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レイヤー化する世界 テクノロジーとの共犯関係が始まる (NHK出版新書) 新書 – 2013/6/5
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第一人者が克明に描く
情報技術の革新は、メディアや産業の構造を根底から変え、超国籍企業を生んで労働と富のグローバル化を加速し、国ぐにの力を殺いだ。ITを基盤としたシステムそのものが権力化するなか、個人もまた、生きかたの変容を迫られている。これから来る世界はいったいどのようなものなのか。そこでわれわれはどう生きていけばいいのか。斯界の第一人者が、テクノロジーの文明史を踏まえて未来の社会像を鮮明に描き出す。
- 本の長さ280ページ
- 言語日本語
- 出版社NHK出版
- 発売日2013/6/5
- 寸法11.2 x 1.5 x 17.2 cm
- ISBN-10414088410X
- ISBN-13978-4140884102
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商品の説明
著者について
1961年兵庫県生まれ。作家・ジャーナリスト。毎日新聞社で12年あまり事件記者を務めた後、月刊アスキー編集部に移籍。独立後フリージャーナリストに。ITと社会の相互作用と変容、ネットとリアル社会の衝突と融合を主なテーマとして執筆・講演活動を展開。
著書に『電子書籍の衝撃』(ディスカヴァー携書)『キュレーションの時代』(ちくま新書)『当事者の時代』(光文社新書)など多数。
登録情報
- 出版社 : NHK出版 (2013/6/5)
- 発売日 : 2013/6/5
- 言語 : 日本語
- 新書 : 280ページ
- ISBN-10 : 414088410X
- ISBN-13 : 978-4140884102
- 寸法 : 11.2 x 1.5 x 17.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 211,431位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について

新著『レイヤー化する世界』を刊行しました!
紙の本は、NHK出版新書から。
電子本は、セルフパブリッシングによってKindleStoreから。
どちらでもお好きな方をどうぞ!
【私の書籍のコンセプト】
インターネットやコンピュータのテクノロジは、われわれの社会をどのように変容させていくのか? ネットとリアル社会の境界部分ではどんな衝突が起こり、どのようにリアルはネットに呑み込まれ、そしてどのように融合していくのか? その衝突と融合のリアルな局面を描いていくこと。そしてその先に待ち受ける未来ビジョンを、できうるかぎり事実に基づいて描写していくこと。それが私の仕事の基本的なテーマです。
【私のバックグラウンド】
1961年兵庫県の片田舎で生まれ、大阪西成のディープな街・玉出で育つ。
母の再婚相手がトヨタ自動車の工員に採用されたのをきっかけに、愛知県豊田市に転居。地元中学から愛知県立岡崎高校に進学。文学や哲学書に埋没した思春期をすごす。
1981年、早稲田大学政経学部政治学科入学。前半はロッククライミングに熱中し、後半は当時普及しはじめていたPCを手に入れ、パソコン通信を使ったオータナティブな市民運動ネットワークの実験に参加。掲示板での議論に熱中する。
1988年、毎日新聞社に入社。以降12年あまりにわたって事件記者の日々を送る。東京社会部で警視庁を担当した際にはオウム真理教事件に遭遇。ペルー日本大使公邸占拠事件やエジプト・ルクソール観光客虐殺事件などで海外テロも取材する。
1998年、脳腫瘍を患って長期休養。翌年、糸が切れたように毎日新聞社を辞めてアスキーに移籍。月刊アスキー編集部でデスクを務める。
2003年、独立してフリージャーナリストに。以降たったひとりで事務所も構えず、取材執筆活動に邁進中。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
歴史については、これまで学校教育で習う様な視点では無く、一貫して社会構造の移り変わりと言う視点での解説である。
レイヤー化された新たな世界では権力による上からの支配は無くなり、(場)と言う言葉を用いて、全ては(場)による下から支配へと変わって行くと言う。
非常に興味深い内容でした。
この思想に当てはめると僕はAmazon と言う(場)からkindleと言うデバイスで電子書籍コンテンツレイヤーの一つを入手し、レビューと言うレイヤーを一つ作ったんだな。
(場)を利用し利用された。
読みながら「支持政党なし」の方針が頭をよぎった。彼らは国会に(場)を持ち込もうとしているのではと…
アマゾンの書評ではネガなことも書かれてるけど、今後のことをダイナミックに予測しているという点で、読む価値はありました。なので星4つ。
★★★★☆
=====
■前半部「世界がこれまでどう変わってきたか」
中世から近代、現在について、世界の構造や権力の成り立ちなどを描いています。
目的は、いまは当たり前だと思われている「国民国家」が、実はここ100年でたまたまできたシステムに過ぎないということを示すこと。
ぼくらが高校で習う世界史はヨーロッパ中心の歴史観に依っているが、実は中世までは世界の中心はアジア(というかユーラシア大陸の真ん中らへん)にあった。
そこでは、「帝国主義」という、「国民国家」よりも緩いつながりで地域や民族、人々はつながっていた。
陸中心の社会で、陸路を握っているモンゴル、トルコ、中国が繁栄していた。
それまで辺境の地だったヨーロッパは、海に活路を見出すしかなかった。だから喜望峰に到達したり、アメリカ大陸を見つけることができた。植民地という仕組みを最大限に活用し、ヨーロッパは繁栄を極める。
ナポレオンが登場し、「国民国家」をいうシステムに乗っかって戦争をして、勝ちまくった。「国民国家」の「国」という幻の概念を作り上げてその国のためにみんなで戦う、という仕組みは近代戦争ではとても強かった。
そして世界各地に「国民国家」という仕組みが広がり、世界大戦へと歴史は進んでいく
ここらへんはたぶん色々な歴史学者が考えていることで、佐々木さん独自の見解は無いんじゃないかと思います。(推測)
■後半部「世界はこれからどう変わっていくのか」
ここからは、みんなも漠然としか想像できないところだから、佐々木さんなりの持論が展開されていきます。
世界はレイヤー化されていき、「場」が世界の中心になり、「場」を支配するものが権力を持つようになる。「国民国家」の力はどんどん弱まっていく。
というようなことが書かれています。
(前半部こまかく書きすぎたから疲れた。。。詳細省略。買って読んでみてください。)
■感想
ここで描かれた未来で成功できるのは「場」を作って運営するか、「場」をうまく利用することができる人。どっちを選ぶか、今後、人生で選択を迫られることがあるかもしれない。
こういう世界になるんじゃないか、ということは賛成。佐々木さんも抽象的にしか描けてないので、本を読むだけでは具体的な未来の姿まではイメージできないと思う。でもそこはそれぞれが自分で考えるところですね。
自分がどうしたらいいのか。レイヤー化された世界では、いろんな人と仲良くなる能力が大切になる気がしました。あとは、自分の得意分野を持っておくこと。それは趣味でも仕事でも。というか、趣味と仕事の境界はどんどん曖昧になっていくでしょう。
アマゾンのレビューを見て感じたこと。
この本の後半部みたいに、まだ分からない未来のことを考えて、形にするのってとてもエネルギーがいることですよね。でもそれをただ単に批判するのってとっても簡単ですよね。特に重箱の隅をつつくような批判。「ここが違うんじゃないか」「現状認識が甘い」…etc
でも、そんな批判って本当に無意味。何も生まないですね。
そんなことより、外れててもいいから将来何が起こるかについて自分の意見をしっかり持っている方が100倍大切だ。そういう人になりたい、と思いました。
現在までのコミュニティの成り立ちを世界史を紐解きながら丁寧に解説している。
経済、軍事、宗教、民族など重要な観点から冷静に分析されていて、とても面白かった。
前置きとしては長く感じたが、必要なボリュームかも知れない。
さて、ようやくたどり着いた後半で描かれる未来の予兆。
WEBを軸としたテクノロジーを駆使して世界中の小さな世間と繋がっていく。
そうすることで、個人のアイデンティティを確立する幸福感。
巻末に紹介される人々の事例は尊重するし、筆者の一貫したテーマにブレはないと感じた。
ただ、他の著作と比較して、そこに爽快な読後感はなかった。
前半があまりにも壮大な内容だったので、森永卓郎氏的な心構えのすすめに正直、拍子抜けした。
先日、佐々木俊尚さんの「レイヤー化する世界」を読んで、僕はそこに描かれる近未来的思想に恐怖を感じた。それは高校の時に初めて言葉を聞いた「アイデンティティ≒自分らしさ」が多様に努力していかないと喪失してしまうんではないかという恐怖である。
なぜそのような恐怖を感じたのかは是非本を手にとってほしいが、その恐怖、畏怖は完全に間違っていないものの、作者の要旨とは視点がずれていることに同作者の「キュレーションの時代」を読んで初めて理解した。
キュレーションの時代では、社会が多様化し、一元的な情報だけでは価値を見出しにくくなった、従い各人が興味関心はもちろん懐疑的な印象の持つ情報を含めて、それらをキュレーター、つまり学芸員のように一つのコンテンツ含め世界に広がる情報全てに対し、様々な情報を杭にして打ちこみながら、新たな情報の価値もしくは情報そのものを与えてくれる存在のニーズについて書かれていた。
それを基に、レイヤー化する世界ではそれをもっとミクロに考え、社会のニーズがそのように変化するならば、個人一人ひとりもそのように魅力を持つ人が注目されるはずだ。と書かれていると思われる。
余談だが一言で言い表すならば、『都合のいい甘えた考えを抜きにした「世界に一つだけの花」』であると付け加えたい。この本には「正直者がバカを見ない」施策を考える上での思想が書かれている。
それ故、巨大な変化が起ころうとするとき、それを認識し、受け止め、
適応していくことは、多くの人にとって大変難しいことなのでしょう。
この本では中世からの歴史を紐解き、世界のあり様が何度も
大きな変化を遂げてきこと、その変化の背後では
「活版印刷」「産業革命」「ヨーロッパ人のアメリカ到達」などの
イノベーションや新発見が必ず作用していたことを示します。
では、インターネットの進化という大きなイノベーションに
直面している我々の世界はどのように変化していくのか?
大きな歴史俯瞰の中で現代を眺めれば、今の世界を規定し、
我々が当たり前のものであると考えている「国民国家」
「民主主義」「資本主義」といったものが、脆くも崩れ去る
運命にあるという衝撃的な話しも、さして驚くにあたらない事に
思えてきます。
最後の第三部「未来」で佐々木氏は、この世界がどのように変わろうとして
いるのか、我々はその世界をどのように捉えて生きていくべきか
一つの像を提示しています。三部で書かれていることは
未来の予測を交えた話であるため、二部以前に書かれている過去の
歴史の解説と比べると、急に薄っぺらくなり、説得力が低下する感は
否めません。
他の方のレビューを見ると、この部分だけをとらえて低評価としている
方が多いようですが、全体としてみると、巨大な変化を目の前にしてい
る現代、これからの世界と生き方を考える上で、多くの人に読まれるべ
き本だと思います。
個人的には「天皇制」についての解説部分が大変痛快でした。
変化に対する「恐れ」と「不安」に苛まれる先進国の日本で、
ナショナリズムが台頭し、ヘイトスピーチで「ソト」に対する攻撃に
勤しむ人が増えていることと、この本の中で示されていることが符合し
ているのが興味深いところです。
歴史を踏まえたうえでの現在の立ち居地について素晴らしい解説。
ただ、完全にレイヤーに飲み込まれるまでに半世紀以上は必要と
思われるため、現在が新帝国主義時代である、という佐藤優さんの
著書と合わせて読まないと未来を読み違える思われました。
どちらにしても必読の素晴らしい本です。
テクノロジーのみならず、歴史、政治、経済、社会と幅広い視点から現代社会を深く鋭く解き明かす。
最後に過去と未来がつながり、未来にいかに備えるべきか読者への愛が語られる。
未来は決してバラ色ではない。それはテクノロジーとの共犯者である我々自身の選択の結果でもある。
ビジネスパーソンや学生はできるだけ早く本書を読み、自分で考え抜いて未来に備えるべきだろう。
余談になるが、各部の頭に気の利いた短編小説が載っており、ここだけでもおもしろい。