主に研究用データのバックアップ,iTunesのライブラリの保存等を目的として購入しました。
決め手は,SATASSDの転送速度とデザインです。
Samsungからは,後継機種であるT5 (USB 3.1 gen2 (10Gbps) 対応) が発売されていますが,そもそもSATA接続のSSDの転送速度は10Gbpsに及ばない (理論上6Gbps,実際は最高4,8Gbps) ので,gen2対応は必要ないと思い,より安く,個人的にデザインを気に入っていたT3を購入しました。
当方,DELL XPS13 9360 を使用しております。Samsung T3のシルバーの梨地仕上げとマット調のプラスチック素材のデザインが,XPS13 のシルバーの梨地仕上げとマットなカーボンファイバー素材のデザインとマッチしていて大変気に入りました。
さて,肝心の転送速度についてですが,XPS13 のthunderbolt3対応USB Type-Cコネクタにthunderbolt3ケーブルで接続したところ,シーケンシャル読み428.1MB/s,シーケンシャル書き400,3MB/sとまずまずの結果でした。
また,付属のUSB3.1 gen1 Type-C to Type-Aケーブルで接続したところ,シーケンシャル読み438.3MB/s,シーケンシャル書き441,4MB/sとほぼスペック通りの速度が出ました。
上記は,ともに256bitハードウェア暗号化を有効にした状態で,CrystalDiskMark 6.0.0 64bitを用いた測定値です。
注意が必要なのは,これらの値が実現されるのは,ファイル1つあたりの容量が大きい動画ファイルなどを転送した場合であるということです。
実際の転送速度は,ハードウェアがサポートする転送速度はもちろんですが,転送するファイルの数や種類によって大きく影響を受けます。
例えば,ファイル1つあたりの容量が小さいドキュメントファイルや表計算ファイル,PDFファイル等を大量にバックアップする場合,実際の転送速度は速くて100MB/s,遅いと1.0MB/sにまで低下します。このあたりは,仕方ないと諦めるしかないようです。
以上がレビューです。
今のところ,異常な発熱や不具合等も起こっておらず順調です。何か不具合が生じた場合は,追記して報告したいと思います。
非常に良い製品ですので,プライベート用に256GBをもうひとつ買い足すかもしれません。
この製品が廃盤にならないことを祈ります。
ブランド | サムスン(SAMSUNG) |
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メーカー | 日本サムスン |
シリーズ | Samsung T3 |
製品サイズ | 1.05 x 7.4 x 5.8 cm; 51 g |
商品モデル番号 | MU-PT1T0B/IT |
カラー | シルバー |
商品の寸法 幅 × 高さ | 10 x 74 x 58 mm |
HDD容量 | 1000 GB |
ハードディスク種類 | ソリッドステートドライブ |
HDDインターフェース | USB 3.1 |
OS | Windows 7以降、Mac OS X 10.7以降,Android 4.4(KitKat)以降 |
商品の重量 | 51 g |