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食魔 谷崎潤一郎 (新潮新書) 新書 – 2016/5/13
坂本葵
(著)
文豪を読み解く鍵は、「食」にあり!
「料理は藝術。美食は思想」という哲学を生涯貫き、粋な江戸前料理からハイカラな洋食、京都の割烹、本場の中華料理まで、この世のうまいものを食べ尽くした谷崎潤一郎。
「食魔」とも称された美食経験は数多の名作に昇華され、食を通して人間の業を描いた。「悪い女ほどよく食べる」「蒟蒻とサドマゾ」「東西味くらべ」など、斬新なアングルで新たな魅力を掘り起こす、かつてない谷崎潤一郎論!
【目次より】
第一章 谷崎文学と食の哲学
I 美食は芸術である
II 食の原風景
III 悪いやつほどよく食べる
IV 食とエロス
第二章 美食小説を読む
第三章 料理百花繚乱
I 東西味くらべ
II かくも美しき和食の世界
III 中華料理のエキゾチシズム
IV 洋食万歳
V 肉が食いたい!
VI 魚百態
第四章 グロテスクな食い物たち
第五章 谷崎潤一郎・食魔の生涯
I 味の原点、幼少期
II 一中、一高、帝大時代
III 東京・横浜時代
IV 阪神間時代
V 疎開時代
VI 京都時代
VII 熱海・湯河原時代の晩年
附録1 谷崎の愛した名店
附録2 谷崎潤一郎のレシピ――「陰翳礼讃」柿の葉鮨のつくり方
おわりに――「食魔」ノススメ
「料理は藝術。美食は思想」という哲学を生涯貫き、粋な江戸前料理からハイカラな洋食、京都の割烹、本場の中華料理まで、この世のうまいものを食べ尽くした谷崎潤一郎。
「食魔」とも称された美食経験は数多の名作に昇華され、食を通して人間の業を描いた。「悪い女ほどよく食べる」「蒟蒻とサドマゾ」「東西味くらべ」など、斬新なアングルで新たな魅力を掘り起こす、かつてない谷崎潤一郎論!
【目次より】
第一章 谷崎文学と食の哲学
I 美食は芸術である
II 食の原風景
III 悪いやつほどよく食べる
IV 食とエロス
第二章 美食小説を読む
第三章 料理百花繚乱
I 東西味くらべ
II かくも美しき和食の世界
III 中華料理のエキゾチシズム
IV 洋食万歳
V 肉が食いたい!
VI 魚百態
第四章 グロテスクな食い物たち
第五章 谷崎潤一郎・食魔の生涯
I 味の原点、幼少期
II 一中、一高、帝大時代
III 東京・横浜時代
IV 阪神間時代
V 疎開時代
VI 京都時代
VII 熱海・湯河原時代の晩年
附録1 谷崎の愛した名店
附録2 谷崎潤一郎のレシピ――「陰翳礼讃」柿の葉鮨のつくり方
おわりに――「食魔」ノススメ
- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2016/5/13
- 寸法18.2 x 11.3 x 2 cm
- ISBN-104106106698
- ISBN-13978-4106106699
商品の説明
著者について
1983(昭和58)年、愛知県生まれ。作家。東京大学文学部卒、同大学院人文社会系研究科修士課程を修了。大学の非常勤講師の傍ら執筆活動をはじめる。2014年、『吉祥寺の百日恋』で長編小説デビュー。
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2016/5/13)
- 発売日 : 2016/5/13
- 言語 : 日本語
- 新書 : 240ページ
- ISBN-10 : 4106106698
- ISBN-13 : 978-4106106699
- 寸法 : 18.2 x 11.3 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 710,434位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,303位新潮新書
- - 20,877位エッセー・随筆 (本)
- - 112,706位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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Sakamoto Aoi (さかもと あおい)
1983年、愛知県岡崎市生まれ。
東京大学文学部卒・同大学院人文社会系研究科修士課程を修了。
大学の非常勤講師の傍ら執筆活動をはじめ、『吉祥寺の百日恋』(新潮社、2014)は長編小説第一作。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年4月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
単に文豪の食通ぶりを紹介する本ではなく(そういうのはたくさんあるけど)、作品の中の食を丹念に拾って、谷崎ならではの表現やテーマやキャラクターを食から論じる文学批評になっていて面白かったです。お母さんを恋しく思う心、食いまくる悪女、東と西の話、ぬめぬめしたもの好きの話などなど…、自分が読んでいない作品も読みたいなと思わされました。
2017年8月20日に日本でレビュー済み
谷崎の食に関するディテールに気が付いたのは細雪に出てくる銀座の部分だったでしょうか、いやに細かく銀座のレストランの話が出てくるのです。その後、
潤一郎ラビリンス〈1〉初期短編集 (中公文庫)
のシリーズを読み進めていくと、出てくるは出てくるは、びっくりしたものです。本書は、谷崎の作品と生涯を食という角度から再整理したものです。200ページというスペースの中で、過不足なくまとめられています。ビフテキ、中華料理、京料理、洋食、そして横浜での様式の朝食などいろいろ取り上げられますが、机に向かう仕事である作家はやはり食べることがただ一つの楽しみなのでしょう。同じ作家で食通の川端や池波正太郎とどこが違っていたのかな。川端はもともとは大阪の出身、そして池波は東京下町の出、この両者をクロスオーバーした谷崎はやはり只者ではありません。ただ谷崎の愛した店、今どの程度残っているのでしょうか。
2016年11月1日に日本でレビュー済み
全国各地のおいしいものを食べることに精力的だった人です。食べることは生きること。贅沢であるけれど幸せなことだと思います。貧しくても心は豊かになります。そんなところから彼の作品が生まれたのかもしれません。おいしいものを求めておいしく食べる、これこそが彼の生きがいだったのでしょう。私もそんな暮らしをしてみたい。憧れます。面白い一冊でした。
2016年6月3日に日本でレビュー済み
小説では何気なく読み飛ばすであろう食事のシーんや数々のエッセーから、文豪の美食生活を描き出したいい本です。
超お薦めです。
超お薦めです。