離れられない仲になっています。
しました。バンダアチェの悲惨な映像に、世界中の人びとが心を痛めました。こ
の津波は、アフリカ東海岸にも押し寄せました。そして、ケニアの海岸沿いにた
むろしていたカバの群れに襲いかかったのです。一瞬にして家族を失ったカバの
赤ちゃんには、厳しい試練が待っていました。
津波に巻き込まれ、母親とはぐれてひとりぼっちになってしまった赤ちゃんカバ
は、村人たちの命がけの努力でサンゴ礁の海からなんとか助け出され、自然公園
に運ばれました。身の危険をかえりみずに助けてくれた人の名前をとって、オウ
エンと呼ばれることになったカバの赤ちゃんは、そこで最初に出会った130歳の
大きなゾウガメ、ムゼイを親のように慕い、ぴったりと寄り添って離れなくなっ
てしまいました。最初は警戒していたムゼイでしたが、しだいに、このかわいそ
うな赤ちゃんカバ、オウエンをやさしく受け入れるようになりました。いまでは
ふたりは離れられない仲になっています。
- 本の長さ72ページ
- 言語日本語
- 出版社日本放送出版協会
- 発売日2006/11/25
- ISBN-104140811536
- ISBN-13978-4140811535
商品の説明
出版社からのコメント
<「ニューヨークタイムズ」絵本部門NO.1ベストセラー作品>
赤ちゃんカバとおじいさんガメの、信じがたい愛のストーリーは、2005年1
月、津波が巻き起こした悲劇のなかの、心温まる小さなニュースとして世界中に
配信されました。子どもたちからは2頭への手紙や絵がたくさん寄せられ、自然
公園にも多くの人が訪れました。
このニュース写真を見て、当時6歳だったアメリカ人の少女イザベラは、「この
お話を本にしたい」と父のクレイグに持ちかけたのです。娘の気持ちに動かされ
たクレイグは、娘に手を貸して、自然公園の管理者ポーラと連絡をとって、当時
の話を詳しく聞いたり、報道カメラマンのピーターに写真の提供を頼んだりしま
した。この本はイザベラ、クレイグ、ポーラ、ピーターの4人の手で作られたの
です。そしてもちろん、主人公のオウエンとムゼイがいなければ生まれることは
ありませんでした。
トラウマを抱える子どもたちの心の回復のためにも、この本を推薦します。
【子どもたちの立ち直る力を高める:親と学校関係者のための手引き】が無料ダ
ウンロードできます。詳しくは本書をご覧ください。
『オウエンとムゼイ』を教材として使いながら、心に傷を負った子どもたちの立
ち直る力を高める方法をニューヨーク大学児童教育センターの心理学者チームが
提供しています。
赤ちゃんカバとおじいさんガメの、信じがたい愛のストーリーは、2005年1
月、津波が巻き起こした悲劇のなかの、心温まる小さなニュースとして世界中に
配信されました。子どもたちからは2頭への手紙や絵がたくさん寄せられ、自然
公園にも多くの人が訪れました。
このニュース写真を見て、当時6歳だったアメリカ人の少女イザベラは、「この
お話を本にしたい」と父のクレイグに持ちかけたのです。娘の気持ちに動かされ
たクレイグは、娘に手を貸して、自然公園の管理者ポーラと連絡をとって、当時
の話を詳しく聞いたり、報道カメラマンのピーターに写真の提供を頼んだりしま
した。この本はイザベラ、クレイグ、ポーラ、ピーターの4人の手で作られたの
です。そしてもちろん、主人公のオウエンとムゼイがいなければ生まれることは
ありませんでした。
トラウマを抱える子どもたちの心の回復のためにも、この本を推薦します。
【子どもたちの立ち直る力を高める:親と学校関係者のための手引き】が無料ダ
ウンロードできます。詳しくは本書をご覧ください。
『オウエンとムゼイ』を教材として使いながら、心に傷を負った子どもたちの立
ち直る力を高める方法をニューヨーク大学児童教育センターの心理学者チームが
提供しています。
著者について
著者紹介
イザベラ・ハトコフ(Isabella Hatkoff)
執筆当時6歳。本文中のイラストも手がけている。
イザベラ・ハトコフ(Isabella Hatkoff)
執筆当時6歳。本文中のイラストも手がけている。
クレイグ・ハトコフ(Craig Hatkoff)
イザベラの父。NY在住。9・11以降のマンハッタン活性化のために、俳優の
ロバート・デニーロらとトライベッカ映画祭を主催している。記録フィルム「オ
ウエンとムゼイ」もこの映画祭に出品された。
ポーラ・カフンブ(Dr. Paula Kahumbu)
生態学者、自然保護論者。野生動物研究と環境保護に生涯を捧げている。ラ
ファージ・エコシステムの責任者としてオウエンとムゼイの飼育を監督してい
る。息子ジョシュアとともにケニア、モンバサ在住。
写真家紹介
ピーター・グレステ(Peter Greste)
国際的な報道写真家であり、BBCの放送記者として、アフガニスタン、南アメリ
カ、アフリカ、中東をカバーしている。オウエンとムゼイのニュース報道は彼に
とってうれしい仕事だった。現在ケニア、モンバサ在住。
訳者紹介
ベッキー
タレント。1984年生まれ。ドラマ、バラエティ番組に多数出演中。大の動物好
き。本書はベッキー初の翻訳作品となる。
登録情報
- 出版社 : 日本放送出版協会 (2006/11/25)
- 発売日 : 2006/11/25
- 言語 : 日本語
- 大型本 : 72ページ
- ISBN-10 : 4140811536
- ISBN-13 : 978-4140811535
- Amazon 売れ筋ランキング: - 574,526位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 5,402位英米文学研究
- - 30,271位科学・テクノロジー (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2007年3月9日に日本でレビュー済み
ひと言で表現すると、心があたたかく、気持ちがほっこりなる実話絵本です。
絵本といっても写真絵本なので、よりリアルで癒される本です。
本来なら歩み寄ることがないはずの「赤ちゃんカバ」と「ゾウガメ」が仲良く寄り添って生活している話です。
ゾウガメの後をついて回る赤ちゃんカバの姿は本当にかわいらしい!子供が母親を求める気持ちは人間と同じ。そして、気持ちは通じ合うものだと胸がじぃぃんとしました。
4歳の娘への読み聞かせはまだ全部は聞いてくれませんが、写真をうれしそうに見て、かわいいねぇ。。と言っています。話はあたたかさは伝わっているようです。
ハードカバーでバッグに入るような大きさの本なので、公園でまったりしながら読んでもいいと思いますよ。
絵本といっても写真絵本なので、よりリアルで癒される本です。
本来なら歩み寄ることがないはずの「赤ちゃんカバ」と「ゾウガメ」が仲良く寄り添って生活している話です。
ゾウガメの後をついて回る赤ちゃんカバの姿は本当にかわいらしい!子供が母親を求める気持ちは人間と同じ。そして、気持ちは通じ合うものだと胸がじぃぃんとしました。
4歳の娘への読み聞かせはまだ全部は聞いてくれませんが、写真をうれしそうに見て、かわいいねぇ。。と言っています。話はあたたかさは伝わっているようです。
ハードカバーでバッグに入るような大きさの本なので、公園でまったりしながら読んでもいいと思いますよ。
2007年4月8日に日本でレビュー済み
子供だけのものではない本です。現代人が失っている心温まるナニカがある本です。子供の本と思わないで大人、特に
疲れている大人に読んで欲しい本です。じっくり読むとジーンと心に響いてポロっとなぜか泣けてしまうほどです。
カバとゾウガメという姿、かたち、種族を超えた『愛』が素晴しい!の一言です。この本を読んで本当に良かったと
思える本です。是非、読んでください!!
疲れている大人に読んで欲しい本です。じっくり読むとジーンと心に響いてポロっとなぜか泣けてしまうほどです。
カバとゾウガメという姿、かたち、種族を超えた『愛』が素晴しい!の一言です。この本を読んで本当に良かったと
思える本です。是非、読んでください!!
2007年2月8日に日本でレビュー済み
ベッキ−が翻訳した 今話題の児童書です。きっと大人も、この本で感動するのではないでしょうか。 130歳にもなる ゾウガメ(ムゼイ)のことを カバの赤ちゃん(オウエン)は親だと思いこむ。始めは、年寄り ムゼイは オウエンを遠ざける。しかし、何度も寄ってくるオウエンを可愛く思うのか、次第に ムゼイがオウエンを追いかけるようになる。信じられないような不思議な話しだ。
この本を読んだ方は分かるが、写真がたくさんついており、いつも オウエンとムゼイは一緒にいるのだ。2人が一緒にいる友情のようなものに感動した。
この本を読んだ方は分かるが、写真がたくさんついており、いつも オウエンとムゼイは一緒にいるのだ。2人が一緒にいる友情のようなものに感動した。
2006年12月27日に日本でレビュー済み
先日、NHKのニュースで驚くべき話を耳にした。インド洋大津波でひとりぼっちになったカバの子が、国立公園に送られたが、そこでゾウガメと友達になって、いっしょに仲良く暮らしているという。カバとゾウガメ??? まさに”シンジラレナーイ!”。
本書は、このカバのオウエンとゾウガメのムゼイの友情の実話を、絵本にしたものである。絵本と言っても、プロのカメラマンの手になる、オウエンとムゼイの珍妙な、だがとても心温まるツーショットがたくさん載せられており、これらの写真だけでも十二分に買う価値がある。
珍奇だろうと、あるいはたとえ一時的なものに終わろうとも(本書によると、今でもいっしょだそうだが)、オウエンとムゼイにとって、お互いに知り合えた事は、とても良い事だったと思う。
本書は、このカバのオウエンとゾウガメのムゼイの友情の実話を、絵本にしたものである。絵本と言っても、プロのカメラマンの手になる、オウエンとムゼイの珍妙な、だがとても心温まるツーショットがたくさん載せられており、これらの写真だけでも十二分に買う価値がある。
珍奇だろうと、あるいはたとえ一時的なものに終わろうとも(本書によると、今でもいっしょだそうだが)、オウエンとムゼイにとって、お互いに知り合えた事は、とても良い事だったと思う。
2007年8月23日に日本でレビュー済み
動物の目はどうしていつもあのように悲しみをたたえているのでしょうか。馬でも牛でも動物園の猛獣達にしても、過ぎ去った野生の栄光の日々を思い出しているかのように、あるいは我が家の飼い犬が時々そうするように人間の愚かさを哀れむかのように、深い悲しみをたたえています。この本の表紙で子カバがゾウガメのそばに横たわっている写真を見た時にはオウエンがまるで泣いているように見えました。
これは2004年12月に起きたインド洋沖地震の津波により群れから取り残されてしまった子カバのオウエンが、搬送された動物園で出会った130歳にはなるというアルダブラゾウガメ、ムゼイにより再生する実話の写真集です。
爬虫類と哺乳類、しかもいずれも暴れればきわめて獰猛な種の違う2匹が互いを受け入れあうのは、生物学的には大変稀なことだそうです。私が感動したのはこの本の写真がとらえたオウエンの目が、ムゼイとのかかわりが進むにつれ徐々にその表情を変えていっている点です。最初の頃の写真では群れから離れ親を失った悲しみや恐怖を漂わせているようにみえるのですが、やがて二人で共に食事をしている時の安心しきったような目をした写真から、オウエンがふざけてムゼイの背中をこすっている写真になると、オウエンの目はまるで悪戯っ子の目のように可愛いものになっていきます。
人間以外の生き物では、人間のように白目の部分が目立つことはないという話を聞いたことがあります。白目の部分が大きいと相手が強気か弱気がわかるので、二匹で争う時に不利になるというような説明だったと思います。しかしどうやらそうでない場合もあるようです。なぜならムゼイもオウエンも確かに全く黒目がちなのに、悲しみや喜びをその瞳に表していることが私にはよくわかったからです。(ロングバージョンのレビューは [...]のレジャー→エンタメでどうぞ)
これは2004年12月に起きたインド洋沖地震の津波により群れから取り残されてしまった子カバのオウエンが、搬送された動物園で出会った130歳にはなるというアルダブラゾウガメ、ムゼイにより再生する実話の写真集です。
爬虫類と哺乳類、しかもいずれも暴れればきわめて獰猛な種の違う2匹が互いを受け入れあうのは、生物学的には大変稀なことだそうです。私が感動したのはこの本の写真がとらえたオウエンの目が、ムゼイとのかかわりが進むにつれ徐々にその表情を変えていっている点です。最初の頃の写真では群れから離れ親を失った悲しみや恐怖を漂わせているようにみえるのですが、やがて二人で共に食事をしている時の安心しきったような目をした写真から、オウエンがふざけてムゼイの背中をこすっている写真になると、オウエンの目はまるで悪戯っ子の目のように可愛いものになっていきます。
人間以外の生き物では、人間のように白目の部分が目立つことはないという話を聞いたことがあります。白目の部分が大きいと相手が強気か弱気がわかるので、二匹で争う時に不利になるというような説明だったと思います。しかしどうやらそうでない場合もあるようです。なぜならムゼイもオウエンも確かに全く黒目がちなのに、悲しみや喜びをその瞳に表していることが私にはよくわかったからです。(ロングバージョンのレビューは [...]のレジャー→エンタメでどうぞ)