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山怪実話大全 岳人奇談傑作選 単行本(ソフトカバー) – 2017/11/11
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登山者、山岳人により実話として語られた山の怪談・物語の名作の数々を
欺界の雄、東雅夫氏が厳選集成!
山の裏側を垣間見る未曾有のアンソロジー。
目次
「不思議な山」夢枕獏
「山の怪談」深田久彌
「焚火をかきたててからの話」上田哲農
「木曾御岳の人魂たち」西丸震哉
「谷底の絃歌」大泉黒石
「山で見る幻影」下平廣惠
「夢」串田孫一
「山のおばけ座談会」山高クラブ
「黒沢小僧の話」務台理作
「奥会津檜枝岐怪異譚」石川純一郎
「雪女」関野準一郎
「山の神の怒」田中貢太郎
「木曾の怪物」岡本綺堂
「炭焼の話」岡本綺堂
「山村民俗随談」柳田國男
ほか、全26話
編者解説 東雅夫
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社山と渓谷社
- 発売日2017/11/11
- 寸法18.8 x 12.8 x 2.5 cm
- ISBN-104635320111
- ISBN-13978-4635320115
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著者について

東 雅夫(ひがし・まさお)
1958年、神奈川県横須賀市生まれ。アンソロジスト、文芸評論家、怪談専門誌「幽」編集長。
早稲田大学文学部卒。1982年に研究批評誌「幻想文学」を創刊、2003年の終刊まで21年間にわたり編集長を務めた。
近年は各種アンソロジーの企画編纂や、幻想文学・ホラーを中心とする批評、怪談研究などの分野で著述・講演活動を展開中。
評論家として「ホラー・ジャパネスク」や「怪談文芸」「800字小説ムーヴメント」などを提唱。NHKテレビ番組「妖しき文豪怪談」シリーズ等の企画監修や、「幽」怪談文学賞、ビーケーワン怪談大賞、みちのく怪談コンテストなど各種文学賞の選考委員も務める。
2011年、著書『遠野物語と怪談の時代』で日本推理作家協会賞を受賞。
著書に『なぜ怪談は百年ごとに流行るのか』『百物語の怪談史』『江戸東京 怪談文学散歩』『怪談文芸ハンドブック』ほか、編纂書に『文豪怪談傑作選』『伝奇ノ匣』『てのひら怪談』の各シリーズほか多数がある。
著者公式サイト「幻妖ブックブログ」http://blog.bk1.jp/genyo/
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
編者はUМAと言ってはいるが、とても実話に括られる話ではない 狐狸,雪女,小豆洗い 等々、日本昔話かと見まがう内容は ページ埋めに妖怪を引っ張り出したとも想像され、興の乗る中盤,逆に興味を削がれ、以降は 虚脱して惰性の読みになる…。実話怪談好きが最も嫌う、おとぎ話展開は読者を読み違え、山好きならロマンで耐えて 黙ってただ瞑目してくれると踏んだのだろうか…?。
[その章最後、ツチノコの話が大変面白いのに甚だ残念。]
あと、残念ついでに申すと、明治~昭和初期の文体や 当時の漢字表記(乍,以 etc)が原文のままらしく、その種が好みなら惹かれるでしょうが、現代怪談好きにはかなり読み難く 50年前の本を読んでいる気分にさせられる。
ps: 編者はこの世界を極め、私ごときが及ばない境地に達し、行き着く先が妖怪等、原点回帰だったとしたら当たり前の世界観なのかもしれない、、とも編者の経歴、年齢を見て思った…。
これは余談だが、柳田国男氏の文が最後に載っているが非常な悪文で
読みにくい。いらなかったと思う。
本書を読めば、山の不思議は昔も今も変わらず、私達にとって永遠に神秘の場所である事が解るであろう。
さて、収録されている25作品は、やや古い時代の典型的な怪談、若しくは伝説的な話が多いので、現代の迫力ある怪談実話に慣れている方にとってはやや物足りなさがあるかもしれないが、雪女の伝説や妖怪に纏わる話は却って新鮮でもあり、山の不思議が如何にヴァラエティに富んでいるかという事を実感出来る。
また、岡本綺堂は怪談話には欠かせない文豪であるにも拘らず、未だ読んだ事が無かったので本書に2作品収録されているのは良い機会であったし、山高クラブ(「山と高原」読者の親睦組織)の座談会では単に怖い話を語るだけではなく、“幽霊否定派”の方も参戦して怪異の種明かしを披露したりもするので、これまた興味深い。
更に「深夜の客」(白銀冴太郎)と「蓮華温泉の怪話」(杉村顕道)が全く同じ内容である事には疑問を抱いたが、解説を読んで敢て両作品を掲載した意味が分かり、この話には既に原型があった可能性も含めて、改めて伝承の面白さにも気付かされたように思う。
決して怖くはないが、山の神秘と味のある怪談話を凝縮した一冊であった。
似たような話がたくさんあったり、昔話的なものもあった
お馴染みの岡本綺堂の作品も収録されるなど、収録作品は少々古いが、近代以降の山の怪異を描いた書物としては読みやすく、また拾い読みもできる作りとなっており、1200円という価格を安く思わせる一品と言えそうだ。
目次を見ると、深田久弥・串田孫一・辻まこと。
おまけに岡本綺堂や柳田國男が並んでいるではないか。古いなあ〜、とため息。
本文の中央部辺りには、山高クラブの「山のおばけ座談会」が出ている。笑いや拍手ばっかり!
巻末に底本一覧と、東雅夫の「編者解説」がある。この解説を参照しながら本文を読んだ。
読むうちに、この解説が本書の主要な読みどころであり、なぜ、本書を編むに至ったかも理解できた。
この本は、怪異談のベースキャンプのような存在として必要な存在と思った。
人の命は短いが、怪異を見せる、もう一つの命には終わりがない。
巻頭、「不思議な山」を書いている夢枕獏も、岡本綺堂も、そしてここには現れない今現在の山人たちが昨夜出会った怪異も、
全て同じ世界にいるのだと言っているように読み取れた。
昔っからある、今もある。
そんな怪異、(やっぱ、変だよなあ)という、身に迫る淡い怪異の存在を手に取ることができた。