アーティストについて
参加アーティスト
(2)(8)ケン・ブース:ストレンジャー・コールとのデュオとして1966年にデビュー。その後はソロ歌手として70年代に「エブリシング・アイ・オウン」を大ヒットさせた。「ミスター・ロックステディ」とも呼ばれており、ジャマイカを代表するシンガーの1人。
(5)セドリック・マイトン(コンゴス):コンゴスはセドリック・マイトンとロイデル・ジョンソンによるコーラス・グループ。70年代後期、リー・ペリーの絶頂期にブラック・アーク・スタジオで録音されたアルバム「ハート・オブ・ザ・コンゴス」で聴ける呪術的な世界は、ペリーの最高傑作の1枚に数えられている。
(3)(12)ロイド・パークス(テクニクス):テクニクスは60年代初頭ウィンストン・ライリーを中心に結成。スカ/ロックスティディ期を代表するコーラスグループ。ボブ・マーリーを擁するウェイラーズが出現する前は、最も人気のあるグループの1つだった。
(7)キダス・アイ:ジャマイカ独自の宗教、ラスタファリズムの音楽ナイヤビンギの代表的バンド「ラス・マイケル&ザ・サンズ・オブ・ニガス」のメンバー。70年代後期に数えられるほど僅かなシングルしかリリースせず、映画「ロッカーズ」に登場したミステリアスなラスタマンこそ、キダス・アイである。
(10)ウィンストン・マカナフ&(7)(8)フィクシー:レゲエ、ソウル、アフロ ビート、ミュゼットなどのクロス・オーバーサウンドを聴かせ、フランス、ワールド・ミュージック・チャート1位! フランス版グラミー賞「ヴィクトワール賞」年間最優秀アルバム部門にノミネートされた、ウィンストン・マカナフ&フィクシー。ウィンストン・マカナフは、ジャマイカのヴェテラン・ルーツ・レゲエ・シンガー、フィクシーはパリのアコーディオン奏者。本作では別々の曲に参加。
(11)デラジャー:ジャー・ユーツ(Jah Youth)という名で活動していた2000年代の初頭に故シュガー・マイノットに師事し、彼のプロダクション〈ブラック・ルーツ〉から7インチ・シングルをリリース。その後アール・チナ・スミスやキダス・アイと活動を共にするようになり、注目される。70年代後半のレゲエ黄金期の感触を現代に復活させることを旨とするルーツ・ロック・レゲエ・バンド「ザ・ドンキー・ジョー・ボーン」とのアルバムはその筋から高い評価を得た。