を購読しました。 続刊の配信が可能になってから24時間以内に予約注文します。最新刊がリリースされると、予約注文期間中に利用可能な最低価格がデフォルトで設定している支払い方法に請求されます。
「メンバーシップおよび購読」で、支払い方法や端末の更新、続刊のスキップやキャンセルができます。
エラーが発生しました。 エラーのため、お客様の定期購読を処理できませんでした。更新してもう一度やり直してください。

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
メイカーズのエコシステム 新しいモノづくりがとまらない。 (OnDeck Books(NextPublishing)) Kindle版
iPhoneが製造されている中国の工業地帯、深圳。そして最も偽物のiPhoneが「発明」されているのも、深圳。「製造業のハリウッド」と呼ばれるかの地では、秋葉原の30倍の電気街をもち、100倍のベンチャー企業が最先端の電子ガジェットを作り、世界中にクラウドファウンディングで販売しています。そんな「IoT(モノのインターネット)」の中心を、高須正和・井内育生・きゅんくん・江渡浩一郎らが渾身のレポート。日本と深圳で自らベンチャーを行う小笠原治・藤岡淳一も寄稿。解説:山形浩生。
【目次】
第一章 メイカームーブメントってなんなのか
第二章 メイカーズで世界はどう変わるのか 同人ハードウェアの誕生
第三章 同人ハードウェアからメーカー企業へのハードな道
同人ハードウェアからメーカー企業へ加速させるHAX
Hardware is hard(ハードウェアは物理的で大変)
深圳の可能性とハードウェアを量産する現実(藤岡淳一)
第四章 政府とメイカームーブメン
深圳政府とメイカームーブメント
世界でいちばん小さい国のメイカームーブメント シンガポール
第五章 日本からコミットする 日本のメイカーの生態系
日本の大企業に作った、深圳みたいなスペース(井内育生)
深圳ツアー体験記(江渡浩一郎)
ロボティクスファッションクリエイター、アキバ発・深圳行き(きゅんくん)
AKIBAからのハードウェア・スタートアップ(小笠原治)
解説 深圳をめぐる個人史・都市発展とイノベーション(山形浩生)
【目次】
第一章 メイカームーブメントってなんなのか
第二章 メイカーズで世界はどう変わるのか 同人ハードウェアの誕生
第三章 同人ハードウェアからメーカー企業へのハードな道
同人ハードウェアからメーカー企業へ加速させるHAX
Hardware is hard(ハードウェアは物理的で大変)
深圳の可能性とハードウェアを量産する現実(藤岡淳一)
第四章 政府とメイカームーブメン
深圳政府とメイカームーブメント
世界でいちばん小さい国のメイカームーブメント シンガポール
第五章 日本からコミットする 日本のメイカーの生態系
日本の大企業に作った、深圳みたいなスペース(井内育生)
深圳ツアー体験記(江渡浩一郎)
ロボティクスファッションクリエイター、アキバ発・深圳行き(きゅんくん)
AKIBAからのハードウェア・スタートアップ(小笠原治)
解説 深圳をめぐる個人史・都市発展とイノベーション(山形浩生)
- 言語日本語
- 出版社インプレスR&D
- 発売日2016/3/28
- ファイルサイズ20802 KB
この本はファイルサイズが大きいため、ダウンロードに時間がかかる場合があります。Kindle端末では、この本を3G接続でダウンロードすることができませんので、Wi-Fiネットワークをご利用ください。
- 販売: Amazon Services International LLC
- Kindle 電子書籍リーダーFire タブレットKindle 無料読書アプリ
この著者の人気タイトル
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
出版社からのコメント
※本書の印刷書籍には単行本版とオンデマンド版の2つの製品形態があります。単行本版は従来型の書籍で、オンデマンド版は注文時製造のため品切れがなくいつでも購入できる特長があります。電子版も含め、用途に応じてご利用ください。
著者について
高須 正和(たかす まさかず)
チームラボMake部発起人。ニコニコ学会β、メイカーフェア深圳・シンガポールなどで実行委員。日本のメイカーが海外のメイカーフェアに共同出展する「ニコ技輸出プロジェクト」、海外のメイカーの国内向け紹介、ギーク向けダンスパーティーAkiparty(マルチネレコード主宰tomadと共同)など、海外と日本のメイカームーブメントをつなげることに関心がある。
■ニコニコ技術部深圳観察会(にこにこぎじゅつぶしんせんかんさつかい)
ニコニコ動画上でテクノロジーを楽しむ「ニコニコ技術部」から生まれたプロジェクト。現地集合・現地解散、参加者は各自の感想をネット上でシェアすることをルールに、これまで3回行われている。
井内 育生(いのうち いくお)
江渡 浩一郎(えと こういちろう)
小笠原 治(おがさはら おさむ)
きゅんくん
藤岡 淳一(ふじおか じゅんいち)
山形 浩生(やまがた ひろお)
評論家、翻訳家。野村総合研究所研究員。オープンソース、コピーレフトの活動に参加しており、ローレンス・レッシグの翻訳、オープンソースやLinuxに関する著書、訳書も多数手がけている。また、自身の翻訳や著作の多くも、フリーで公開している。著書に『新教養主義宣言』『要するに』(ともに河出文庫)、『訳者解説』(バジリコ)ほか。
チームラボMake部発起人。ニコニコ学会β、メイカーフェア深圳・シンガポールなどで実行委員。日本のメイカーが海外のメイカーフェアに共同出展する「ニコ技輸出プロジェクト」、海外のメイカーの国内向け紹介、ギーク向けダンスパーティーAkiparty(マルチネレコード主宰tomadと共同)など、海外と日本のメイカームーブメントをつなげることに関心がある。
■ニコニコ技術部深圳観察会(にこにこぎじゅつぶしんせんかんさつかい)
ニコニコ動画上でテクノロジーを楽しむ「ニコニコ技術部」から生まれたプロジェクト。現地集合・現地解散、参加者は各自の感想をネット上でシェアすることをルールに、これまで3回行われている。
井内 育生(いのうち いくお)
江渡 浩一郎(えと こういちろう)
小笠原 治(おがさはら おさむ)
きゅんくん
藤岡 淳一(ふじおか じゅんいち)
山形 浩生(やまがた ひろお)
評論家、翻訳家。野村総合研究所研究員。オープンソース、コピーレフトの活動に参加しており、ローレンス・レッシグの翻訳、オープンソースやLinuxに関する著書、訳書も多数手がけている。また、自身の翻訳や著作の多くも、フリーで公開している。著書に『新教養主義宣言』『要するに』(ともに河出文庫)、『訳者解説』(バジリコ)ほか。
登録情報
- ASIN : B01AXRCDTU
- 出版社 : インプレスR&D (2016/3/28)
- 発売日 : 2016/3/28
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 20802 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 343ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 220,195位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 9,033位工学 (Kindleストア)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

無駄に元気な、Makeイベント大好きおじさん。アジアのMaker Faireに、世界でいちばん多く参加している。
日本と世界のMakerムーブメントをつなげることに関心があり、日本のDIYカルチャーを海外に伝える『ニコ技輸出プロジェクト』や『ニコ技深圳観察会』の発起人。MakerFaire 深圳(中国)、MakerFaire シンガポールの運営メンバー。
連載、著書「メイカーズのエコシステム」など:
https://medium.com/@tks/takasu-profile-c50feee078ac
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2020年6月17日に日本でレビュー済み
レポート
Amazonで購入
日本では出来ないことを、海外でどんどん進んでいますね、シードと秋月のオンラインパーツで、ラジオくらいは、作れそうです、
役に立った
2017年6月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
maker faire に行ったことのある人は必ず読むべき本
この流れが人をつなぎ次の時代を作ると感じた直感に間違いはないと確信できました。
この流れが人をつなぎ次の時代を作ると感じた直感に間違いはないと確信できました。
2016年7月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
恥ずかしい話、最初は著者も「ニコニコ技術部」もよく知らず、
あまり中身には期待していませんでした。
ああなんだ。ちょっと難しめのプラモ作ってみましたくらいの人たちが中国の
有名なところに行ってみたのかな。大丈夫かな。最低でも英語話せないと
何もできないぞ。しかしメイカーズのエコシステムなんて大それたタイトルの
本を書いちゃっていいのかな。これで「ちょっと見学してきまして」じゃあ
さすがに笑っちゃうよ。くらいにしか思っていませんでした。
しかし序盤から著者や参加者の本気度に押され、またそこらの日本の出版物を
見ていただけではうかがい知れないであろう、著者らにしか知り得なかったような
体験、知識を豊富なバックグラウンドをもとに語られております。最後にはタイトルの
「メイカーズのエコシステム」に正に相応しいものだったと納得させられ、また同時に
たかをくくっていた自分が思わず恥ずかしくなってしまうような内容でした。
詳細な内容は他のレビュアーさんの語る通りですが、本当に読み進めるごとに
自分の世界が広がるような内容であり、もともと興味ある人はもちろん、「メイカーズ
って聞いたことあるけどなんだろう」くらいの人にもぜひおすすめしたい本です。
あまり中身には期待していませんでした。
ああなんだ。ちょっと難しめのプラモ作ってみましたくらいの人たちが中国の
有名なところに行ってみたのかな。大丈夫かな。最低でも英語話せないと
何もできないぞ。しかしメイカーズのエコシステムなんて大それたタイトルの
本を書いちゃっていいのかな。これで「ちょっと見学してきまして」じゃあ
さすがに笑っちゃうよ。くらいにしか思っていませんでした。
しかし序盤から著者や参加者の本気度に押され、またそこらの日本の出版物を
見ていただけではうかがい知れないであろう、著者らにしか知り得なかったような
体験、知識を豊富なバックグラウンドをもとに語られております。最後にはタイトルの
「メイカーズのエコシステム」に正に相応しいものだったと納得させられ、また同時に
たかをくくっていた自分が思わず恥ずかしくなってしまうような内容でした。
詳細な内容は他のレビュアーさんの語る通りですが、本当に読み進めるごとに
自分の世界が広がるような内容であり、もともと興味ある人はもちろん、「メイカーズ
って聞いたことあるけどなんだろう」くらいの人にもぜひおすすめしたい本です。
2017年12月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ニコ技深セン観察会で、深センを訪れる日本人たちに深センのハードウェアスタートアップ事情を案内してくださっている、高須さんの著書。
深センの工場としての一面よりも、たくさんのハードウェアスタートアップがなぜ深センで登場し、成功していくのかという一面にスポットを当てています。
そもそも日本でメイカーとしての活動を行っていなかった自分には、深センに行っても、日本と深センの差、という部分をあまり感じることができませんでしたが、この本を読んで、逆に日本がどのような状況であるのかを知りました。
次は自分が日本で、メイカーとしてのHello Worldを踏み出そうと思います。
深センの工場としての一面よりも、たくさんのハードウェアスタートアップがなぜ深センで登場し、成功していくのかという一面にスポットを当てています。
そもそも日本でメイカーとしての活動を行っていなかった自分には、深センに行っても、日本と深センの差、という部分をあまり感じることができませんでしたが、この本を読んで、逆に日本がどのような状況であるのかを知りました。
次は自分が日本で、メイカーとしてのHello Worldを踏み出そうと思います。
2016年7月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
おそらくアジアのメイカーズシーンを最も語れる男、高須正和氏による待望の書籍。
メイカー達の作るものがユニバーサル基板からプリント基板へ、プリント基板が小ロットマスプロダクションへ。気づけば「趣味のものづくり」は「みんなに使ってもらえる」ところまで非常に短距離で駆け抜けることができるようになった。そんな現代で起きている事象を、深圳のコミュニティを中心にこれでもかと解説している。
この本で多くの趣味人が「ちょっとした量産」まで手を伸ばしていいんだと眼前の道が開かれるものと思うし、きっとその中から何かが生まれるのではないかと思う。
一点だけ注意があるとすれば、少なくとも現段階ではハードウェアスタートアップはメイカーの延長ではないということ。もちろん同人作家から商業誌に載る人もゼロではないんだろうけど、投稿者のイメージとしてはそんな感じである。
メイカー達の作るものがユニバーサル基板からプリント基板へ、プリント基板が小ロットマスプロダクションへ。気づけば「趣味のものづくり」は「みんなに使ってもらえる」ところまで非常に短距離で駆け抜けることができるようになった。そんな現代で起きている事象を、深圳のコミュニティを中心にこれでもかと解説している。
この本で多くの趣味人が「ちょっとした量産」まで手を伸ばしていいんだと眼前の道が開かれるものと思うし、きっとその中から何かが生まれるのではないかと思う。
一点だけ注意があるとすれば、少なくとも現段階ではハードウェアスタートアップはメイカーの延長ではないということ。もちろん同人作家から商業誌に載る人もゼロではないんだろうけど、投稿者のイメージとしてはそんな感じである。
2017年11月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書籍はメイカーそのものや、メイカーの生態、メイカーを取り巻く状況を明らかにしたという意味で価値のある本なのだと思いますが、最近の深圳について日本語で書かれたおそらく唯一の本でしょう。
【追記】
同社から『「ハードウェアのシリコンバレー深セン」に学ぶ−これからの製造のトレンドとエコシステム』という深圳で工場を経営している方の本が最近出版されたり、Kindleで华强北のマップ本が出たりと、深圳についての日本語の本も増えてきました。
しかし、この本の持つ価値は変わってません。
【追記】
同社から『「ハードウェアのシリコンバレー深セン」に学ぶ−これからの製造のトレンドとエコシステム』という深圳で工場を経営している方の本が最近出版されたり、Kindleで华强北のマップ本が出たりと、深圳についての日本語の本も増えてきました。
しかし、この本の持つ価値は変わってません。
2018年3月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書よりも前に、藤岡淳一氏が自らの体験をもとに深センの仕組みを明かした著書を読んだのですが、そちらは目から鱗が落ちるばかりでなく読んでいて引き込まれるほどの圧巻の生々しさがありました。
翻ってこちらは。
残念ながら著者が当事者でなく外野から「すごいすごい」とはしゃいでいる側の人間だというのがはっきり分かるので、没入感にも説得力にも欠けるうえ、内容以前に文章がとにかく読みづらいです。
クリスアンダーセンに触発されて「メイカー」なんて気持ち悪くてダサいカタカナ語を無理やり流行らせようとするのもいただけないが、なによりも少し文章全体のカタカナを減らすところから始めてほしい。
仕事で英文翻訳とコンピュータとオートメーションに広く関わっていたので、理解が浅い人ほどカタカナ語が増えるという事実をよく認識しているため、内容まで微妙に思えてきてしまう。
本当に深く関わって裏まで理解している人の手で書いてほしいものだが、それは希少なことなのだと実感。
翻ってこちらは。
残念ながら著者が当事者でなく外野から「すごいすごい」とはしゃいでいる側の人間だというのがはっきり分かるので、没入感にも説得力にも欠けるうえ、内容以前に文章がとにかく読みづらいです。
クリスアンダーセンに触発されて「メイカー」なんて気持ち悪くてダサいカタカナ語を無理やり流行らせようとするのもいただけないが、なによりも少し文章全体のカタカナを減らすところから始めてほしい。
仕事で英文翻訳とコンピュータとオートメーションに広く関わっていたので、理解が浅い人ほどカタカナ語が増えるという事実をよく認識しているため、内容まで微妙に思えてきてしまう。
本当に深く関わって裏まで理解している人の手で書いてほしいものだが、それは希少なことなのだと実感。
2016年1月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本はメイカーとは何か、メイカーシーンをメイカーの段階別(アイデアだけの人、プロトタイプした人、エンジニアリングサンプルを作ってみた人、軽く量産してみた人、マスに乗せてみた人など)にどういうエコシステムが廻っているか、時には厳しい世界も見せながらも、メイカーというエコシステムを構成している人達、現象などを紹介していく本です。…というのは冷静な見方ですね。実際には、自らもメイカーであり、Maker Faireの運営に回った著者のtksさんが、敬愛してやまないメイカーや企業・団体を熱く語る本です。この本には愛と熱量に満ちあふれています。
メイカー(メーカーとは概念的に違う)とは物を自分達の手で作り出す人達であり、この本では科学する心が原点だと書かれています。今の世の中にはコントロールできないものばかりだけど、少なくとも自分達がコントロール可能な物は自分達に取り戻そうというのがメイカームーブメントだそうです。実際に物を作ってみるとそれが例え失敗でもしょうもなくても、中身に興味を払う事ができます。それは新しい視点を手に入れるという事です。
たとえば、アメリカやシンガポールの事例では、教育にMakeを取り入れる科学する心を刺激する事で理数系教育を単なる座学ではなく効果的な学問に変えていくような事が紹介されています。ハルロックを読んだことがある人ならばわかるかもしれません。高校の授業で理論を座学で教えようとしたところ、生徒達が死んだ目をしだしたので、実際に工作をさせた上で、どういう意味を持っているのかという現実と理論をマッピングすればいいのではないかという話です。
僕なんかは昔電子工作をやろうとして挫折して以来ずっとソフトウェアだけ書いてた人間ですが、最近ラズパイのおかげで電子工作が思ったより遙かに敷居が低いと知って電子工作にハマった初心者です。ただ、それを抜きにしても、Makerシーンには共感するところが多く、僕の中にもメイカー魂があった事をこの本は胸に灯った炎が教えてくれました。
あなたが、ハルロックが好きだったり、同人活動が好きだったり、ソフトウェアを書くのが楽しいという人だったり、手芸や電子工作やDIYといったものが好きだったり、何より科学する心を持ち合わせているならば、この本を絶対読むべきです。
メイカー(メーカーとは概念的に違う)とは物を自分達の手で作り出す人達であり、この本では科学する心が原点だと書かれています。今の世の中にはコントロールできないものばかりだけど、少なくとも自分達がコントロール可能な物は自分達に取り戻そうというのがメイカームーブメントだそうです。実際に物を作ってみるとそれが例え失敗でもしょうもなくても、中身に興味を払う事ができます。それは新しい視点を手に入れるという事です。
たとえば、アメリカやシンガポールの事例では、教育にMakeを取り入れる科学する心を刺激する事で理数系教育を単なる座学ではなく効果的な学問に変えていくような事が紹介されています。ハルロックを読んだことがある人ならばわかるかもしれません。高校の授業で理論を座学で教えようとしたところ、生徒達が死んだ目をしだしたので、実際に工作をさせた上で、どういう意味を持っているのかという現実と理論をマッピングすればいいのではないかという話です。
僕なんかは昔電子工作をやろうとして挫折して以来ずっとソフトウェアだけ書いてた人間ですが、最近ラズパイのおかげで電子工作が思ったより遙かに敷居が低いと知って電子工作にハマった初心者です。ただ、それを抜きにしても、Makerシーンには共感するところが多く、僕の中にもメイカー魂があった事をこの本は胸に灯った炎が教えてくれました。
あなたが、ハルロックが好きだったり、同人活動が好きだったり、ソフトウェアを書くのが楽しいという人だったり、手芸や電子工作やDIYといったものが好きだったり、何より科学する心を持ち合わせているならば、この本を絶対読むべきです。